nikki The Book of Days. 毎日、のらりくらり書き綴ってます。

 

2011年1月nikki

ポートフォリオサイト

映画のサイト

11/3/26  ギャラリーモモで「BABYBABY展」

川島小鳥のすばらしいところは、すばらしい被写体を見つける才能でもあると思う。
4年間1人の少女を撮り続けた自費出版が新風社で賞を取り「BABYBABY」という写真集が出たのが2007年。写真集はすばらしかったけれれども、新風社が当時話題にもなった自費出版の問題で倒産、写真集は絶版。

しかし、その写真は銀杏BOYZのジャケットに使われていたり、また、その後彼が銀杏BOYZのジャケットの写真を撮ったりミドリの後藤まりこの写真を撮ったり(ジャケットも)
さりげないところでは OZマガジンの表紙でいつもkikiを撮ったり…と、実は目に触れるところにいる写真家だったりする…。

そして、昨年末ブルータスの表紙に出てきた「未来ちゃん」で世間の女性は大騒ぎ、4月から渋谷パルコギャラリーて個展が開かれることになりました。
それにさきがけ 今回「BABYBABY」も学研から復刊されて、その記念に両国のギャラリーモモで4月2日まで写真展が開かれています。

沼田元氣氏の虚とも実とも取れない解説が写真集に物語性を加えて、なんともいえない純粋と性との間の思春期の不思議な気配を漂わせています。

たとえ、その解説がなくても、やはり、これはファインダーを覗き込む写真家の写真ではなくて、レンズから写真家を覗き込む少女の視線がやさしくてもどかしい、少女が撮らせた写真なのだと思います。
多重露光や、モノクロ、いろいろなポーズなど、様々な実験をしつつ、その初々しさも、はにかんでしまう。これは2人の写真集なのだと思います。

ギャラリーモモで4/2まで、
「BABYBABY」は中質紙を使用していて、紙の目が粗く、マット調なので写真の雰囲気はとてもいいのだけれども、色が淡く細部がボケていたりしているという欠点があるけれども、ギャラリーの大型の写真プリントは(光沢のフォトプリントなので)、鮮やかで細部までくっきりしていて、写真集を見ているひとは、逆にかなりびっくりするのではないかと。まるで別の写真を見ているようでした。そして、大判のプリントの魅力的なこと。

結論としてKanaさんは何故この写真が好きなのかというと、被写体が撮られることに慣れていること。モデルのようにというのではなく、写真家が空気のようにという意味で、撮られることが自然で、お互い撮る撮られるという関係性がとてもナチュラルなところがいいのではないだろうかと思っている。
Kanaもいつかそういう写真がとりたいなと

見る価値のある写真展だと思います。

ギャラリーモモ 川島小鳥写展「BABYBABY」

 

11/3/26  未来ちゃん

再度言おう。川島小鳥のすばらしいところは、すばらしい被写体を見つける才能でもあると思う。
なにをするのも一生懸命の未来ちゃん。装丁が祖父江慎さんで、この写真集のつくりが半端内のですが、小鳥さんも、祖父江さんも、この被写体の前では彼女を引き立てるだけの存在でしかないわけです。彼女の持つ眼力やめまぐるしく変わる表情が、圧倒的な「生」を表現しています。
佐渡の風景や、懐かしい服装も彼女を引き立てます。そして「BABYBABY」と同じポーズ撮り方をしている写真もあり。

写真集にあわせて写真展が開かれます。
未来ちゃんの写真展は渋谷パルコギャラリーで4/6から。

 

11/3/26  川島小鳥

三度書きますが…いえ、かきません。
小鳥さんのすごいところは、被写体がモデルでない風景写真もすばらしいってこと。

 

11/3/26  スーパーありがとうさぎ

スーパーありがとうさぎ

その発想はなかった。

 

11/3/26  AC

「白い」っていうと「白い」って言う。「甘酸っぱい」ってきくと「甘酸っぱい」ていう。そうしてロシア生まれとか難しい話になって、「だから乳酸菌でしょ?」っていうと「ですから乳酸菌ですよ(怒)」っていう。ヨーグルトでしょうか。いいえケフィアです。

 

11/3/20  プニカポルカ

プルカポニカ?いいえ、プニカポルカです。

先日、町田でpunica polcaというバンドを見たのです。
彼らはドラム/ボーカル女子×ギター男子という、斬新な組み合わせの2人組で、作曲と歌詞はドラム/ボーカルのルルパルさんがやっていて、ライブでは彼女のかわいさ×狂気×暴走っぷりが前面で炸裂していて、それをギターのドンさんがこれまた力強く、メロディラインでまとめている感じです。メルヘンでありながら、ロックでパンク。ゴシックやロリータな雰囲気を漂わせる不思議なバンドでした。

関東東北大震災の後、新宿JAMのチャリティーコンサートで出演という情報を得て、さて、初回は贔屓目に見たけど2回目はどうかしら?という言い訳をしながら見に行ってみました。←行く時点ですっかりファンじゃん。というツッコミは建前上聞こえません。

この時期にチャリティーライブをやろう、というのは音楽をやる人間にとっての本懐だと思います。自分は音楽ができないから、うらやましくもあります。音楽って人の根源的なものであり、祈りと呪文を足して2で割ったものだと思っています。今心に最も必要なものだとも思うのです。

初の新宿JAM…ゴクリ。で、なんとか入り口を発見。入り口で募金をして…スタジオライブのスタジオってどこ?彼らの演奏時間は当に過ぎていて…これはいつもの遅刻で見られないパターンかしらと…彷徨いにさまよい、出演者達の控え室(?)の奥のになんとかお目当てのEスタジオを発見。ドアをあけると、まだまだセッティングをしていて…。ほっと一安心。

