「江東区葛西」の巻〜序章にかえて〜
東西線葛西駅下車

久々に仕事の話をします。以前、勤めていた会社で、携帯電話やパソコン関連の販促物を
作っていたときは、よくここに書いていたと思うんですが、とんと最近は御無沙汰でした。

今の会社に入ってからはほとんどと言ってもいいくらい書いていないと思います。

それはハッキリいって書くほどの面白い仕事をしていなかったっていうのもあります。

実際、入って半年くらいまでは人にうまく説明できない仕事をしていました。

マ!僕自身がうまく把握していないっていうのもあったんですけどね。

でも、ここ1ヶ月くらいの様子をみてこりゃ、結構、ネタになるかもと思ってきたので、
ちょっと期間限定って形でコーナーにしてみてもいいかなと思ったので、新コーナーとしてみました。

 

最初に僕がどんな仕事をしているか簡単に説明しいますね。

僕が今、勤めている会社は編集プロダクションなのですが、今現在は書籍を作っているわけじゃないんですよ。どっちかっていうと製作会社ですね。特に、マンション関連の販促ツールを作ってます。
僕がやっているのはそういった販促ツールを作るための資料作りですね。「調査室」というセクションにいるんですが、何をするかっていうと、マンションが建てられるとするじゃないですか。じゃ、その場所は駅から何分の距離にあって、例えば、新宿までどのくらいの時間で行けるだとか、その土地の周りにはどんなショッピング施設があって、区役所や病院はあるのか?とかを現地に行って、住宅地図みながら調べたり、ソフトを使って距離を計ったりするのです。

そして、その資料はどうなるかっていうと、広告代理店がマンション広告を作るときに使ったり、モデルルームに来た人に渡す「環境ガイドブック」となったりするのです。

最近はその調査資料作り→「環境ガイドブック」制作という流れになってきまして、そうなると調査した人が現地行ってるワケですからね。ちょっとた企画を立てたり、原稿を書いたり、まますると撮影もしてしまうっていう。。。基本的に1色印刷の20ページくらいの冊子ですからね。あんまり予算が掛けられないんですよ。

でも、自分の好きなようにできるんで、それはストレスたまらなくっていいかなって思うんですよね。

で、 最近、取材で江戸川区の「葛西」に行ってきました。

葛西での取材内容としては葛西周辺に暮らす人はどんなショッピング施設を利用するかということと、そのショッピング施設の特長を100〜200字くらいのコメントを書かなきゃならないんですよ。

それとマンション建設予定地周辺には公園が多いんですよ。その公園というのも「親水公園」っといって、昔、このあたりは田畑が多く米や野菜は水路を使って運んでいたそうなんです。そのうち時代が進むにつれ、その水路は使わなくなり、陸上の交通が発達していった。水路は使わないばかりかどんどん汚れていくばかりだったんですって。

そこで、江戸川区では水路をまた違った使い道を見つけよう!水と親しもう!という発想が生まれたらしんですよ。それが「親水公園」の始まりで、水路を埋め立て、そこに木々を植え、整備して水と緑の街にしようと試みたんですね。
実際に行ってみるとすごくってここは以前ど〜だったの?と思うくらい、緑が多いんですよ。中にはでかい貯水池みたいなのがあって、そこにボートを浮かべているんですからね。これがとても区の施設とは思いません。特に隣の葛飾区に住んでいる僕としては。。。

これを一番最初にやったのが昭和49年のことで、当時こうした河川を公園に作り替えるというのはどこもやっていないことで、なんと!江戸川区が日本で初めてということです。当時としては画期的なことらしく海外からも視察に来たらしいです。。。。な〜んて、トレビア」な知識が増えていくわけですよ(笑)それはそれで、面白いですよね。

それと、どんな暮らしをするんだろう?とかこの公園が身近にあったら、どうなんだろうと一日中考えながら
歩いているワケですから、見聞きするものも新鮮なワケですよ。

…たとえば、40才くらいの息子さんと70才くらいのその母。

山道のような遊歩道のかたわらに腰掛け、菓子パンを食べている。

けっして楽しそうでもなく、つらそうでもなく、ただ淡々と。

 

…たとえば、30才くらいの母親と、3才くらいの女の子。

母親がすわりながら自分の髪をとかしている。女の子はおもちゃで遊んでいる。

しかし、そのまわりには傘が3つほどレジャーシートの上にさしたままの状態になっている。

無造作に置いてある生活用品の数々。明らかにそこで、寝泊まりしている様子。

なぜ、彼女らがそこにいるのかはわからない。

ただ、彼女らはそこで生きているということ。

そこから、500メートル程離れた噴水広場の周りには水浴びをする子供達の、

歓喜の声やおとうさん、おかあさんたちの笑顔が溢れかえっているというのに。

さらに歩くと、スケボーで遊んでいる十代後半のカップル。

どうやら彼女にスケボーを教えている様子。

それを少し遠くから遠慮がちに眺める8才くらいの男の子。

「どーだ!?やってみるか?」と話し掛ける少年。

「え〜〜!?」とうれしそうな男の子。

「でも、ボク、お腹の上で乗りたいから〜」

「そんなこと、したら、服汚れちゃうゾ」

そのやりとりを笑みを浮かべながら見つめる少女。

そんな光景をいくつも見つめながら、通り過ぎていく僕。

通り過ぎていく風、光、時間。

 

そういったいろいろなことを考えながら、一日中知らない街を歩くのって結構楽しいですよ。

っていうか、僕なりの仕事をしていく上での楽しさを見つけているのかもしれないですけどね。

そんな風に取材や調査をしながら、感じたこと、思ったことを書いていきたいと思います。

「葛西」は初めて行った街でしたが、すごく住みやすいところでした。葛西駅から16分ほどでしたが、緑、公園が多いっていうのはいいですね。ショッピング施設もそろっているし、ただ、マンションが建つすぐとなりに大きな鉄工所があるんですよね。騒音はどうなのだろうと思いました。皆さんもマンションを買おうと思ったら、必ず、現地に行ってくださいね。パンフレットにはそんなことは書いていませんからね(^-^;)

こんな感じで書いていきたいと思います。