nikki The Book of Days. 毎日、のらりくらり書き綴ってます。

 

2010年10月nikki

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10/10/30 森重靖宗 photographs

「買う人は買う、
買わない人は絶対買わない。」

帯のキャッチがあまりにもすばらしい。(上の写真、帯がずれていてスミマセン…妙に気持ち悪いかも…)
なんという挑発。それに負けて買ったといっても過言ではない。
そして、その中身はなんという----------------。

Kanaは写真に上手いも下手も無いと思っている。(広告やグラビア写真は別です)写真はその人が撮ったその瞬間がその人の視点だから、どんな写真でも、その人が撮った写真はその人のものであり、誰かがそれに共感できるかだけだと思う。

では写真の構図論はなんだろうかと考えた時、それはむしろ、写真を日常の視点に近づけるための術(sube)なのだと思う。例えば、初心者が撮る時、被写体を画面の真ん中に置いてしまうのは、写真を構えることによって発生する不自然な行為なのだと思う。撮るという意識が日常の視点を崩しているのだ。

そして、この森重靖宗さんの写真は、恐ろしく日常の視点で、静かで、静かで、そこにある乾いた生々しさと(矛盾してるけど)、…勘違いかもしれないけれども、ものすごく深い悲しみがある。ただの、日常の部品の中に、生と死が絡み付いている。

カメラを持っていない、普段の視線の先をそのまま切り取ったような、そんな写真集です。一見、被写体の何にポイントを置いて撮っているかわからない写真などもあり、余計な説明が一切無いことも、想像をさせられてとてもいいと思います。

森重靖宗「photographs」

 

 

10/10/30 畳の上の靴

ジャニーズの新曲のPVで、みんなが畳の上で靴をはいてポーズを決めていることが気持ちがよくない。イメージだからといわれればそれまでだけど、常識とか、そういうことが意外と重要だと思う。畳で生活してきた世代の人はみんなそう思うのではないだろうか?

室内で靴を履いていいのは、亡くなった人だけです。

 

10/10/30 死刑判決

裁判員制度初めての死刑判決。
Kanaは死刑に反対はしない。
ただ、裁判員達の判決は真に公正だろうか?
(今回の判決に反対しているわけではないです)

この判決は誰の言葉だろう。
毎日流れる「裁判員制度初めての死刑判決か?」と言う言葉を、何度裁判員は日々のニュースで聞いただろう。
本当に冷静な彼ら自身の答えを導いたのだろうか?

世論や、マスコミは本当に彼らを後押ししてはいないのだろうか?

安易な風潮の巨大な流れに飲み込まれて、
安易に死刑になってしまってはいないだろうか?

裁判員を洗脳することは、買収することは?
顔を出した裁判員の身の危険は?

裁判員制度を無くせとは思わないが(基本的に裁判員制度には反対なのです)、
一般の裁判員は、プロではない。安易に世論の影響を受けやすいし、様々な圧力団体からの影響から守ってくれるヒトはいないし(映画じゃないけど大きな団体の事件とか扱っている最中に、家族人質にとられて脅されるとかさ…)

量刑が重くなればなるほど、そこにかかるしがらみや、マスコミの報道や、諸々が大きく個々にのしかかってくる。

対応策を練れば練るだけ新たな問題は発生していくだろう。でも、その都度それらをつぶしていかなくてはならない、たとえ、どこでつじつまが合わなくなったとしても、そうしなければ、この制度自体が、世論や巨大な力に左右される危うい装置になりかねないし、それは、そのまま、裁判制度すら危うくする可能性があると言うことを考えなくてはならない。

 

10/10/30 Kanaさん酔っ払いを助けるの巻き。

助けたかどうかは定かではないが、電車から降りたおば様がそのまま、降りた状態のまま立ったままゆれていて、その後ろで電車が動き始めたので、夢中で駆け寄って、その腕を掴んでいた。
おば様が揺れずに倒れていたら、間に合わなかった。そういう意味では真に助けていないのかもしれない。そして実際腕を掴まなくても倒れてないかもしれないし、そういう場合は余計なお世話なのだろう。


