その1晴夜が見に行った芝居、バレエ、ダンスパフォーマンス等の舞台の感想を書いていきます。
評価は4段階 S=最高!! A=良かった B=イマイチ C=さいてー
基本的にネタバレありなので、ご注意ください!
米屋・仕立屋・大工・薬屋は、決まり切った日常を妻と平凡に過ごしていた。その「蛍の街」に、蛍を探しに来た少女と詩人(言葉売り)が訪ねて来たことから、だんだんと彼らの日常が崩れていく。 冒頭、死に装束の女性たちと捕虫網を持った少年たちの競演。絵画的でもあり幻想的。美しい物が壊れていく様子を端的に表しているのでしょう。 死に装束の女性達は前半、不気味な物の象徴として登場。ひっそりと家の中にいる、と言うような場合でも不必要に手をくねらせて階段のへりを掴んだり、ちょっと表現過剰。そこまで怖がらせておいて、後半その要素が全く現れない。 また、動きがぎこちない。和服を着て身体で表現するというのは紅王国でも良く行う手法だが、紅王国とは動きが全く違う。やっぱり紅王国は凄いんだな、と思った。 詩人役の人は、自分の役を掴みきる前に本番が来てしまった、という感じだろうか、と邪推。 科白全体的に迷いが感じられた。また、少女やレイカ(婚約者)とからむシーンでは、どういうわけか距離感が妙だった。女優さんに遠慮している? 乞食役の人は、最初とても良かった。あの乞食の衣装を着こなせるのは彼くらいかも?(赤フンなんて初めて見たです、私) 看板屋の衣装も似合っていたし。が、どうして、どうして、月子との良いシーンで棒読みなのだー!!!! もっと思いっきり甘くしてみたりとか、少しバリエーション変えてみればいいのに。ずっと一本調子なのはどうなのか。 ラストの蛍を表す光も、リアリティを追求したのかも知れないけど、もう少し美しくはならないか。 確かに蛍の火は緑で弱い光なのだが、あれでは、緑色のセロファンに光をあてて後ろから照らしているようにしか見えなかった。 まだ、豆電球を大量に点滅させた方が良かったと思う。 しかし、芝居を見ながらこういう感想を持っていたのだが、それらを吹き飛ばすような展開が待っていた。 舞台が暗転した。しばらくして、客電がぼんやり点いた。舞台の上では死に装束の女性が座っている。 何も起こらない。 終わりにしては、役者が最後舞台で礼をするでもないし、スタッフが「本日はご来場ありがとうございました」などという挨拶をするわけでもない。そもそも一人死に装束の女が板の上にいるのだ。なのにいつまで待っても何もない。 客はとまどう。終わりなの? 帰っていいの? で、結局、終演の拍手はなく、客は首をひねりながらばらばらと帰る、というそういう幕切れだったのだ。 はっきりいってがっかりした。事前にアンケート用紙が配られていたが、「客」をいっさい無視したようなこの処遇に、誰が感想なんて書くか、と反発心を抱いた。 拍手する間も客に与えないなんて、いくつも芝居を見てきたけど初めてだ。 もう見に行かないと思います。すみません、心がせまくて。 |
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カーニバルに興じるスペインの貴族フランシスコのもとに、フランスがスペインに宣戦布告したという知らせが入る。フランシスコは親友のアントニオと共に、軍人として参戦することに。 戦線は不況、アントニオは捕らえられ、フランシスコは銃に撃たれてしまう。もともと共和制に興味のあったアントニオはフランスに協力することを誓い、自分の身を守る。その頃フランシスコはジプシーに助けられ、二ヶ月間の眠りから覚めた時には過去の記憶をなくしていた。(主演は絵麻緒ゆう&紺野まひる) またしても宝塚。動く少女マンガの世界にすっかり魅了されてます。 面白かった!! もう一回見たいよ。 こんなに宝塚歴の浅い私なのに、雪組は2回目。でも、今回本当に思った。やっぱり宝塚は洋モノだと。初めての宝塚が春琴抄(舞台名は「殉情」)ってのは邪道ですな。 その「殉情」が雪組の公演で、今回の主役二人のコンビだったのです。 えらく印象が違います。まず、この二人、とっても歌が上手い。声が合っていてハーモニーが綺麗。 特に、紺野まひるさんの声は絶品です。 