ムスメが懸賞だか、ポイントだかで手に入れた折りたたみ自転車を譲り受けた。都心で自転車とは中々乗れる物ではないと、ふらり街にこぎだしてみたりする。
時間は午後3時。最初ウチの前の道を真っ直ぐ真っ直ぐ走って椿山荘のほうに向かってみたけれども、ふらりと方向転換。次は大窪方面に、次は早稲田方面にと、くるくると走ってみた。久しぶりの自転車。ゆっくりゆっくり慣れてゆく。目的もなく、走るということがたのしい。
なんとなく荒木町に行きたくなったのでそちらに自転車を走らせる。
市谷の谷の上で新宿の高層ビルの写真を撮っていたら、そこが公開空地でマンションの管理人に怪しまれました。(東京の巨大マンションには公開空地という広場を作って開放しなくてはなりません。これにより容積率などを緩和する事ができるのです。←敷地内に広い空き地つくったら高層マンション建ててもいいよってことです。)、Kana的にはこんないいところに高層マンションばかり建てるなといいたい。
さて、その市谷の谷を下ればソコはもう荒木町。すなわち階段の街、谷底の町、おおよそ自転車で行く場所ではないのだ。ただ、津の守池が見たかったのである。かつて、お友達と行った荒木町のすり鉢の下の池、そこにはザリガニがうじゃうじゃいた。
谷底への目印。料亭「千葉」、階段の途中にあって、街になれない人が見つけるのは至難の業であろう。左の電柱がすごく古いつくりになっているのわかるかしら?右の階段をぐるりと廻るようにおりていくと池に着く。 |
谷底の池から目を上げたところ正面の蔦は最後に残った料亭「千葉」。明治の頃、池に向い写真右の辺りから滝が落ちていて、その観光客でこの街は賑わい始めたのだとか
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かつて三業地といわれた荒木町、花町。肉の万世とかあって(屋外でバーベキューできたのだ。一度食べてみたかった)低層の建物ばかりだったのに、今ココはマンションだらけ。かつての津の守池はなんだか整備されてしまって柵ができ、広かった池の周りの空き地がマンションに覆われ、もうあまり生き物の気配もしなかった。
四方を崖に囲まれ、街の最深部に入る6本の道のうちの5本が階段(自動車が入れる道は一本です)という都心最後の秘境(?)もマンション建設ラッシュには負けるのかと、つくづく泣きたくなった。(今日のnikkiの最初の写真が荒木町全景、今のトップページの写真は荒木町の底から見た市谷自衛隊の鉄塔)
東京でマンションに住んでいるKanaが何を言う…と突っ込まれたら何もいえないのですが(涙)
ああ、あと黒豚に縄つけて散歩しているお姉さんを発見しました。流石に写真は撮れなかったけれども。むしろお姉さん豚に引きずられていました。飼いはじめの頃は小さくて可愛かったんでしょうけれども、50cmを越えるとちょっと怖いよね。犬みたいにゆうこと聞かなそうだし。でもCoccoの歌みたいに、大きく育てて食べるために飼ってるかもしれないしね、テヘッ♪普通にイヌの散歩しているおばさんと接近遭遇していました。あの後どうなったのかな…。
そんなこんなでウチに帰ったらアラ8時。おしりが痛くなりました。
荒木町のことが詳しく乗っているサイトを一つ
http://homepage2.nifty.com/aquarian/Tokyo/Tokyo_hd.htm
荒木町の場所(googlemap)
真ん中の小さい点が津の守池
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