…ていうか、自分が無意識で走るとか、そういうことがあることに驚いた。電車は止まるし、駅員さんが走ってきて、ありがとうございますというし、…多分見た目的には、良いことをしたことになるのだろう。

他人事よろしく、駅員さんがおばさまを掴んだ時点で自分は手を離し、そのまま夜ご飯を求めて歩き出したが、あとで、ずっと、Kanaはいつ走り出したのか、どうおば様をつかんだのか?ばかりが気になってしょうがなかった。…思い出そうにも全く記憶が無いから、ヒトにはそういうスイッチがあるのだなと、思うことにした。

これが、ちょーかわいい女の子だったら他人事よろしくしないんじゃない?という至極まともな意見を言った君は「ふと目を開くと、中央線大月行き最終電車でものすごく遠くまで行っちゃった」刑に処す。

 

10/10/30 TOKYO LIFE in Summer

 

10/10/17 鯖江めがねまつりに行って来ました。

鯖江に行くことにしたのは、前日のこと。
本当は前日から田舎に帰ろうかと思っていたのですが、予定を全て変えて朝一で東京→米原→鯖江、そこから、夜岡山へ返ることにしてみました。
(以下の写真の半分がケータイなので、写真については、おゆるしを)

福井県鯖江市はいわずと知れたメガネの産地。10月10日メガネの日にその町で「第一回めがね祭り」が開催されるらしいのですよ。そして、鯖江にはめがねミュージアムがあって、現地のメガネ企業の最新製品が一同に揃っているのですよ。これはメガネ好きとしては聖地巡礼もかねて行かねばなりますまい。そして、あえてここでは語りませんが、Kanaさんにはもう一つ大きな目的があったのです、それは…めがねまつりのトリを飾るスペシャルイベント…。いったいどんなイベントが。ゴクリ。そんなわけで、前日は朝5時まで翌日の準備をし。1時間ほど寝て

朝7:00東京発の新幹線で一路鯖江へ。
うわ、新幹線間に合わない!!ってタクシーで飯田橋から東京駅まで行ったら…。あれ?寝ぼけててものすごく時間早目に設定してまちがえてない??ってなオチで。
うん、ただ事ではない意気込みだけは認めよう。

っていうか東京は豪雨…。めがねまつりのスペシャルイベントは開催されるのでしょうか…。心配しつつKanaさんは連日の疲れからすっかり熟睡。そしてふと浜松で目を覚ますと。

空が青々としていて、こ…これは晴れ男の面目躍如ですね!!と一人テンションを上げていきます。

ところが、米原で新幹線を降り、鯖江に向かうにつれ(要は北に戻るにつれ)それは再び雨模様。このままではめがねまつりのスペシャルイベントの開催も危ういのでは…。そんなわけで、期待、眠気、コロプラの位置登録…、iTunesでダウンロードした曲をiPodで聞きながら夢の中云々、日々の中で忘れているだらだらを抱えつつ列車は鯖江を目指します。

そして10時過ぎに鯖江に到着!!!来たぞメガネの町!!!駅前のメガネのオブジェがシンプルです。

駅を降りると早速お祭り実行委員の人に「めがねまつり」のチラシを渡されます!!嬉しいぞめがねまつり!!…来たぞ!!めがねまつり!!