それから絵麻緒ゆうさんは、しゃべり方・声の出し方が自然で大変聞きやすかったです。 実は「殉情」の時には、この二人を良いとはあんまり思わなかった。今回開眼した気分です。 絵麻緒さんが惜しいのは、腰の辺りと頬・顎のラインが丸いところでしょうか(女性だから当然なんだけど)。スーツの上着を脱いではいけません。 この舞台でこのお二人は退団されるということで、サヨナラ公演だったのです。(ラスト舞台は来月ですが) レビューのラストもそういう歌詞だったりして、なんだかしんみり。 トップスター就任が今年の2月だそうで、……早いですね。半年強ですか。 今日発見したこと。キャスト表は、ロビーにあった! プログラム買わなくちゃいけない、というわけではないのだった! やった! そして宝塚観劇は今後も続きます……。 |
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京都で旗揚げし、4年間動乱の幕末を駆け抜けた新選組の興亡を、土方歳三の回想として描く。 新選組の歴史のダイジェスト版とも言える作品。 私は、基本的に新選組モノの芝居は、思い入れが強いためにそれなりの評価しかできないんですが、これは良かった。 不覚にも、ラスト泣いてしまったほどだ。本当に不覚だ。 内容的には、上記のとおり、ダイジェストであって、普通のことしか描かれていない。 たとえば、春に見に行った「引力とテクニック」のような、独自の解釈や独自の表現方法など、目新しさ、オリジナリティは皆無だった。あくまでもオーソドックスな普通の時代劇だった。 なのに、何故……。くそー(笑)。 役者がとても良かった。 特に土方を演じた藤原習作さん、近藤を演じた渡辺城太郎さんの二人は秀逸。 渡辺さんは、池田屋のシーンの殺陣がとにかく迫力があって、保存版にしたいくらいの鋭さ、強さがあった。普段の近藤の、多少茫洋とした大らかさも良かった。よく響く声も合っているし、はまり役? 藤原さんは、無表情でありながらの心理表現が上手いと思った。 表情はまったく消しているのに、ショックを受けているとかむかついているとか、そういうのが客席に伝わってくる。土方さん贔屓の私が、今の表情いいな、と思ってしまう。 全体的に、この劇団は殺陣がとても上手い。 原田左之助役の役者さん、槍さばきが上手かったし、本当舞台の上なのにものすごい迫力。 この間見に行った「侠」はイマイチだったのは現代モノだからか?? 脚本は、でもちょっと評価辛いです。 オリジナリティが皆無だというのも、どうかと思うし、いろいろな物を盛り込みすぎている。 少なくとも、松原忠司はいらないでしょう。 あの芝居で松原がいる必要性もないし、心中も唐突で、知らない人はなんだか分からないのでは。 沖田の描き方が弱かったのは、わざとかな。 構成にしても、土方の回想から始まっているのに、何故かラスト(締め)は沖田の回想……。これは統一しといた方が良くはないだろうか。 それにしても、インパクト強かったのは東雲太夫ですね。あんな東雲見たことないよ。 |
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ルジマトフをフィーチャーした、バレエの催し。いろいろな演目の一部分を連続で見せる構成。 眠りの森の美女、ラ・シルフィード、海賊、アルビノーニのアダージオ、春の水、記憶のかけら、白の組曲、ドン・キホーテ、そして放蕩息子。 このうち、ルジマトフが出たのはアルビノーニのアダージオと記憶のかけら、放蕩息子の3作品でした。 それにしても、ルジマトフって凄い。 バレエダンサーっていうのは、誰にしても鍛え抜かれた体躯の持ち主だと思うんだけど、この人は本当に人の目を惹きつける魅力がある。 大勢の中にいても、それと解る。言うなれば、太陽のようだった。光り方が他と異なるのだ。 もっと見たいという気にさせられる。事実、私はルジマトフの演技を、全幕上演で見たいと思った。 ルジマトフは太陽だけど、私はミハイル・シヴァコフのファンになりそうです。とにかく色っぽいのだ。「海賊」が特に良かった。「ドン・キホーテ」も良かった。 バレエはあまり詳しくありません。見た事ある演目も「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「ラ・シルフィード」「ナポリ」の4作品だけ。 科白が一つもなく、全てを体だけで表現する、というのが気に入っています。表情や仕草、動作、それら一つ一つをヒントに観客はストーリーを追っていく。とても楽しいです。また、様式美の美しさ。今度機会があったら「海賊」と「ドン・キホーテ」を見たいなと思いました。 |