かつてデジタルといわれて物が、よい意味でアナログに感じる。上手くいえないけれども。
DTMやシンセで全ての音は出せるがそういうデジタルではなく、線を一つ一つつないでゆくギターの作業、ドラムの高さを調整している姿から、腕に鈴をつける様まで、一つ一つが空間を作り上げていく儀式のようで。Kanaはクラシックピアノ以外には全く疎いので(コードすら知りません)、彼らが何をしているのか全くわからず、ただ、うらやましいと思ったのです。人と共演などすることが無いからかもしれませんが。

ものすごく狭いので、ドラムの前でギターが背中向けて演奏をはじめましたが、間近で見られてとてもよかった。どうしても立って聞きたかったのだけど、入り口の邪魔になっていたかしらと気になりつつ。
仲間が見に来ては出て行き。身内の楽しさというか、のびのびした感じが良くて。

ワタシは、音楽をやっていないときのルルパルさんを少し知っていて、
でも。演奏している時のルルパルさんの歌声はすごい。ものすごく上手いわけではない。ただ、ただ、カッコイイ。ドラムのたたき方もすごくキマッている。。
例えるなら一見普通の人が実は竹刀を持った瞬間剣道の達人の気配を出すように。
ドラムをたたいた瞬間は、一瞬でドラムに命が吹き込まれ戦闘モードのルルパルさんがそこにいる。そんな感じ。

ドンさんも、…ただのお酒好きにしか見えないのに。特に今回、スタジオが狭く背中しか見てなかったけれども。その背中が無茶無茶かっこよかった。
なにか自分にできるものを作りたくなった。

マイスペの音がそんなによろしくないのですが、その音色はかなり不思議で、ツボです。もう、確かな自分達だけの音を持っている感じがよいのです。

今年一押しのアーティストでございます。もっともっとたくさんの人に聞いてもらえるといいのにと思います。

punica polca

 

11/3/20  月

いい月の夜 夜11時の新宿驚くほど暗くて、そして明るい。

 

11/3/20  月2

高層ビルの間の月。いえ、月が真ん中にない写真も撮ってますから。
こんな時に一眼がないことが悔やまれます。

 

11/3/20  月3

19年ぶりに大きな月とのことで空は月明かりでいっぱい。街が節電をしていて暗いので
なおさら美しいのです。街行く人たちが誰も見上げないのが不思議なくらい。…構図が狙いすぎで何ですが…。

 

 

11/3/11 地震の日

日本人のすごいところは、パニックを起こしてあわてた時に発生するマイナス面のほうが、実際にあるレベルまでの悪い事態が起きた時のマイナス面より大きいことを理解しているというところだと思う。だから、むやみにあわてず、また、ある程度の以上の情報に触れられる人は常に、「その情報は本物か」ということを考えて、あわてることの危険性を説いて回っている。
デマ情報も流れるのが早い分、沈下も早い。

わずか10日で私たちは、多分ものすごい環境の変化を感じたのだろう。
週末地震、翌日にあまりにも想像を絶する被災情報、2日目から原発の問題、繰り返されるあまりにも広い地域での津波の報道、3日目から被災地の避難情報、甚大な被害情報、街の節電、4日目から輪番停電、首都圏の交通の麻痺…確認できない徐々にはいってくる被災地の情報と大きくなってくる原発の被害状況。…。頻繁に怒る余震…。5日目からは危機的状況の原発の動向を見守り。

そして、10日を過ぎた頃、特に原発に関して実際は何一つ良くはなっていないのに、この危機感に若干慣れてきてしまっている感もある。

きっと後で心身ともに疲れてしまうから、被災者以外の人は無理な節電とかをせず。被災者に心を痛めすぎず、倹約しすぎず、なるべく普通に生きなくては。いざという時誰かを助けにいけるために、いざ、再び災害が起こったとき体力を取っておくために。今はそれが精一杯なのだと思う。

突然の被災からわずか10日で、津波にさらわれて何もなくなってしまった場所で人々は、再びシステムを組み、ボランティアが来て、救援物資が届き、避難生活という名の実生活を組み上げてゆく。人間ってすごいなと純粋に思う。

この10日でみんながいろいろ考えてのだと思う。そして、状況にあわせてめまぐるしく、その考え方を変えたり広げたり。何が正しくて、何が悪いということはない。あとでその時の考え方を誤りだったと思うときが来るかもしれない。

でも、多くの人が、「だから原発は反対だったんだ」とかくだらないことを言わず、ただ、淡々と状況を冷静に注視しているところが肝が据わっていると思う。それは別の議論で、今目の前にある現実と履き違えてはいけないということを理解しているところに日本人の理知さを感じる。

みんなこの問題を人任せにしていない。自分のこととして捉えている。
(そういう人がいるとしたら政治家くらいかしら…)
私はこの震災の対応を見て日本人でよかったとつくづく思ったのでありました。

 

11/3/10 まゆちゃんを見に

さて、このサイトで最もページ数を取っていると思われるCutiePaiの話題です。あ、いつも同じ事書いているという空気が流れないように今回はさらっと書きます。

仕事が終わりそうだったのでタクシーを飛ばしたのです。年末会えなかったので今回は、ライブハウスもきっちり覚えて。場所は渋谷Glad。なんとかまゆちゃんのライブ開始時間に到着したのです。半年ぶり…。でも、その前1年位は見に行っていないのだから、久しぶりではないのでしょう。きっと。

CutiePaiは現在、まゆちゃん一人になってしまったけれども、以前の仲間との掛け合いは、逆にマニアをまき込んでのトークになっていたり、昔以上にマニアと一体化したライブとなっていました。