でも駅前は閑散としています。曇り空とあわせて何だかとてもさびしい。
本当にめがねまつりは開催されているのか?
メイン会場に向かってみます。

駅前から1kmほどあるくとメイン会場。ケータイの写メではわかりにくいですがものすごい人出です。(主に町の人が…(多分))

そして、めがねまつりらしく、鯖江メガネアウトレット1200円とか、スタンプラリー的なビンゴ大会的な催しや縁日が繰り広げられています。なんだろう、この…ローカルな匂いは。商店街のみんなが、店の前にちいさな出店を出す感じ。ああ、町のお祭りってこんな感じだ。
さて、 Kanaの目指す「スペシャルイベント」は13:00からだったので、まずは今回の目的、鯖江のメガネミュージアムに向かってみました。

 

 

10/10/17 めがねミュージアムへ

白昼夢のような人気の無い町をめがねミュージアムに向かって歩きます。真上からの太陽が電柱と影を1本の線に変えて、垂直線を描きます。暖かい日…というよりもはや暑いです。今は何月だい?

国道沿いの謎の建築物を発見。実はアパート。

昭和の建築はなんて、堅牢で美しいのでしょう。雪が降る土地だからかしらね。近寄りたい衝動を抑えつつ、写真だけ撮ってみる。

そんなこんなで、国道を1.5kmほど歩いて、めがねミュージアムに到着。
暑くてジャケットを脱いでいたら…下のシャツにはメガネの刺繍が入っていて、、お祭り関係のはっぴ着たおいちゃんたちに「そのシャツはどこで買ったんだい?」と聞かれまくる。…スミマセン…新宿アトレのグリーンレーベルです…なんていえない。

めがねミュージアムのめがねショップを…Kanaは侮っていた。歴史と伝統の重みのアンティークな世界かと思いきや、先進、斬新、アーティスティック。なんという「若い」めがねの数々。時間があれば…一日滞在したかった。あと、一緒に見てくれるヒトがいたら、買っていた。
様々なメーカーのメガネが一同に揃っているので、フレームの素材や、形状のバリエーションが広くて、正統派からアバンギャルドなものまで一同に揃っているのはすばらしい。
ただ、何も買わないのが癪で、メガネのフレームの素材でできた指輪を買ってみた。
ということは素材はアセテートってことですかね。光の加減で映る影が好き。

東京の青山の店を見に行こうと心に決めつつ。気がつくと12:30…これはいけません。Kanaがこの街に来た真の目的を果たしに行かなくてはいけません。

 

10/10/17 あのひとにあいに。

駅まで延々歩き、再びあの大通りに戻ってきました。

その300mの一番奥に祭りのステージがあります。

真っ直ぐの道を会場に向かって歩いていくと予定時刻5分前にイベントがスタートしております。
イベントの名前は「メガネっ娘アイドルライブステージ

め、めがねっこアイドルですと?!?

でも出演はCutiePaiのまゆちゃんと、
…ここで、みんなが、「ああ」とため息混じりに納得する様が目に浮かぶようです。)
地元のメガネアイドル瀬乃ゆうかさんの2組です。


なんというか、不思議な気分。
はるか道の先のステージでは既にまゆちゃんが新曲を歌いはじめています。走って見に行きたい気持ちを少し抑えて。そこに向かって歩いてゆくドキドキ。ライブハウスと違って200m先だって音が響き渡ります。その中を歩くのはなんて幸せなことでしょう。街に溶ける歌声の中で、まゆちゃんが踊っています。
今年初めて歌声を聞きに来ましたよ。ようやく、目的地に到着です。

最前列に陣取るファンはわずかに4人(そして静か…)。ステージのまゆちゃんは1人。あとのお客さんはまゆちゃんを知らない人ばかり。音響も音が出ればというレベルのもの、言い方に語弊がありますが、ライブという意味ではアウェイ。そこから、何人の心を惹きつけられるかという歌い手の力が問われます。
歌ったのは前の週にiTunesで配信が開始された「MAGNETLOVE」をはじめ、「トゥルルンテレフォン」「スピカ」「テクノ*ドール」など…。「〜など」と平気で書くファン失格のワタシをお許しください。(真のファンならセットリストとか1曲ごとの感想とか書くのでしょうけど、少し自信ない部分もあり←あなたは失格、そうはっきり言われたいby橘いずみ←古い)