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全身タイツの男優10人で送る、オムニバスコメディ。 くそ暑い時季に、くそ暑い企画(笑)。しかも場所はSETアトリエ……。 面白かった。げらげら笑った。 企画を知った当初から、是非行きたいと思っていたんですが、もう最高です。 特に、こうした企画物には欠かせないでしょう、野添義弘さんのキャラがもう、最高におかしい。 ホワイトライダーとか、振りだけであんなに笑わせられるのは、ほんとキャラだなあ、と実感。 宮内大さんは、カラスネタの時に、全身黒タイツで決めていまして、一番スタイルが良かったので見とれていました(笑)。 ラストはシモネタだったけど、面白かったから、まあ許そう。 それにしても、私のチケットを切ってくれた人、白土直子さんだったんですけどー!! 絶叫物です〜。 |
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過去の演目一覧を見ていると、どうやら時代劇と任侠物ばかりをやっているような、当劇団。 前回時代物を見に行ったので、今回は任侠物を見てきました。 が、…………稽古不足?? 初日だったからかも知れませんが、かなりあちこちで失敗してまして、目を覆うような出来栄えでした。評価Bは甘いくらいです。 引っ込む時に役者同士ぶつかる、科白を忘れたことに気付いたらしく袖に引っ込む時に不自然に言い直す、(しかも思い出した時に笑ったぞ、役者!) 、心情変化をまったく表そうとしない役者さん、等々。 まあ、主演俳優さんは色っぽいし、任侠物ってのはそもそも男の色気でしょうから、そこで研究をストップしちゃったのかも知れないけど、でもそれでいいの? お客さんは大入りだったけど、ほんとにいいのかな。 次回公演、見に行くのどうしようかちょっと悩み中。……でも新選組なんだよなー。うーん。 |
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本当に見に行って良かった。最初は、ドタバタコメディぶりに引いていたのですが、気付いたらのめり込んでました。 これもお定まりな展開なんだけどさ。だけど、どうにもやはり、好きみたいです、ファンタジー(笑)&少女マンガ。 今回特筆すべきは、タケハヤ役の佐藤仁美さん。自分を男だとずっと信じていて、強いかっこいい兄のようになりたい、とスサノオに憧れ、だけど本当は女だった、という役。「恋に生きるわ!」的科白はいただけなかったけど、基本的にこういうキャラは大好きなのだ。佐藤さんは本当に上手くて、完全にこの芝居を引っ張っていました。私はてっきり舞台女優さんだと思いこみ、どこの劇団の人だろうとネットで検索してみたら、なんとホリプロスカウトキャラバンのグランプリ受賞者なのですね! 本気で驚きました。 それと、野村佑香ちゃん。舞台、行けます! もうこのまま舞台女優さんになってもらいたい。可愛いよ。動きはなんだかマンガチックでしたが、とりあえず役に合っていた。 少なくとも、中学の私なら、きっと「文化祭でやろうよ!」と言い出しかねない芝居でした。勢いで思わず台本まで購入してしまいましたが、使うことは一生ないでしょうな。ははは。 |
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ごめんなさい。あらすじは割愛します。 岸谷五朗さんと寺脇康文さんが、SET時代はさぞかし人気があったんだろうなー、というのを実感しましたね。 西村雅彦さんも加えて、アドリブが得意な人達が揃っていて、それを高島礼子さんがいい感じに締めていて、バランスが良かったです。 私は高島礼子さんがあそこまで舞台で魅せられる女優さんだと予想していなかったので、嬉しい誤算でした。是非是非もっと舞台で拝見したいです。 途中、死体がたくさん踊るシーンがあるのですが、ベッドから起き上がった際、思わず「屍鬼」を思い出してしまいましたよ(笑)。起きあがりだ!!なんてね。 |