あいかわらず、一挙手一投足に繊細さを感じます。会えない時は日常生活の中で希薄になってしまうけど、見に行くとハッとさせられる考えさせられることが多いのです。
それまでの何年かと違って、去年から1人でステージに立ってプログラムを進行して語って歌を歌ってというのはきっと、相当なプレッシャーなのだろうなと思います。それでも、たくさんのファンの目を自分の体に受けて、それを力に変えていけるそんなまゆちゃんを尊敬します。

今回のイベントは、女性アーティストだけのライブということで、まゆちゃんは恋の歌メインで選曲したようで、なんだか懐かしい曲を間に挟んで歌ってくれました。「恋の季節と君と僕」「たまにはこんな恋の始まり」。…まだ、今ほどエレクトロによっていなかった頃、「カッコイイ」部分より「かわいい」部分を前面に出していた頃のCutiePaiを、思わず最初に出会った頃を思い出してしまいました。
(あとで少し会話をしたとき。まゆちゃんに昔、商業施設で歌っていた頃を思い出したって言われてなんだか嬉しかったのです。)
そして、お喋りも上手くなっていて、流石だなと思ったわけです。

時々思うのだけど、どの時代が一番いいのでしょうね?商業施設でやっていた完全に手作りだった頃。アルバムを出してとうとう新宿タワレコでライブをやった頃、さえきけんぞうと歌った頃、Kaori★nやスージー、eyeタソなんてとてもメジャーなメンバーがいた頃かしら。知名度が高くなって、大きくなればなるほど、制約は大きくなるのでしょうけど。でも、まゆちゃんは振り返らず先に進んでいくのだろうな。明日が一番いいと言い切っちゃうのだろうな。今のファンがいるところに行くと言ってくれるのだろうな。
年末にアルバムを出して10周年を迎えて、久しぶりに聞いた歌声はノリに乗っていて、何だか今年はきっとさらに飛んで行ってくれるのだろうなと、勝手に確信してみたり。したわけで。
アルバムもきわサンまで参加してるなんて、古いファンの心をくすぐってくれます。(チッチも…いてほしかった……。)

ワタクシは多分、アイドルになんてちっとも興味がないんでしょう。だって、会場にいろいろなかわいらしいアイドル(※よくわからないけど、確かに光ってかわいい子がいるということはわかる。)がいても、「ふむ、ふむ、そうか」で終わってしまうもの。(よく考えると…むしろ興味ない路線では…今更!?気付くかね…)
でも、まゆちゃんに会う前に、たまたま仕事のイベントの写真を見たときから、多分まゆちゃんはKanaの中にどこかにいたし、会って、その真剣な生き方に惚れたのです。
ワタシはアイドルという生き方をしているまゆちゃんのファンなのだと思う。
目の前で目標に向かって真摯に突き進んでいく人としての指標なのだ。

そんなわけで、中々時間は合わないけれども、また、時間を作って会いに行きたいです。…って今回さらっと書くとか最初いっていなかったk(以下略)

Cutie Pai

 

11/2/28 BLUENOTE

初のブルーノートにてジョヴァンニ・ミラバッシ・トリオを見に行ってまいりました。ちなみにビルボードはミッドタウンの6Fにあるだけあって現代的で、少しカジュアル、街の夜景も含んで都会的な雰囲気をかもし出していますが、逆にブルーノートは、地下に地下に降りてゆく、その設備も歴史と伝統を感じさせるクラシカルで重厚な雰囲気(古きよきジャズクラブのよう…)客層も若干高めな雰囲気。

ジョバンニ・ミラバッシはイタリアを代表するジャズピアニスト、お友達がクリスマスにくれたCDが彼を知ったのがその発端。
彼女いわく「聞くとMPを吸い取られる
…実際に聞くと、気分が下がります。セツない気持ちになります。
く…こんな、キレイで切なくてテンション下がるCDをクリスマスに贈ってくるとは…恐ろしい奴…パタリ。おお、勇者Kanaよ、死んでしまうとは情けない。

それ以来、ジョバンニミラバッシにはまり、今回ブルーノートに来るということで、音楽(管楽器)をやっているお友達と行ってまいりました。

ジョヴァンニ…あんたのその旋律が心ど真ん中や…(涙)。セツないピアノの旋律、楽しそうなジャンルカ・レンジのベース、超絶上手いルクミル・ペレスのドラム…。
チーズもワインも、ライブに付き合ってくれた人もステキでした。

その日のために買って初めて袖を通したシャツ…一日誰も気付いてくれませんでいたが、初めて「その襟、ステキだね(英語)」て言ってくれたのは、なんと握手にしてもらいに行った先のジョヴァンニさんでした(実話)

べ…別にイタリアだからテントウムシってわけじゃないんだからね。食らえ!!ゴールドエクスペリエンス!!(JOJOっす。)


きっとこんな贅沢な日は人生で早々ないと思えるくらい。よい時間をすごしました。

Giovanni Mirabassi-Des Jours Meilleurs(Some Better Days)
youtube


 

11/2/15 雪の日

 

11/2/15 雪の日2

 

11/2/1 FREE TEMPO

FREE TEMPOのラストライブを会社を途中ですっぽかして見に行った。渋谷AX。途中で入ったけれども、なんともゆるい、いい感じでした。
生で聴くと低音の響きが。シンプルなメロディに拍子の違うリズムの組み合わせ。みんなの歓声が、盛り上がる曲がかぶって幸せ気分。立ち見でよかったかな。MONKY MASICのボーカルとか歌い手もステキ。

これは…クラブとかで聞きたかった。

半沢さん10年間お疲れ様でした。
次のシーンの活躍を期待して待っております!!

