日記

nikki The Book of Days. 毎日、のらりくらり書き綴ってます。2002.5月

 

 

 

サッカー飲み会 2002/5/31

Webの飲み会をサッカーの見れる居酒屋でやったのです。ワールドカップの初戦を巨大なスクリーンの最前列のテーブルで2ヶ月ぶりの皆さんのお顔を見ながら。・・・サッカー好きはスクリーンに釘付け。サッカー興味ない人も一喜一憂しながら久しぶりの再会を楽しんでおりました。それを端から眺めて悦に浸るKanaももちろんいます。もちろん全員そろう事は叶いませんでしたが、それぞれに生活があるのに仕事があるのに、それでも、半分くらいきたもの。朝まで騒いでいたのは6人くらいだったけど・・・それでも嬉しかったのです。いつか、会わなくなる人たちでも、縁があった。それを忘れなければいい。縁が続くうちはそれを大切にすればいいと、Kanaはのほほんと、ぼぼ〜っと、酔っ払いながら(相変わらず)チュニジアを応援しつつ思ったのでありました。頑張れデスピサロ(それわドラゴンクエストでわ・・・)!!!

 

Kana絵 2002/5/27

せっかく1000番とってくださったのにKanaろくな絵を差し上げれませんでしたわ(クスン)。ゴメンナサイなのです。だって、最近いつも会社で頭使ったこまごまとした作業しているでしょう・・・photoshopやらなんやらで。Kanaだって、お気楽な爽快な(?)これぞ漫画ってな絵を描きたくなるのですよ。(いつもと変わらないとわ言わないで(泣))

それに、最近ですね。色々写真いじったりする事が多いので絵を描くことと写真を加工する事が混じってしまっていて、アンマリにも選択肢が多いと人は八方ふさがりだな、とそう思ったわけです。さらに、一枚の絵で見せる方法だけではなく現在は、複数の写真をコラージュとして・・・とかそのような記事を読むと真似したくなるのが人情ってモノで・・・そんな訳でほとんど公開していないくせに後悔だけはたくさんのKanaなのでした。

・・・モデルは秘密です。

 

夕立 2002/5/27

営業に出ているヒトから電話があり、杉並で雨が降り始めたから表に積んでいる紙を倉庫にしまうようにと・・・ほこりっぽい風の少しある暑い午後に、急に風が冷たくなって雨がパラパラと窓を打つ。

雨に打たれたほこりのにおいがまた夏らしくて。いいなと。

何時の間にか晴れた薄い夕暮れの空が、湿った空気と澄んだ空と、何よりも心地よい気温がいいなと、そんな事を思ったりした。

 

Kanaという現実 2002/5/26

「不思議ちゃんが実在するのとしないのでは君に対するみんなの目が違うと思うよ。」と、知り合いに言われたのですが(妄想狂か名誉毀損かと問われているようですが)・・・それはKanaが実在する事を知っている人だから頂ける言葉だとワタクシは思うのです。

実際、Kanaという現実は、ワタクシを知っている人以外の人にとってはネットの中にしか存在しないのですから、どちらかと言いますとそういうものでありたいとワタクシはいつも考えています。性別も年齢も、職業も政治も宗教も主義も関係なく、ただ、ネットの向こうに存在するKanaというものでありたいなぁと、

楽しい話をたくさんしようと。素敵だったことをなるべく書こうと、きっと、すごく偏っているとは思うけれども、それでも、穏やかな会話を、ふらっと立ち寄った、昼下がりのcafeみたいな空間を演じてみたいな、と、思っています。

だからここは、あなたの、頭にある架空の緑のcafeで、Kanaが書く天気の話は、オープンエアの外の木々のざわめきで、Kanaする不思議ちゃんの話やそこはかとない話題はそこの壊れかけたTVから流れる、古い映画のようなものだと思ってやって下さい。

人がいてもいなくても、ただ淡々と流れるように。ときどきいらしていただいた方にはひさしぶり、と思っていただけるようなそんな、空間でありたいと、Kanaは思っています。

更新少なくてゴメンナサイ。

 

 

散歩 2002/5/22

落合南長崎という駅を降りた。夕暮れの6時30分。そこからゆっくり、新宿に向かって歩き始める。Kanaには一つ夢がある。どんなにボロでもいいから、高層ビルの見えるアパートで暮らしたい。