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ギャンブラーのスカイは、サイコロ賭博師のネイサンと、宗教の伝道師であるオカタイ女史・サラを落とせるかどうか、賭をする羽目になる。(主演は紫吹淳&映美くらら) なんて、2行であらすじ紹介を終えてしまってすみません。 なんというか、やられました。なんだかんだ言っても、私は少女マンガで育っている世代なのです。こう、ちょっと不良っぽい青年が優等生な女性に手練手管で迫り、最初は遊びだったのが次第に本気になる、っていう話の運びは、もうどうにもツボなんです。お定まりだって頭で解っていても、気付くとドキドキしている自分がいるんです。ってなわけで、もう本当に完敗でした。 これで宝塚の観劇は2度目なんですが、だんだん解ってきました。これは、「動く少女マンガ」なんですな。 とはいっても、なんだかほっとけない気がしているので、おそらくまた出掛けることになるでしょう。 マイクのせいか、カツゼツがイマイチで……。声も気になったし。過去にこの演目を、大地真央さんがやったみたいなのです。それも見たいな〜。 |
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チラシを見ると、「日本一を争う剣道大試合開催決定」とあり、大試合にエントリーした剣豪達の面々が幕末の志士たちで、それも北辰一刀流とか神道無念流とか、流儀ごとにラインナップされていて、主人公は「三流道場試衛館で黙々と稽古に励む土方歳三」と書いてあるので、これは、新しい解釈(パロディ)による幕末の世界を構築した芝居なんだろうと思いでかけてみたのでした。 結果は、まあ、それなりに脚本家のオリジナルな発想によるキャラが幾人もできあがっていて、幕末物の芝居としてそこは評価できました。面白かったし。かっこつけの桂小五郎(意味もなくチャンピオンベルトを持っている)とか、頼まれたら断れない永倉新八(ほんとは桂のパシリだったのに、剣術バカの土方がほっとけないためずっと一緒にいる)とか、試衛館近くの寺を経営する諾斎(のちの斉藤一)とか、新解釈で楽しめました。 (伊庭八郎の江戸のファッションリーダーってのは設定がいかしきれてなかったけど) でも逆にこの設定を生かすなら、無理に史実をなぞらなくてもいいのにとも思った。それでかなり時間が長くなっている。蛤御門の変も竜馬の死もいらないんじゃ?もちろん鳥羽伏見も。 衣装もなかなか。時代物だからってばっちり着物にしない。洋服を改造して、時代劇に見せている。袴の代わりに幅広のズボンをはかせたり、着物の替わりにパーカーもどきみたいのを着せていて、さらに流儀ごとに分かるように同じ上着にしてるのも工夫が見られて良かった。新選組の例の羽織のデザインも改造洋服で良かった。局長が胸に三本ライン、副長が二本、ほかは一本ってのも面白い。(首の後ろのところに一番隊は「一」とか十番隊は「十」とか、局長は「勇」だったりそういう遊び心も楽しい) 音楽は、途中暴れん坊将軍のBGMを使ってて面白いと思ったけど、場面上生かし切れてなくて残念。もっと効果的に使えば良かったのに。 が、うーん、これってどうなの? どうしても素人くささが抜けない。というか、これって有りかなあ。興業打つんだからそりゃチケット料金も発生するだろうけど、(実際安いけど) 「劇団」として評価していいのかな。全体的に役者は力不足。いや、そういう風に他の劇団と同レベルに評価していいのかってことなんですけど。 彼らは楽しんでやっているんでしょう。それはよく伝わって来ます。だからきっとこういう劇評も関係ないのかも? 自分たちはあれでいいんだって思っているかも知れない、と思ってしまう。 若いだけに一生懸命で、舞台狭しと走り回っている(セットが壊れるかと思ったことも何度かある)。でもそれでほんとにいいのかな。どうしても、「自己満足」の感は拭えませんでした。 |