FREE TEMPO

 

11/2/4 海炭市叙景

海炭市叙景…原作を読んでいる時は、その平坦な寂しさが、どうしても伝わりきらなかった。海炭市のイメージの元になっている町、函館に行ったことがなかったこと、静かでいて生々しかったことに抵抗があったのかもしれない。
ジム・オルークが音楽担当ということが気になって映画を見に行った。

原作は海と炭鉱の町、海炭市で暮らす人々の18の短編をオムニバスで、ただ寂れた炭鉱の町の市井の人々の暮らしと悲しみをただ、平坦に描いている。作者の佐藤泰志が何年にも渡りライフワークのように書いていた。彼は芥川賞候補に5度選ばれながらついに受賞せず、1990年、41歳で自らその生涯を終え、この物語は未完となっている。本来春夏秋冬に渡り描かれるはずだった物語は、冬から初夏に来たところで止まっている。それぞれの物語を書いた時代で、町も変化している、最初、寂れた炭鉱の町として描かれた海炭市はいつからか、観光と土地開発の進む町になっている。炭鉱の町の頃は炭鉱の閉鎖に翻弄される兄妹を、土地が開発されてゆくと立ち退きを迫られる老女など、常にまちに翻弄される人々を描いている。

映画は…登場人物を絞り、時間軸を年末から年越しまでのわずかな期間に絞り、原作にはいない、本土から来た「浄水器屋」というキャラクターを一人登場させることで、原作ではこだわっていなかった、人々のつながりを生み出し、映画に出ていない部分の原作の部分を補完したりしていた。

とてもいい映像になっていた。映像の距離感や時間の使い方が、自分の感じに近かった。原作がなくても純粋に映画として完成していた。

最後の数分、初日の出を見るため山に登るため路面電車に乗ったそれぞれの人たち、町でそれぞれに暮らす人たちがさりげなく交差する、そしてそのシーンだけで、それぞれの人たちのオムニバスのエピソードの結末が表現されている。真に見事だと思う。

海炭市叙景

 

11/1/24 メガネを買いに

ずっとメガネがほしいと思っていて、ただどんなものが欲しいというものがなく、唯一こだわるならば日本製…ってことは鯖江製…。ということで鯖江のメガネを扱う福井のブランドショップ、青山の「GLASS GALLERY 291」にも何度か行ってみたのですが。結論として

自分でわからない。まったく自分のセンスに自信がないです。(いくつの子供だい?)

でも、自分が欲しいのは鯖江のメガネその中で気になるのはBOSTON CLUB黒ぶちメガネじゃなくて?
というわけで、今度は青山にあるのBOSTON CLUB の路面店「GLOSS青山店」 に私の専属コーディネーター(オイ!)T嬢と共に訪れたわけです。

T嬢はすごい人物で、メガネの見立てにも昨今の流行、機能、ワタクシの視力、そんなものを含みつつ店員さんと交渉をはじめて、店員さんと一緒に決めていくわけで…。も…物を買うってそこまで大変なことなのかい!?と毎度驚かされるわけです。

ただし、メガネという物はなかなか好みのものを買うことができません。何故かといいますと、目が悪いとレンズが厚くなります。実はKanaさんはものすごく目が悪いのです。それを薄くしようとすると価格が跳ね上がります。しかし厚いレンズだと、あまりデザイン的なフレームは使えません。リム(メガネの縁)からレンズがはみ出すからです。また、重さの関係で周りをリムで覆っていないレンズなどは外れやすい等の欠点があります。

…というのをT嬢と店員さんの会話で学びます。へーふむふむ。(←おい!)

価格とデザインのバランスを考えないといけないなんて、メガネ…なんて奥の深い子。

ちなみに…目の悪さのため、想定より非球面レンズの値段がどっかーんと跳ね上がりました。トータル価格がふわり50,000を越えました。…このレンズをもっと薄くすると一気に70,000を越えます。もっと上の額なんて想像もつきません。メガネをかけない人は解らないと思いますが、フレームとレンズは別の値段です。
10年は使って元をとるぞと。そしてそのメガネ選びを全力で人にゆだねるアタシの現政権ほどの決断力のなさは見えなかった方向で(目が悪いだけに)。

JAPONISM…のロゴが好き。

…もう嬉しくてしょうがない感だけが…。先セルの太さが美しいです。

ちなみにレンズがフレームよりちと太いです、で丁番のギミックがかっこいいです。でもリムの下半分はありません。何とかデザイン重視のにできました。

末永くよろしくお願いします。
あれ…最初BOSTON CLUBの黒ぶちメガネって…ゲフンゴフン。

 

 

 

 

11/1/16 小谷元彦展 「幽体の知覚」

入り口で「12歳未満のお子様を連れて入る場合は〜」と書かれており、私も彼に対する知識はあるつもりでおりましたが…
最初から「拷問器具をはめられた立ち上がりかけの小鹿」とか「剥製の頭がついた毛皮のコートとか」、うん…情操教育に悪そうな展示物のオンパレードでした。

そのうえで見ておくべき、展覧会です。

小谷元彦は、ワタクシの人生で最も衝撃を受けたインスタレーション作品、「9th room」(立方体の中で四方に滝の映像を投影し、上下が鏡を敷きまるで自分が滝のなかを浮遊しているような「制約からの解放」をテーマにした作品の作者。
今回その進化系で、八角形の部屋に滝の映像を流す「インフェルノ」が展示されていました。体験してみるとものすごく怖く、上下なく無限に滝の中に落ちてゆくような錯覚に囚われます。一緒に連れて行った人は30秒でダウンしました。
また、 大原美術館にも所蔵されている一見メルヘンぽいのに実はグロテスクな少女の映像「ロンパース」(たとえるなら魔法少女まどかマギカのようだよ…。)
さらに昨年エルメスギャラリーで見逃した「ホロウ」シリーズ
得体の知れない骨とも化石かも着かない「VIPER」シリーズ…

…理由を考えるより、感じろと訴えかけてくる現代アートです。そしてアートでありながら職人の精密さ。好き嫌いはあっても、それを越える緻密な技術は、純粋に感嘆せざるを得ません。