久しぶりに歩く夕暮れの住宅街。古い商店、銭湯、コインランドリー。生活の空気と、夕餉のにおいと、夕暮れのにおいがあいまって、ちょっぴりきゅんとした。商店街から外れた、静かな住宅街に潜む、小さなお惣菜屋さんの、古びた小さな本屋さんの明かりに何故かほっとしながら、あてどもなく町を歩く。はるかかなたには高層ビルが見える。

突然の階段、急な坂・・・東京ってこんなに高低差があるのねと思いつつ。その町にひたすら感動して。住みたいと切に願った。坂の名前を「一の坂」といった。「五の坂」まであると近所の看板に書いてあった。

街の名前を「中井」と言った。

関係者に物議をかもし出しそうだと思いながら(笑)ネタになる分にはいいんだけどね。(ごくごく内輪ねたでごめんなさい)

オチ:素敵なお姉さまが中井に住んでいるだけです。

 

 

 

初夏 2002/5/21

今日は緑が濃かった。アスファルトが熱くて逃げ水が見えて、なにより、なにより道路の白いラインがきらきらとまぶしかった。小学校の子供達のはしゃぎ声はきっと、窓を開けているから。空の雲はあくまでも高く、気がつけば、夏ですね。

きっと、今年の夏は素敵な夏だと、お昼を買いに静かな昼下がりの住宅街を歩きつつ、根拠も訳もなく、ふと、そう思った。

帰り道、夕焼けを見ながら、同じことを思った。

 

ウンメイ 2002/5/21

艶っぽい話しパート2です。

電車の中で目が会った。立っている私の目の前に座っている女の子。お互いに手に手をとりたかった。ああ、彼女は本当に(以下略)

電車を降りる際、彼女はバイバイと手を振った。私は手を振りかえした。そうしたら彼女が本当に嬉しそうな顔をするものだから、思わずアタマをなでてしまった。彼女はすごくすごく嬉しそうな顔をした。

ああ、これはウンメイだわ。

年の差は26くらいありそうだけれども。・・・3さい位のお子様でした(笑)。

鼻グズグズだったので、ハンカチを・・・と、思うのだけれどもお母さんに抱きかかえられているので。

ああ・・・明日からきっと、Kanaはロリ呼ばわりされるのですね。・・・それもまたウンメイか・・・(オチ付いたね・・・)。

 

フタマタ・・・ 2002/5/18

今日は艶っぽい話をいたします。

Kana去年の夏くらいからずっと気にかけてた子がいたのです。すごくすごく気になってはいたのですが・・・ちょっと、当時のKanaにはあわなかったので、泣く泣く想いを断ったものです。

当時のKanaは必要に迫られて妥協していました。でも、その子もとてもとても大事にしていました。わかりやすい性格、不安定な精神。・・・うるさいのが珠に傷でしたが・・・

でも、Kanaも社会人になりました。もう、自分に素直になってもいいのではないのかと。気づいたのです。今、社会人になったワタクシに必要なのはあの子だと・・・

そして苦節一ヶ月・・・とうとうKanaはあの子をゲットしたのです。

少々わかりにくい子です。でも、Kanaが見てきた何よりも美しいと思います。そして、何より何より・・・静かな子なのです。

そんな訳で、家に来た初日からその子は

オーディオの役をしてもらっています。なんたって音がいい。
だって、ネットは前の子が担当しているし・・・

 

そんな訳で

Cubeがきました(笑)。

 

 

アートな話 2002/5/13

画家は、エドワード=ホッパー。彫刻家なら、ジョージ=シーガルかカミーユ=クロデール。

TinTin展をbunnkamuraに一緒に見に行ってくれる人募集。なんて、Kanaはぼ〜っと絵を見るのが大好き。ついでに絵を見ている人々を見るのも大好き。集中しすぎて一時間でダウンするけどね。だから、だいたい美術館では途中でベンチで一休みしている。ひとりで見るのもオツだけど、よいものはみんなに見せたい。でも、好きでない人について来てもらうのも申し訳ない。Kanaもガッコのみんなみたいに美術愛好会でも結成しようかしら。・・・みんなそんな暇ないだろうな。・・・Kanaもなさげだな。