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アメリカの自動車整備工場(資料によると50年代)にふらりと現れた流れ者の男ルカ。工場主の妻に一目惚れしたルカは、従業員募集中の張り紙を見て、整備工場の一員として働くことになる。工場主妻ラナも中年の夫に飽いていたところだったので、ルカとは転がるように恋に落ちていく。そしてルカは、ラナの妹の恋人アンジェロをも誘惑する。「カルメン」の男版とチラシには書いてます。 チラシにはミュージカルと書いてあったけど、これはダンスパフォーマンスですね。科白は一切なく、表情と体の動き(ダンス)とでストーリーを理解していくタイプ。オケピには東京フィルハーモニー室内合奏団。ビゼーのカルメンをアレンジした音楽に合わせ展開していくストーリー。 はじめ、客電が付いたままなのに舞台の上では車の整備が始まり、飛び散る火花。そしてばらばらと人が増え、舞台の上では整備工場の日常が繰り広げられる、という開演の演出はかなり面白かった。 全編双眼鏡が手放せず、表情を見たり細かい手元を見たりと、かなり集中しました。(私の席が後ろだったということもあるけど) クラシックバレエもそうだけど、無言劇はとにかく観察が命。チラシに騙されて「ミュージカル」だと思っていたので、こんなことならけちらずにS席を買うんだった。 ダンサーは厳しいかも知れないけど、途中の休憩はない方が良かったのではないかな。 私は前半と後半と、かなり評価が異なります。前半はもう開演の様子も面白かったし、その後の展開も息を吐かせず良かったのですが、後半は結構だれました。拳銃のシーンは本来迫力があるところだと思うんですが、ラストの展開も、ちょっと首をひねってしまう。原因となる人物がいなくなればそれでいいの?って感じ。それにいつの間に拳銃が2つに・・・? それとルカが酒浸りになってたけど、もっとタフなキャラでも良かったかも。 もう一回見れば評価は変わるかなあ。 でも前半は面白いです。前半はおすすめです。 あ、前半(の初っぱな)に、整備工場で働く男達のシャワーシーンがあって、これはちょっとそそられました。あの肉体美! 悩殺ですよ。筋肉が美しくてガタイがいいんだもんな〜、かっこいいよな〜〜。 それと、数組のカップルの中にひっそりと脇にゲイカップルがいたりして、これもイギリスならではで面白かったです。 |
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ストーリーを説明するのが大変難しいので、出てくる人物を挙げると、清水次郎長、黒駒の勝蔵、お役者吉次、弁天の菊之助、新門辰五郎などなど。時代物、というか幕末物でした。 劇場で配られているチラシをみてからというもの、是非是非行きたいと思っていため組。 前回の公演・岡田以蔵も本当は行きたかったんだよ〜〜〜。 ってなわけで、今回とっても楽しみにしていました。 全体的には、登場人物が多すぎて、話も今ひとつ散漫でしたが、この劇団は、役者がいいですね。 というか、男優さんが、個性的魅力的で、見ていて大変楽しいです。だから評価が甘めです(笑)。 それに比して、女優さんは層が薄いように感じました。今後の課題はここにあるでしょうね。 立ちまわりが美しい。ただ殺陣だけでなく、ステージという枠をとっぱらう視覚的効果も狙っていて、やはり見せ場はここなんだな、と分かる。 着物の下に、ちらちら彫り物が見えて、これはいつか脱ぐなと思っていたら、やっぱりいいところで脱いでましたね。もうちょっと背中で男の生き様が表現できるとなお良いですが、さすがにそこまでは無理でしょうか。 新宮乙矢さん、藤原習作さんが良かったです。・・・と思えば、このお二人はこの劇団の看板俳優さんなのでした。なるほど・・・。 |