彼女の歌が何人の心をひきつけたかはわかりませんが、少なくとも小さな女の子が、途中で帰ろうとするお母さんの手を振り払って、ずっとまゆちゃんの歌う姿に魅入っていたのは嬉しかったのです。歌って踊るアイドルな曲から、シンセを使うエレクトロな曲まで、幅広いバリエーションとはいえ、一般の人が全く知らないオリジナル曲だけで魅せるのは至難の業です。(でも、オリジナルでなくては意味が無いのです。そのゆるぎない自信と力が美しいのです。)
そして、いつのステージも見ていても周囲で「かわいい」とつぶやくのは女性です。男性陣にはテレがあるのです。あの「かわいい」は全ての女の子の願望でもあるのではないかと思います。
ワタクシは会場の一番後ろでただただ、魅入っておりましたよ。拍手をしておりました。あと、他のお客さんの反応が気になるのは、もはや親心としか言いようがありません。4年前の商業施設でのお客さんの反応が気になっていた頃をふと、思い出しました。

そういえば、はじめて屋外でまゆちゃんの歌を聞きました。わずか30分。でもKanaにとっては永遠です。この1年分のそうまとめ。日の光の下のまゆちゃんは白くてとても美しく妖精のようでしたよ。

このステージが祭りの最後だったので(もちろん地元のアイドルも歌って、メガネトークもしていますが…まゆちゃんイベント慣れしてるので現場仕切りまくりです;)、イベントの後は、周囲が片付けの空気。物販購入に並ぶファンも10数人程度でしたが、そのほかに地元の小さな子供にかこまれて大人気、あらためて、まゆちゃんの子供受けのよさ(あんど面倒見のよさ)に嬉しくなるわけで。
そして、並ぶファン一人一人に本当に時間をかける…。真にアイドルの鏡です。ファンにとっては嬉しい限りです。Kanaさんは、後ろのファンに申し訳なくて。東京でいっぱい会ってるし(けしていっぱいではない。)あまり会話も交わしませんでしたが、「会いに来れた」ってことだけわかってもらえれば十分です。

そうそう、今回まゆちゃんは鯖江の眼鏡屋さんで作ったオリジナルメガネリングを販売しておりました。「2つください」と言ったら「彼女さんとペアですか?」と聞かれまして。

「私にはいつだってまゆちゃんしかいません!!」

…とは言えませんでした。(もし言えても言っちゃだめだよ…)

さらに、まゆちゃんは鯖江でオリジナルメガネ(上のモチーフのベースになった)も作っておりまして、そのこだわりっぷり、やはり、アーティストは職人だなと思ったわけです。鯖江も、まゆちゃんも、ますます好きになったわけで。

ひとつ、残念だったのは、カメラマン兼マネージャー(?)が甘かった(というかぬるかった)ことかしら。
機材であれ、アシであれ、現場に行けばチームの一員。黒子の働き如何で、アイドルのイメージが良くも悪くも変わると言うことを理解していて欲しいかなと。…

そんなわけで、私の旅は終わりました。
予定を全部とっかえて鯖江に来た意味はありました。

あなたがワタシをおぼえているかぎり、ワタシはずっとにあなたのファンです。と思ったのであります。

 

10/10/17 魔法の力。

 

鯖江で結局何も食べる時間が無く…とりあえず地酒を父に買い
まだ、夏の残る鯖江をあとにしたのですが、

鯖江を出た途端再び雨。

さらに、人身で電車が2時間ストップ。
米原ではそこから40分も新幹線が来ない。
Kanaさん全ての運を使い果たしましたね。

おかげでよく寝れましたが…。

きっと、鯖江が晴れたのは
まゆちゃんの魔法ですね。

鯖江のお土産
お祭りでもらった全てのものがメガネのモチーフなのが楽しかった。
上のストラップは実はメガネ用の+-ドライバーという…。
このほかにもめがねギャラリーでもらったメガネストラップとかあり

東京でメガネギャラリーに行かなくてはと心に誓ったのであります。

Cutie Pai

 

 

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