プラド美術館展すいていればな・・・カンディンスキー展すいていればなぁ。東京のよいところはあらゆる芸術に触れられる事。悪いところは、心置きなく浸れる、余裕にかけていること。・・・いつも混んでるとも言う。なんとなく今日は駄文。

 

 

買い物 2002/5/12

今日は悩んだ挙句念願のMac G4 CUBEのCD-RWバージョンを秋葉原で購入しました。いまさらそんなもの買って何をしようかといいますと。・・・まぁ外見を愛でるとか、友達に自慢するとか・・・その程度の使い道しかない訳で・・・今日は新宿で友達と会っていて、そこでもDVD-ROMバージョンの448Mメモリの傷ありとか、発見したのですが、帰りによった秋葉原ソフマップに幻のCD−RWの256Mメモリな奴を発見してしまい、即ゲットです。この一週間、駆けずり回りでしたが、早まった買い物をしなくて本当によかったと・・・。

でもモニタ込みでもさ、最新の i Mac より高いのは納得いきません。ワタクシは結局20万以上のインテリアを買ったのだと確信しています。

ちなみに到着は土曜日なのです。インテリアもそろったら一人暮らしの準備でも始めよう。

 

Mac G4 CUBE 2002/5/12

解説しておきます。

apple MacG4 CUBE とは、2001年に発売された新型のMacパソコンの事です。当時はその透明なアクリルの箱に浮くように設置された立方体の本体と(W25×25×H45cm)、これまた白と透明を貴重とした液晶モニタの、絶妙なデザインセンスに、コレこそMacの新しい形だと、誰もが思ったものです。・・・Kanaはそう感じました。さらに、性能のよい丸型の透明スピーカー、赤外線を使った新型マウス、それはまさに未来のパソコンのイメージだったのです。

でも・・・1つしかないDisk(しかも最初はCD-R)、2つしかないUSB、64Mしかないメモリ、 20G位のHDD容量。そのくせ、モニタと本体で25万は越えてしまう・・・。 発売後、そのデザインの中枢を担うアクリルボディに傷が発見されたり(製造上仕方ないらしい)、静電気感知のスイッチが敏感すぎたり、色々問題をつけられたうえに元来の使いにくさから(初心者用には高すぎるけれどもプロ使用には拡張できなさ過ぎる)、一気に下火。

そして、とうとう、このシリーズは販売終了でアップル社は起死回生のi Mac をこの春発売・・・

そしたら、発売終了になったとたんみんながCUBEを買いあさるのでどこにもいなくなるわ、いても値段は高いわで・・・

結局みんな好きなんじゃんと、ちょっと嬉しいKanaでした。

 

 

おふろ 2002/5/12

たとへばKanaはおふろの温度がちょうどいいとすごく幸せな気分になる。本当にいつもシャワーなひとだから、時々お風呂に入って、その中で、ほんとうにたまたま、ちょっと熱い位のでも、気持ちいいと感じるお風呂に入ると、イオンがふわふわ浮いているようでとても楽しくなる。いつも湯船につかると、30分くらいはつかりっぱなしでず〜っとず〜っとこの世に浮かぶよしなしごとを考えている。Kanaが湯船の中で密かにnikkiのネタを考えている事はココだけの秘密です。(久しぶりに使った、このフレーズ(笑))えへ。

 

 

おもい 2002/5/11

誰よりも、幸せになりたいくせに、誰よりも、幸せになれないことを確信している。せめて、身の回りのワタクシの知っている全ての人には幸せになってほしいと、Kanaは切に願っている。

きっと、みんなみたいに、深いところまでオリテゆく勇気がなかったから、Kanaはいつもおぼれる事を恐れているから、Kanaはその先へ行けなかった。

いつも変わりたいと切望しているのに、本当は変われないことを知っている。どんなに、幸せの中にいても、どこかにある不安を断ち切れずにいる。結局ワタクシはいつもひとりだと思っている。


時々、人に言われる。
「あなたはいつも、そこにいるから、必要だ」と、
別に、守ってくれる人がいる人に。帰るべき家庭のある人に、言われる。だれかれともなく時々言われる。

Kanaには誰もいない。きっと、一生誰もいない。でも、だから、誰かの一瞬の為に必要とされるなら、それでもいいのかもしれないとも思う。たとへ、それが誰かにとっての、ちょっとした、逃げ場であっても、それでいいのかもしれない。結局Kanaは逃げてきた人を現実に連れ戻す役を引き受けるのだから。