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谷崎潤一郎の「春琴抄」を、現代の若者カップルを案内役に描く恋愛物。(主演は絵麻緒ゆう&紺野まひる) 初めて宝塚の舞台を見た。イメージ先行でかなり敬遠していたが、やはり一度見ておこうと思った。 が、チケットが取れない!! ようやく取れたのが、これでした。和物であり、遠征。チケットが残っているわけです。 女性が男役をやる。先月、男性が女役をやる芝居(月の子)を見たばかりだったので危惧していたが、始まってしまえば違和感を感じるどころか自然に入っていき、むしろ懐かしさすら覚えた。なぜだろうと記憶をたぐって結論。 私のいた中学・高校演劇部では、女子が男役をやることが当たり前だったのだ。だから懐かしいのだった。 「春琴抄」はもともとストーリーが好きではないため、私は入り込めなかったが、周りのお客さんは泣いていた・・・。 私はこの芝居を見て発見が二つあった。 一つは、宝塚は面白いということだ。なぜか小ネタが満載で、メインがしゃべっている時脇で何かくだらないことをやっていたり、吉本新喜劇ばりに全員がこけたり、はりせんこそなかったけど、往復ビンタがあったり。しかもはずすことなく、これが結構可笑しい。宝塚は2枚目だとばかり思っていたのだが、三の線もいけるようだ。 二つ目は、結構歌が下手(笑)。たまたまなのかも知れないが、これでお客さんに聴かせてもいいの?という人がいた。 とにかく、イメージと違うのだ。気になる。チケットさえ手に入ればまた行ってしまうかも。 気になった役者は音月桂さん。現代の若者カップルの青年(少年?)を演じてましたが、映える! 他の役も見てみたい。 中学の時友達がよくやっていた、二本指を額あたりから前に出して挨拶するポーズをカーテンコールでやられてしまいました。 ところで、キャスト一覧表が配られないんですけど。パンフレット買えってか。宝塚ってみんなそうなの?? |
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父親の運転する車が海へ転落。一家心中をはかった事故から奇跡的に助かった12歳の少年。彼はこの事故のショックから、事故のあった5月1日になると、時間を飛び越え数年後、数年前の自分にトリップするようになる。 彼を引き取った父親の兄(つまり伯父)の家で、従兄妹と一緒に暮らすようになるのだが、2002年の今になっても、先に知ってしまった未来の自分の姿に捕らわれ、「今」を生きることができない。そんな彼のもとに、アンドリュー・ワトソンの風景画が持ち込まれる。 一応評価はAにしましたが、かなりおまけなAです。でもとっても面白かった。 キャラメルボックスのお芝居は2回目。前回見た「ブリザード・ミュージック」よりは、テンポもよくなかなか見せる芝居でした。 主題も伝わってきましたし、兄(ホントは従兄)との軽快なやりとりも楽しかった。 が、アクションが地味で迫力もなく、また、一応絵の贋作・真作といった話も盛り込まれているはずなのに、インパクトが弱い。 似たような主題を扱っていたと記憶している、その昔(10年以上前)見た劇団都市彦の「ムーンシャイン」という芝居の方が、小劇団でありながら余程見応えがありました。 劇団及び芝居(作品)のグッズなどを大量販売しているロビーなどの様子を見ていると、ちょっと眉をひそめてしまいます。もっと楽しめる芝居づくりに力を使えばいいのに、と。まあ、経営も大変?なのでしょうが。 |
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時は天保、下総の宿場町を舞台に繰り広げられる、利権の奪い合い愛憎劇。 シェイクスピアの数々の作品(リチャード三世、リア王、マクベス、ロミジュリ、ハムレットなど)が織り込まれたパロディー風味のシリアス時代劇でした。 装置も衣装も華やかで飽きさせない。音楽もヘヴィメタルを使用し、時代劇だけどかなりマッチしている。(ヘヴィメタルを使用するのは劇団新感線特有の演出かな)。桜の花びらの演出、提灯を巧みに使った演出、血しぶきの演出、どれもこれも美しく象徴的。 役者も良い。力のある者ばかりを使っている(約一名除いて)。 なのに、何故、こんなに面白くないのだ。はっきりいって4時間の芝居は長い。 とにかく散漫。シェイクスピアのパロディが中心なのは分かるけど、ストーリーが無理矢理押し込まれていて、芝居として成功していない。