7月に高松市美術館にまわるので、もう一度見に行こうともくろんでいます。

作家自身の血で作ったシャボン玉がはじける様を延々スローで撮り続けた映像なんて、絶対子供には見せたくありませんが。

小谷元彦展 「幽体の知覚」

 

 

11/1/5 2010年Kana大賞

はい。4年ぶりになりますが
Kana去年のナンバーワンを決めていきます。毎年やっているつもりだったのですが、前回まともに書いていたのが2006年でして、その年は実に充実した内容だったのですが…今年は本当に何もしなかった年なので。あえて比較してみればいいじゃないかと。

漫画

「自虐の詩」業田良家 
4コマで泣いたのは初めてだ。
次点「3月のライオン」羽海野チカ
次点「午前三時の無法地帯」ねむようこ

小説
今年は読んでないに等しい…。

映画
見ていないに等しい
ノルウェイの森が見たい。

音楽
「レイハラカミ+U-zhaan」
心揺さぶられたことにマチガイは無い。
次点「サカナクション」

展覧会・美術展
今年は…本当に行きそびれた展示会の
多かったこと…今は
テオ・ヤンセン展(見てないけど…)
に興味あり。「橋本平八と北園克衛展」にいけなかったことが
大後悔…。

雑貨
「プンプンのぬいぐるみ」
「上海灘(持ってないけど)」

女優
「水原希子」

いべんと
「WORLD HAPPINESS 2010」

写真
川島小鳥が撮る未来ちゃん
オフィシャルサイトからworksで。
BABY BAYBYは持っているのですが…
(出版社が潰れてえらい高値になっていました) 。
未来ちゃんはステキですね。
どうやってそんなステキな被写体を見つけるのか…。
もうひとつ
川島小鳥が撮る後藤マリコ

「photographs」 森重靖宗
この森重さんの写真集は「静かな生々しさ」です。
本当にただ、日常の視線を切り取ったような、そして、そこには、健康問題や家族や、その微妙な暗さわずらわしさ、そういったものが見え隠れして、そしてそれは同時に逃れられない愛でもあり。
…そしてKanaさんはこの写真を撮る方法を一つだけ知っている、と自身で思ったわけで。そういう意味ではKanaは未だファンタジーの世界に生きているわけでして、といろんなものが自身に降りかかってきたりする写真集。

…Kanaさんひどい。
世間に接してないに等しい…。基準としては、「押し付けてでも見せたい」ものになるのですが、去年はあまり多くそういうものに出会いませんでした。自身の感動が薄れてしまったのも問題かと思いますが。
…そして自分で書いておいてなんですが、脈絡とか繋がりとかが全く無いです。写真は「川島小鳥が撮った後藤マリコ」とかになります。

ってゆーか、なんでまゆちゃんが入っていないのかと。
今年一年ほとんど見ていないのに、一番というのは、それは、逆に失礼な話。今年はたくさん見てやっぱり一番といってやります。ええ。決意!!←そしてこのオチでしたか。

 

11/1/5 2010年Kana大賞

はい。4年ぶりになりますが
Kana去年のナンバーワンを決めていきます。毎年やっているつもりだったのですが、前回まともに書いていたのが2006年でして、その年は実に充実した内容だったのですが…今年は本当に何もしなかった年なので。あえて比較してみればいいじゃないかと。

漫画

「自虐の詩」業田良家 
4コマで泣いたのは初めてだ。
次点「3月のライオン」羽海野チカ
次点「午前三時の無法地帯」ねむようこ

小説
今年は読んでないに等しい…。

映画
見ていないに等しい
ノルウェイの森が見たい。

音楽
「レイハラカミ+U-zhaan」
心揺さぶられたことにマチガイは無い。
次点「サカナクション」

展覧会・美術展
今年は…本当に行きそびれた展示会の
多かったこと…今は
テオ・ヤンセン展(見てないけど…)
に興味あり。「橋本平八と北園克衛展」にいけなかったことが
大後悔…。

雑貨
「プンプンのぬいぐるみ」
「上海灘(持ってないけど)」

女優
「水原希子」

いべんと
「WORLD HAPPINESS 2010」

写真
川島小鳥が撮る未来ちゃん
オフィシャルサイトからworksで。
BABY BAYBYは持っているのですが…
(出版社が潰れてえらい高値になっていました) 。
未来ちゃんはステキですね。
どうやってそんなステキな被写体を見つけるのか…。
もうひとつ
川島小鳥が撮る後藤マリコ

「photographs」 森重靖宗
この森重さんの写真集は「静かな生々しさ」です。
本当にただ、日常の視線を切り取ったような、そして、そこには、健康問題や家族や、その微妙な暗さわずらわしさ、そういったものが見え隠れして、そしてそれは同時に逃れられない愛でもあり。
…そしてKanaさんはこの写真を撮る方法を一つだけ知っている、と自身で思ったわけで。そういう意味ではKanaは未だファンタジーの世界に生きているわけでして、といろんなものが自身に降りかかってきたりする写真集。

…Kanaさんひどい。
世間に接してないに等しい…。基準としては、「押し付けてでも見せたい」ものになるのですが、去年はあまり多くそういうものに出会いませんでした。自身の感動が薄れてしまったのも問題かと思いますが。
…そして自分で書いておいてなんですが、脈絡とか繋がりとかが全く無いです。写真は「川島小鳥が撮った後藤マリコ」とかになります。

ってゆーか、なんでまゆちゃんが入っていないのかと。
今年一年ほとんど見ていないのに、一番というのは、それは、逆に失礼な話。今年はたくさん見てやっぱり一番といってやります。ええ。決意!!←そしてこのオチでしたか。

 

11/1/1 年賀状

あけましてオメデトウゴザイマス。不束者のKanaですが、本年もよろしくお願いいたします。

というわけで、本年の年賀状はこちらだよ!!

