Kana達がこのホテルで抱えている問題は唯一つ。晩御飯なのである。Kana達は夏休みお得企画一泊朝食つき一人9800円を発見したのだが、ここでディナーを取ろうとするとお一人様5000円からになります(ディナーはコースのみ洋食か寿司)。とステキに電話で言われたもので。かといって近辺にすぐレストランがあるような場所でもなく。バスで着ているKana達には移動手段もなく。絶体絶命のKana達に救いの手はあるのか?

もともと、お高いホテルなのでございます。それを9800円で泊まれる事が奇跡のようなもので、まずはホテルのご紹介からなのです。

ホテルは丘の上に立っています。
奥に見えるのがホテルのエントランスで手前に見えるのがこのホテルについている香りの美術館(香水・香水ビンの展示、自分で香水を作る体験とかもできる)なのでございます。このホテル、香りをテーマにしているだけあって、フロントには香油を焚いていたり部屋にも枕元にラベンダーを置き、洗面所にも香りのチップなどを置いている訳で、そのこだわりと品質に感動したのでございました。

ムスメに撮ってとせがまれた中庭への道は上の写真の真ん中辺り。陰になっていますが、ホテルエントランスと香りの美術館の間から階段で下りられるのです。右端を水が気持ちよさそうに流れているのです。

反対側から撮ったところです。先ほどの下った階段が目の前の階段です。奥の2階がホテルのエントランス兼フロント、左が香りの美術館(2階部分反対側が入口、中庭からは香りの工房とショップになっています。)ちなみにこの景色は自分たちの部屋の前からの景色です。上の写真の右の端にかすかに見える階段が下の写真の左端の階段です。

そんな訳で部屋がぐるっと中庭の周りを取り囲んでいるのです。回廊式です。この開放感。びっくりなのです。この廊下の先を左に曲がるとホテルのフロントに着きます。この廊下の先をまっすぐ行くと・・・

カフェがあります。ガラスの使い方が非常に上手く、外と中の境界を取り払った感じがすばらしい開放感を生み出しています。でもクーラーは気持ちよいのだから不思議なのです。写真右の階下に下りる階段(一階中庭と大浴場や散歩道につながっています)の壁もさり気なくガラスにして圧迫感を感じさせないのです。下の写真では見えませんが花壇と奥の竹林の間のホテルの境も透明なガラスだかプラスチックの手すりで境界を感じさせないつくりになっています。徹底しているのであります。

カフェの奥には室内温水プールでございます。ジャグジーつきなのです。伊豆の夜はやはり少し肌寒くKana達は昨夜泳いではジャグジーで温まり泳いではジャグジーで温まりと、一時間半くらい泳いでいたのでございます。ウチ30分くらいは貸切だったので幸せだったのでございます。その話はまた、ムスメにしていただきましょう。このプール更衣室は大浴場のあるこの下の1階でして、ソコからプールまで螺旋階段で上がるのです。おしゃれっぷりなのです。

ムスメとホテルを出る準備をしてお茶を飲む時間。

ムスメは香り工房で自分好みの香水を作れたとたいそう喜んでいました。幸せそうでした。Kanaは暇つぶしに、香りも美術館とやらをボーっとみておりましたが結局ムスメの知識に勝つ事はできそうもありませんでした。

傍には一碧湖美術館もあり近くには池田20世紀美術館(誤解なきように、この美術館はどこぞの学会とは全く何の関係もありません。皆さん安心してお出かけください。よいものが一杯そろっております。)もあり、美術館めぐりで一日を終えられる幸せな立地になっております。

ホテルの部屋からは目の前に一碧湖が見えました。ベランダからは星がきれいに見えました季節は火星。空気は美味しく。車の音もなく。ただ虫の音のする、よい晩でした。何故かホテルでは蚊にもさされませんでした。

大浴場があるので部屋のお風呂こそユニットでしたが、洗面所も大きく部屋も広く最高なのでございます。

朝食は和食か洋食レストランです。Kana達は洋食。オムレツを選べ、パンは3種類くらいありサラダもフルーツもジュースもコーヒーもあり、なかなかよろしかったです。フルーツとサラダをアフタヌーンティーセットに使う三段の籠に入れてきたのはナイスアイディアです。そのまま冷蔵庫で冷やしておけるし、食べ終わった皿はお客さんがソコに乗せるしかない訳で。ホテルのサービスとして正しいのかどうかは疑問ですが、Kanaのような元サービス業ではない普通のお客さんには斬新で喜ばれるかなと思ったのです。少し遅めに行ったのでサービスさんの対応が冷たかった事が少々残念。背中にプレッシャーが・・・。でも美味しかったですよ。

左はホテルの部屋の全景。広いっぷりがわかるかしら。部屋はツイン。照明はmeinの部屋の中に4つくらいあったのです。帰りがけの散らかりっぷりがみえますね・・・。

そんな訳で晩御飯はどうしたのかといいますと。ルームサービスなのでございます。なんと、ルームサービスなら1000円くらいからお食事があるのですよ。東京のルームサービスがべらぼうに高いホテルどもに見せ付けてやりたいお値段です。2人で軽くボリュームのあるサンドイッチやら何やらを食べて2500円くらいですから。一人5000円で2人で1万円では予算オーバーでしたから。Kana達は小食なので十分満足いけたのです。食べたお皿は引き取りに来てはくれないのですが、値段から考えるともっともな話です。

そんな訳で楽しかったホテルも終わり、一碧湖を周って帰るのです。このホテル9800は絶対お得なのでした。感謝。

 

ユニマット伊豆一碧湖ホテルURL

http://www.izuippekiko.net/index.html

 

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