32号館と33号館の間の急な階段の入り口から右手の32号館を見上げたところです。団地全体を覆う蔦がその歴史を感じさせます。

Kanaは密かにこの入り口から入る団地の風景が一番すきです。だって、階段に次ぐ階段、上に広がる渡り廊下の迷路たち、その渡り廊下は坂の上に立つ団地の性質上3階から2階へ、3階から2階へと続いておりその、先の見えない細道は、まさに迷宮への入り口。

この街で鬼ごっこをするのがKanaのささやかな夢でした。

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