Kanaの人として恐ろしいところはですね…。ゴクリ。これを会社用の年賀状として使用しているという無謀さにあります。いないいない、こんな同人誌の表紙みたいな年賀状おくる社会人はいない。ちなみに、よく見ると耳に小さなウサギのピアスがありまして、これが、この年賀状の肝です。はい。でかい方の耳飾にも、月だとか、雪ウサギとかのモチーフを入れているのですが、誰も気付いてくれますまい。左下のもウサギのぬいぐるみですが、色といい、形といい、ポストペットのモモちゃんにしか見えない気がいたします。

ちなみに、この年賀状はあくまで、これでも会社用でして(部分)でして、会社ではないリアルな3次元世界に生きるお友達には、これの全体版を送っております。
それがこちらだ!!ワンツウツリー!!(←どうも、間違ったテンションなようで)。あ、テキストはこのサイトに来て頂いた皆様へのあいさつ文でございます。

解っていただけますか?怪しいウサギのぬいぐるみを抱えていることを。レトロな柄のヘアバンドにさりげなくウサギモチーフを散らしていることに。そして、これを本人は大真面目に60年代風と言い切っているわけでして…。もともとCMYKで作ったおかげで、プリントで出した時も近い雰囲気で出せてKana的には大満足。…社会人の年賀状としてはいかがなものかと思いますが。珍しく、モデルもモチーフもストーリーも無い、年賀状用の絵なのであります。

おまけで、下絵を載せておきます。同人誌で言うところの設定とかメイキングってやつですね。


画像クリックで拡大

下絵のほうが、人が人っぽく。ヘアバンドがウサギだったりしてあざとさを感じます。
下絵のトレースにもかかわらず、選んだ線で仕上がりのイメージがずいぶん違います。

 

11/01/01

今年ほど、お正月の気配の無い年明けもありませんでした。。まぁ31日まで会社にいましたので仕方が無いのかもしれませんが…。
そのようなわけで、大晦日に何故かコミケの人々の飲み会に部外者として参加したり(関係者が従兄弟だから)、そのまま、アキバの漫喫に泊まるといっていた香川から飲み会に参加するために出てきた少年を家に泊めてあげたりしつつ、そんな彼を寝かしつけ、Kana自身は明治神宮で初詣でに出かけたりしつつ、1月1日の朝は相変わらず美しかったのです。…今回はホワイトバランスをちょいといじっているので、少し青が深いですがそんなに恐ろしく違うわけではないかなと。


明けの明星だよ。

去年のKanaはダメでした。何かベクトルが悪かった。と思うのです。仕事が忙しいことにかこつけて、どうも甘えていたような。ライブは行かないし、美術館も行かないし、映画も見ないし本も読まない。絵も描かないし、カエラちゃんは結婚するし、写真は撮らないし。え?
おいしいものも食べてないし、自炊をしないし、泳ぎにも行かないし、カエラちゃんは結婚するし、新しい店は発見しないし、どうも凝り固まっているような気がする。はい?

そんなわけで今年の目標は。恋する。よし。
…全ての前フリをすっ飛ばして恋する。というか、仕事以外に興味を持つ。ということでよろしくお願いします。いい加減仕事に振り回されるのはやめよう。

あ、あと文学賞に応募して2000万円とります。今年の目標です。で、そのまま映画化ね。あ、バンドかつど、人生なめんなこんちきしょー!!。おっと去年のネタを今年に引きずってしまった。

そのようなわけで混沌としたKanaですが今年もよろしくお願いいたします。

------------------------------------------------------------------------------------

 

10/12/26 ミドリ

ミドリのライブに行きたいよー!!!!!

12/30のリキッドルーム。何故…何故チケットの予約をしていなかったのだ。

 

 

10/12/25 ドリフターズ(平野耕太)

土曜の朝、歯医者の後は、本屋さんで何かを買って、神楽坂のチェーン店のカフェで1時間ほど時間をつぶすのですが。(休日の午前中は人も少なくて快適なのです)今日は平野耕太のドリフターズですよ。…知らなかった。ヘルシングの次が出ていることを。

激しい。すばらしい。
彼の前作は「ヘルシング」。英国の吸血鬼(要はドラキュラ)VS甦ったナチスの残党。彼らの英国を火の海にしての大戦争という…もう、中学生が泣いて喜びそうなベタなバイオレンスホラーだったのですが(世間では中二病漫画と呼ばれています…)

今回は…歴史の教科書に名前が載ってるような偉人同士が闘う熱いバトル物。 世界の英雄達が異世界で2つの軍に分かれて戦争を繰り広げるという。もう、なにこれ。見知ったキャラクターが入り乱れて闘うのだから、面白くないはずがない。
世の男子なら一度は妄想したことありそうな、べったべたなSFです。そんなベッタベタを彼が描くと、妙にスタイリッシュで色気がある世界になるから不思議不思議。

以下ネタばれありです。
1600年の関ヶ原の合戦における島津家の九州への撤退戦。主人公・島津豊久は主君を逃がす為、獅子奮迅の戦いを見せるが瀕死の重傷を負ってしまう。 その時、突然不可思議な空間に迷い込み、そこを介し亜人達の住む異世界へと飛ばされてしまう。
そこにはとうの昔に死んだ筈の織田信長と那須与一がいて…彼らと共に合戦を繰り広げる。
彼らはそこで「漂流者」と呼ばれているが、一方には黒王を中心として、土方、ジャンヌダルク、アナスタシアを擁した「廃棄物」と呼ばれる英雄の勢力が世界を滅ぼそうとしており、この2つの勢力が異世界で戦争を繰り広げる…野田と思われる。
ちなみに、読み込んでいくと解るのですが主人公をはじめとする「漂流者」は戦争中生死不明、消息不明になった者たち、黒王をはじめとする「廃棄物」は非業の死を遂げた者たちというカテゴリ分けができ、「廃棄物」は皆特殊な能力を持って生まれ変わっています。で、黒王様の正体が…ほらその、この本海外で出版できるのかしら的な…。非業の死を遂げて復活しちゃう、世界で最も有名な人っぽいのですよ。