故に客は4時間もの忍耐を強いられる。 役者で一番良かったのは、キジルシの王次役の阿部サダヲ氏。輝いていた。彼の他の舞台を是非見たい。 主演の上川隆也氏は、テレビよりも舞台の方が数段映える。邪悪で醜悪な主人公をうまく演じていた。 二役の沢口靖子さん。彼女の演技力についてはテレビ等で承知しているため、覚悟をして見ていたが、頑張っていた。もちろん錚々たる共演者たちにおいて力不足の感は否めないが、それなりに二役の演じ分けをしていたり努力の跡が見えた。しかし、いかんせん声が舞台向きではない。特に歌をうたわせてはいけない。 |
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舞台は香港。超凄腕の大泥棒ジェフ・ウォンは、香港マフィア・トニーから大仕事を依頼される。恋人との新生活のため足を洗おうと考えていたジェフは、これを最後の仕事と決め、仲間とともに建物に忍び込み金庫を開けるが、なぜか金庫は空っぽであった。そこへ警察が乱入し、仲間のディッキーはジェフをかばい死んでしまう。ジェフは投獄されるが、その獄中で、警察から刑事(ディッキーの兄)と組んでの潜入捜査を依頼されるのだった。 というわけで、実に実にハードボイルドな内容でした。香港マフィア、警察、凄腕大泥棒、そして何故か日本のやくざ、DVDマニアの関西人が織りなす、かっこいいアクションコメディー。ギャグに大笑いし、銃撃戦にしびれた、あっという間の2時間でした。 はっきり言って、惚れました。なのに、この公演をもってMOTHERは解散するのだそうです。もっと早く知っていれば、たくさん公演を見に行ったのに〜〜。悔しいです。 ジェフ役の升毅さん、絶対この人ナルシストだわ〜。でもそれだけにかっこよかった。煙草を吸う仕草一つとっても、きちんと計算されているのだ。空気を作るのが上手で、初っぱなから引き込まれっぱなしでした。 脚本も、どんでん返しがあったりして、ひたすらかっこいい。日本語・広東語が通じない演出なんかも上手かった。 エンターテイメントの王道って感じでした。 科白に、心に残る一言があれば、もっともっと良かったですが。(なのでS評価ではなくてAなのだ) DVD発売されるそうなので、購入を予定しています。 |
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ナヴァール国の国王は学問に精進するため「3年間粗食、3時間睡眠、女性には近付かず、ひたすら学問に励む」という触れを出す。王とその家臣たちはその法令を遵守しようと誓いを立てるが、フランスから王女が国王の使いとして訪れたことで、恋の波乱が巻き起こる。 元ネタはシェークスピアの同作。スーパーエキセントリックシアター風にアレンジし、歌とダンスとアクションに満ちた楽しい作品となっています。古典が原作とあって非常に分かりやすいので、むしろ子供向けとも言えるかも。 はじめ、どうなってしまうかと思ったのです。役者が空気を作り出せずにいるような気がして、はらはらしながら見ていたのですが、ベテラン田上ひろしさんが登場したら、ぐっと場が落ち着きました。ベテランって偉大だわ。 今回セットが素晴らしかった。ヨーロッパの庭園風の装置が中央にあって、奥にはブリッジ。中央の装置を、黒子(マスカレードと天使のはねを付けた白い人二人)が回転させることで、場面に変化がついて面白かった。最後のイルミネーションも綺麗。 だじゃれ満載でげらげら笑ってみていました。ラスト近くでナチス・ドイツの話が出てきて、この芝居のテーマらしい「人と人が愛し合い共に生きていくことの素晴らしさ」ひいては戦争反対、という物が見えてきて、それはそれで良かったんだけど、全体の流れとしてあそこに出すのはどうかな。もっと真ん中辺りに持って来れなかったかな。最後に重くなってしまって、最後締まらなかったように思います。話の全体として、やっぱり最後は大団円になる方が自然で、重くならずにあのテーマを打ち出せなかったかな。 それと、国王とその家臣がロシア人に扮して王女たちを口説こう、というシーンは、原作にあるのかもしれないけど、やはり不自然で、あれはない方が良かったかも。 贔屓の役者・白土直子さんは相変わらずの味を持っていて良かった。格闘技好き少女で気が強くて、でもちゃんと王女に見えるのだ。もう一人の贔屓の役者・宮内大さんは、主役にはまだ早いかなあ。でも王女を抱える姿はかっこよかったけど。 他に気になった役者さんは、ロザライン役の長谷川紀子さん、デュメーン役の西海健二郎さんかなー。 |