ふだんは忘れていてくれてもかまわない、つらい時、ふと、ちょっと思い出してもらえるのなら、それだけで、Kanaには生きている意義がある。

 

 

 

しつこくG4CUBE 2002/5/9

以下G4CUBEの中から一番よいものを選びなさい。

@ 128Mメモリ  HDD 20GB CD-RW 14万8000円
ただし、リカバリーCD無し

A 64Mメモリ HDD20GB DVD-ROM 13万6000円
だいたいそろっている。

B 256Mメモリ HDD30GB DVD-ROM 12万8000円
フルセット
ただし、タバコのヤニで見事に 本体からスピーカーに至るまで黄色。

男的にどれを選ぶべきか 半日悩んだが結論が出なかった。 さぁみなさんだったらどれを選ぶ ・・・やはりBか・・・いや、しかし 黄色いCubeなんて・・・ 今夜も悩みそ。

 

 

 

新弟子前 2002/5/9

・・・おちこんだKanaはよく己も無力さを呪うのです。朝の電車の中で、ほんとに駄目な自分に時々暴言を吐くのです。・・・そう

「新弟子前(sinndesimae)!!!」

疲れたときも叫ぶのです。

「ああ・・・新弟子舞う(sinndesimau)」

弱気になったときもつぶやきます。

「猛打(mouda)愛(me)で賞(syou)・・・」

・・・最近無意識に型落ちのワープロの漢字変換みたいな落ち込み方をするのですっかり本末転倒で、なんだか、駄目な時は無条件でお相撲さんが出てきて、「ああ、Kanaはこの新弟子にも劣るのか・・・」とか「新庄がんばれ、イチローにまけるな」とかある意味とても健康的な発想をしているような気がします。

本気で落ち込んでいる人は真似してみましょう。
今日から頭の中で相撲取りが舞っています。

だれですか、オヤジギャグと言った人は?!

 

 

MAC G4CUBE 2002/5/7

DTPをやるにはMacが必要なのです。家でやるつもりはないけれども・・・CUBEは欲しいのです。あの四角い透明な小さなBody・・・Mac G4CUBEが欲しいのです。

この話はMacに興味ないとつまらないかもしれません。

ワタクシは絶滅したと思われたCUBEを秋葉原の奥地でついに発見したのです。もちろん中古です。だってだって、もう1年も前のモデルですから。・・・しかも、CD−RWモデルですよ。!!!

問題はモニタと併わせて買ったら、最新のUFOっぽい I Macの値段をはるかに越えるって事です。標準64Mのメモリを現実に対処して256M×2とかで増設したりするとえらく根が張るってコトです。それでも欲しいと、悩んで、今日の帰りに出向いたら・・・、CD- RWモデルはうりきれて、DVD-ROMバージョンしかありませんでした。・・・あんまりいらないけれども、ヤッパリ欲しいんだ。

形が好きなだけなんでしょ?

一人暮らしの部屋のインテリアに最適とか思っているだけでしょ?

発売当初、「雑貨屋」に先越されて大きなモニターまで購入されてて悔しいだけでしょ?

・・・全部あたりです。

 

 

 

穏やかな春の日 2002/5/5

久しぶりの4連休の使い方がわからないので
久しぶりに 一人でお出かけして、
好きなお店に行き
好きなものを見て
会いたい人に会いお喋りをして
ひとりゆったりとお茶を飲み
見たかった映画を見て、・・・
お買い物をして

こんな、感覚が、懐かしくて
どこか、切ないようなほっとするような
時間が止まったような穏やかな感覚、

ここしばらくは、ヒトと一緒に生きてきたから
ワタクシは誰か守る人がいないと生きていけないから
自分の為には生きれないから

でも、久しぶりに一人でふらっと、存在すると、
自分がいないようで、何も無い様で、 気持ちよかった。

時々宇宙に一人ということに
切なくなるけど、頑張らなくっちゃ。

久しぶりに考える時間がいっぱいあったので
Kanaらしい事を考えてしまったりした(笑)。

みんなが元気だといいな。
今日はそんな日。

Kana

 

 