以上ネタバレ終わり。。

で、ですね。この平野のマンガはですね。前作もそうですが、ストーリはあってないようなものです。彼は戦争を、闘争を描きたいだけなのです。、血が飛び散り、刃が光、銃弾が貫く、その美学をひたすら黒ベタのバックにたたきこんで行きたいだけなのです。そして…その潔さが大好きです。

ドリフターズ

 

10/12/21 CutiePaiニューアルバム!!その1

Kanaさんの大好きな唯一のアイドル(でも今年1度しかライブを見ていない…)CutiePaiがニューアルバムを発表してイベントとミニライブが渋谷であるよ。

…という情報を知ってはいたのですが、よもや仕事の関係上行けるわけが無いわけとのことで、半分あきらめていたのです。が。
なんと、その日は、ちょっと早く上がれる気配がしてきたのですよ。
Kanaさんのテンションはうなぎ登りです。一応、ファンのはしくれとしては一刻も早くニューアルバムを聞きたいわけデスヨ。ミニライブだって見たいわけデスヨ。「2年ぶりのアルバム待っておりました。」の一言でも挨拶をしたいのです。
そんな豪雨の9時30分。。仕事を捨てて会社を飛び出したわけです。
イベント自体は8:30〜10:20まで、ミニライブは9:45〜10:05分とホームページに書いていたはず。この書いていたはず…ってあやふやな記憶が後で致命的なミスになるのですが、その時のKanaは知る由もありません。(←またですか?)
Kanaさん駒沢通りに出てタクシーに飛び乗ります。10分で渋谷まで行けるのか?中々の無茶っぷりです。蛇崩れから青葉台を越えて、道玄坂上へ…。

タクシーの中でも
ああ、こんなことならば、もう少し、おしゃれな格好をして来るべきだった。
何かクリスマスプレゼントでも用意しておけばよかった。
等と凹みつつテンションをあげつつ。

タクシーの運転手は遅いけれども、裏道通。丁度12分で道玄坂上に到着!!タクシーを飛び降ります。渋谷は冬の豪雨。時間は9時46分。「まだだ、まだ!!」
この時のミスは道玄坂上から降りたことにあると、後にKanaは回想しています。そしてKanaは道玄坂上からbunkamuraに向かって駆け下りていったのです。

 

10/12/21 CutiePaiニューアルバム!!その2

少し話題が飛びますが、宇多田ヒカルさんのツイッターをほぼ初日から見ています。歌だけを聞いている時と、歌い手を知ってからでは、歌の聞こえ方がKanaにとっては別のものになります。人に言わせると「意味わかんない」ようですが。漫画や映画にはそれ自身と作者を合わせて考えることは無いのですが、「歌」はそれを具現化させるための「声」の持ち主の存在を(知識としてでも)知っているか知っていないかで、親しみが加わるのだとKanaは思っています。

宇多田ヒカルのライブのUSTが世界で100万人以上に視聴されているのは、みんなが宇多田ヒカルをツイッターで読んで、彼女のひととなりを知っているからではないかと思っています。Kanaは「頑張れ」と応援しながらUSTを見ておりました。

さて、KanaはCutiePaiをライブで見に行って知っていて、だから。彼女のアルバムを聞いたときの印象は歌っているまゆちゃんも含まれるわけであって、つまりはそういうわけです。…書いてて意味わからなくなりましたが。ニューアルバムに対する付加価値というのは、ただの音ということではなくて、歌手から買って、歌手の頑張りを知って、そうやってファンは歌手に親しみをもつの(以下略)

 

10/12/21 CutiePaiニューアルバム!!その3

そんなわけで、Kanaは道玄坂の真ん中で立ち往生しておりました。

場所は、クラブエイジアか、ユーロスーペースの向かいのあたりのガラス張りのクラブ的な所…の筈なのですが、その一角はホテル除いたらみんなそんな建物ばかりですよ。そしてその中にKanaのイメージしている施設が無いのです。
今日に限ってクラブの名前を覚えてこなかったことが悔やまれます。
このあたりは、映画見たりクラブ行ったりでよく歩いていたのでタカをくくっていたのです。後悔先に立たず、時間だけが過ぎて行きます。
雨の所為で機動力も非常に悪く、しかも、どこもクリスマスイベントやっていて、すでに9:50…。

ライブに間に合わなくても、せめてアルバムだけでも…。

と携帯電話を開き、ネットにつなぎツイッターからオフィシャルサイトに飛びましたが……無理。アタシのケータイは3年前のネットフロント。オフィシャルサイトのFlashのページが開くわけが無く。どこかに情報は無いか。と携帯をいじりつつ、歩き回りつつ。時間は9:55分。
この時ほど「次はスマートフォンが必要だ」と痛感したことはありませんでした。←ソコ??(iPhoneでは無理ってことね←Flash非搭載)

O-EASTとユーロスペースの間を何往復しても、それらしい結局それらしいイベント会場を発見できず、残念ながら時間は10:10分を過ぎ…。

…イベントが終わる。今年、これほど悔しいと思ったことは無い…。イベント会場の名前をちゃんと覚えておけば…。イベント告知を見たとき一度Googlemapで確認したことがツメの甘さに繋がったのだ。ガラス張りの2階建て…

そんなわけでKanaさん、今年一番の不覚でした。
盛り上がり方がハンパ無いだけに、その凹み具合といったら。しかたなくその凹みを解消すべく、今後の戒めも混めてティーヌーンでとっても辛いタイカレー(←ほんっとに辛い)を食べて辛い辛いと泣きながら帰ったのでありました。(その落語的なオチは何ですか…。)