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人間の娘が馬と愛し合いながらも引き裂かれた悲恋物語に由来する神・オシラサマを題材に展開。 紅王国らしい美しい舞台&昭和初期のレトロであり象徴的な一文化により表現される人間の深淵が、一つの世界を構築し、魅力となっています。 過去5作にも描かれてきた選民思想が物語の軸でもあります。 私は紅王国の芝居は大変好みで、たとえストーリーの主題が私の意見とは違っていても、惹きつけられてやまないのです。 今回強く思ったのは、今までで一番バランスがいい作品だ、ということでした。 作り上げられた世界に、舞台美術も音楽も役者も脚本も、きっちりおさまっている。役者もこの作品はみんな良かった。作品の中で動いていた。 特に良かったのは、鰍沢ゆきさん、末次浩一さん、円谷奈々子さん。独特の雰囲気を持っていて、それを生かした演技が光っていました。 私は「化蝶譚」「水神抄」のような、現実と異界の狭間、人と魔の狭間のような物が好きなのですが、聞いた話によると、これは好き嫌いが分かれるようで。比べて「人造天女」はもっと大衆向けといったような作りをしている芝居だったのですが、これを好きな人と前者を好きな人は対極にあるようなイメージを私は持っています。 今回の「御蚕様」はそれを思えば、両者の融合的な印象を受けました。化蝶譚的美しいレトロな作品世界を描きながら、大衆向け作品が好きな人にも分かるように、メッセージを読みとりやすい言葉にして直に訴える、という。それが無理なく感じられて、変な言い方ですが、「勝負かけてきてるなー!」と嬉しくなりました。ますます次回作が楽しみです。 |
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清水玲子さんのマンガ「月の子」の舞台化。 あの名作、しかも全11巻の大作をどのように芝居にするのだろうと思っていましたが、結構原作に忠実でした。 途中10分間の休憩を入れ、3時間を超える長い芝居。 特に誰が主役、と言う風にも設定せず(あえていえばティルトか?)、基本的に原作の筋を追う感じでしたが、原作未読の人は、果たして理解できたのでしょうか。原作未読の人に聞いてみたいところですが。 さて、Studio Lifeという劇団の芝居を私は初めて見に行きました。この劇団は男優集団という肩書き?があるようで、男性しかいないんですね。女役も、男優さんが女装してやる。この辺が受けているのかな。客は95%が女性のようでした。 だけどやっぱり、厳しい。いくら舞台とはいえ。 セツのような、女性っぽい(中性的な)男の役ならばいけるんですが、完全な女性の役はいくらなんでも無謀では。 ミラルダ、サラという二人の人魚が出てきたときには、ゲイバーのショーのようでした。 むしろ女性の出ない脚本にすればいいのに。今更ホモを舞台でやっても、誰も何も思わないでしょうし。女装して女役をやるよりも良いかと思うのですが。 あとつまらないことですが、発声ができてないようで、聞き苦しかった。カツゼツも悪かった。 結構皆さん一本調子で、怒りは怒り、泣きは泣き、って演技が固定されていて、心理描写が今ひとつだったかな。 その中ではリタ役の石飛幸治さん、セツ役の林勇輔さんはまあまあ良かったかな。 大きい舞台を使いこなせてないようで、無駄な空間が多くてもったいなかった。こういう演出なら、もっと小さい小屋の方が良いんじゃないかな。 役者が舞台から袖に引っ込むときダッシュするのがやたらに多かったんだけど、どの役者も走り方が同じで、妙でした。 |
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