雑貨屋 2002/5/3

熱で寝込むことにも飽きたので、おもむろに雑貨屋へ出かけた、今日ちょうど一月ぶりのオープンとのコトだったので、相変わらず、自分のタイミングよさに嬉くなる。雑貨屋姉さん忙しいので、アルバイトの子が入っていた。知り合いだったのでちょっと安心。

そして、姉さんはデザインのお仕事に出かけ、なぜか、その子と店番が始まり、連れのお客さんに3品注文され大混乱して、挙句Kanaがバナナミルクを作ってお客さんに出すとは、その時まで思いもしなかった。・・・味見の暇もなかった。とりあえず美味しいといわれてほっとしたKanaでした。・・・いきなり店に行って何をやっているんだか。でも、こんな事を許してくれるお店が好き。

今日はその他にも東山都職員団地を撮りに行ったら・・・広大な土地が更地になっていたりして、落ち込んだり、Kanaloveな子のメールが着信拒否設定されていてショックだったり、昔だったら、随分落ち込みそうな出来事盛りだくさんだけれども、今日は体調もよくなってきているので、全部受け止めてみた、その上で、澁谷に行ったら、たまたま映画「ランドリー」にぶつかって、時間もうまく重なって、その映画がよくて、ほっとしているKanaでした。

「らんどりー」はお散歩に書いてみました。

 

 

つよさ2。2002/5/3

北海道の、お話の続き。
Kanaは毎日、ピアノ弾いて、絵を描いて、写真とって、お散歩して、(ほとんど一人だったけど)ソレはそれで、本当に楽しかった。そのころはわからなかったけれども、何で友達を作れなかったのか、作らなかったのか、今ではその理由がよく分かるような気がする。でも、逆に作らない努力をしていたから、(それでも素敵な友人はできてしまうものなのだが)ひとりで、存在する事の不安が無かった。そういう意味では、自分に対する考え方が今よりはるかに強かったのかもしれない。

その時何故だか、Kanaが好きだった女の子がいる。すごく好きだった記憶は、あるんだけれども、すごく友情だったかもしれない。でも、泣いた記憶があるから、ヤッパリ好きだったのだ。今考えても、あほらしいが、当時のいけてないKanaと、学校で1.2の、保育の女の子がつりあう訳もなく、Kana自身そう思って、話す事さえできなかった。・・・と、好きになってから思ったのだが、ソレまでは結構一緒に、ピアノの練習とかしていたような気もする。

今考えても、あんなKanaと話してくれる、女の子はすごいと思う。

その後二人はどうなったかといいますと、アレから、10年、会ったのは彼女の結婚式に北海道に行った時、と初のお子さんを見に行った時の2回にもかかわらず、 相変わらず、手紙していて、最近はメールですが、やはり行き着く先は友情かなと・・・。本音を言わせて貰えば、結婚しちゃおうが子供がいようが、男の子だろうが女の子だろうが、Kanaにとって、好きな人は、好き。だって、その人を好きになったのだもの。

自分が好きになった人が幸せになっていく過程を見守っていけることはKanaにとっての幸せだとKanaは心の底から思うのです。

補足・・・友達を作らないのは、ヒトにとっての自分が、いいものか悪いものかわからないから、最初から触れ合わなければ、判断されないと、そう思ったから。実は今でもソレがひどく不安なのです、ヒトにとっての判断材料になる自分。自分なんていなければいいのにと時々思う。

 

 

つよさ。2002/5/2

むかし、ほんとに昔。北海道で一人暮らししていたころ、Kanaは間違いなく大学の友達より、周りの自然のほうが大事だった。毎日片道10kmの一本道を大学まで自転車で駆け抜けた。時にはふらふら歩いたりもした。北海道は、5月から9月の頭までの間に春と、夏と、秋がある。最初はわからなかったけれども、毎日自転車に乗っていると、本当に毎日草が成長して、季節が変わっていくのが肌で感じられるようになる。Kanaは毎日感動して、ほかの事に関心を持たなかった。

当時のKanaは、身だしなみもかっこ悪く、髪もぼさぼさで、今考えると、どうしても、変な奴なのだが、逆にあのころの自分は、何もかもが怖かった筈なのに、今よりずっと強かったのではないか、とも思えてしまうのだ。

なぜか、この話の続きは明日なのです。

 

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(c)Kana AKD 2002 団地迷宮