え、本気の?オチ?本気のオチですか?
O-EASTとユーロスーペースを何往復もして見つからなかったその幻のライブハウスは、あきらめてbunkamura方面から帰ろうと道玄坂を下った「花の木」の隣にあっさりありました。ああ、「O-FLOOR」ってここだったのか。…bunkamura方面からあがってくれば一発で見つけられたのに。もし、雨がこんなに降っていなければ多分あっさり見つけられていたなと

きっと今年は縁がない年だったのでしょう。来年こそは、と固くリベンジ(??)を誓うのでありました。

次のライブではきっと買うぞ!!←決意

CutiePai

 

10/12/14 非実在青年

マンガって「表現」であって。そこには人生の明暗や、諸々暗い部分も明るい部分も描かれる可能性があるわけで、その一部だけ排除しなさいよ。というのは、ただの言論統制でしかないわけで。そんなこと議論するまでも無くわかるはずで。

重要なことは書かせないこと、ではなく住み分けることである。
毒のあるフグは危険で魚を捕るときそれが混ざるといけないので、魚は捕ってはいけません。ではないでしょう?目利きが選んでしかるべきところで食べれればよいのでしょう?それが面倒だからって漁師の仕事を奪ったりしてはいけないでしょう?

何のためのR指定なのだ?

いまの都知事が昔作家だったということが信じられないという部分はあります。何でものを作ってきた人間に、表現に対する理解が無いのでしょう?ちなみに、慎太郎の小説は…子供に読ませられるような要素の一切無い作品です。

 

10/12/14 遅刻

ものすごくいいライブだったのだが、あたしが5分遅刻したことを相方が、たいそう怒って、先に行ってしまい、こっちもすごくめんどくさくなって。帰りは仕事の電話しているうちに、先に帰られ、遅刻といっても、相手が渋谷に来る時間に合わせていくというだけで、最初に何時と決めているわけでもなく。こっちはライブに間に合えばいいじゃんと思っている部分もあり。

でも、遅刻は人生の損なのでしょうね。

こっちも、会社で女子の面倒なとこばかり見てすごくストレスになっているので、休みの日くらい穏やかにすごしたいのだが、相手の機嫌悪い姿をみると、こちらも機嫌悪くなってしまい。何をしても、文句の応酬になるなら、会わなくてもいいじゃん。

ほんっと全てがめんどくさい。←すみません、珍しく素の愚痴ですorz…

というわけで、しばらく人と会うのは無理。と思ってしまうわけでした。

とてもいいライブだったのに。お互い残念でした。
思い出すだけでウツになるのでカーズは考えることをやめた。←まちがい

 

10/12/13 爆風スランプ

爆風のライブに行ったのはとある女子のツイッターに引っ張られてである。

その日は全くを持って、ダメな日でした。電車だと約束の時間に5分遅れそうだったので、タクシーに乗ったら全く別方向アンド渋滞で20分遅れ。
そのうえで、チケットを忘れてきて、有楽町から、再び家に帰ったり。
付き合わせたお友達にごめんなさい。

今日のライブでこの悪い流れを断ち切れますように。
そう…その日は爆風スランプの一日限定復活ライブが東京国際フォーラムであったのです。

しかしながら東京国際フォーラムに着いたら、ええ!? 顔にメイクをして、ヘビメタの格好の人ばかり…なな、このメイクは、まさか黒ミサ…地獄、…悪魔…ちょちょ、チョットお待ちよ。今日は爆風スランプのライブのはず…。
なんと同じ日にホールAで「聖飢魔U」のライブが開催されていたのです!!!
両方の往年のファンはどうすればいいのだろうと他人事ながら思ってみたりして…。

さて、そんなわけで会場はホールC。クラシックなどでも使われる、国際フォーラムでは音がよいといわれているホールです。

さて、周りを見渡すと…似た世代が…近いのだけれども、子供づれとかいて、その、同じ世代なのに、みんな大人というか。一緒に行った連れも結婚してるし。自分は同世代の人間と比べて地に足を着けて生きているのか?と不安になってきました。
き、昨日ボーナスでたもんね。と一人で自分を盛り上げてみた。むなしくなった。

で、いきなり前説が「ふはははは」ですよ。閣下。会場違いますよ!!
このままでは蝋人形の館に入ってしまいますよ。

会場脇から登場ぺロリからはじまり、名曲をずらずらと歌い始めます。出だしこそ、緊張を感じましたが3曲目の「それから」のあたりはもう。

以下メモ/中野さんの顔が小さい件/旅人の「36.5度の体で」という歌詞に衝撃を受ける。/「無理だ」ってことでゲストに電撃ネットワーク…あの真空掃除機で中野さん疲れちゃったのでは。/うん…みんな実はあんまり仲良しではなさそう。残念。/音はよいホールのはずだが、機材の所為か?音がわれていた気がする。/3時間は…体力的に皆さんかなり無理をされていたと思う。

今回密かにぐっちゃり色々な思いを持ってこのライブを見てたのに、始まった途端、自分の懐かしさでいっぱいになりました。歌は記憶に繋がっていますな。…でも「RUNNER」だけは…なんか文化祭の気分になる。でも、ランナーの頃には既に力を使い果たした感じで。いや、疲れるよね。50歳だもん。
そして最後の「大きなたまねぎの下で」に泣く。

帰りは電車に乗って目を覚ますと代々木だった。乗り過ごした…。…あたしも今週は疲れている。でも、本当に良いライブでした。初めてとは思えない親しみ。だって、その世代だから。あと、彼らのネタ系の歌のよさはCDでは絶対わからないわね。

 

 

 

←2010.12月