nikki The Book of Days. 毎日、のらりくらり書き綴ってます。2002.7月



2002.7月

 

なつ 2002/7/23

目のくらむ青空、電線の影を落とす真っ黒なアスファルト、涼しいコンビニから出た時の身体に一瞬だけまとわりつく冷気と溶け合って昇華されてゆく熱気。せみの声、風鈴、入道雲、どんなに時代が変わっても、ただ、急いで駆け抜ける日本の夏は美しい。

 

 

 

夕姉 2002/7/23

前に参道を歩いている時に青山劇場の前で特攻服を着た人々が屯(tamuro)しているのを見た。そういえば友人も、埼玉アリーナでそのような方々を見たとのたまっていらした。いまどき硬派だなぁと思いきや、青山劇場の前に似つかわしくないブロマイドや生写真の出店が出ていた。特攻服の背中には確か「夕姉。」とか書かれていた。やはり生写真の売れ筋は辻ちゃんなのだろうか?とりあえず、青山劇場でモー娘がミュージカルをやっていることは、日の目を見るより明らかだろう。埼玉アリーナでコンサートをやっていたこともまた然りであろう。

でも、「夕姉」って、なんだろう?

 

 

 

穴 2002/7/23

この2週間の週末は、とても、ゆっくりで、とても、ボーっとして、現実に戻ってきたくなかった。でも、ソコは架空の場所なんだ。一緒に食べたうなぎが美味しかった。鳥かごを持ってフレッシュネスバーガーに昼下がりに行った。快晴の湾岸を食料品を買いにかっ飛ばした(Kanaのナビのせいで渋滞に巻き込まれた)それは、きっと、相手にとっての現実で、ワタクシにとっての架空なんだ。逆を言えば、アチラで一生懸命、現実を生きる相手にとってのKanaは架空なんだと思う。

長い夢から覚めてKanaは独りまた、ココに立っている。まだ寝ぼけてココにいる。少し長くボーっとしていたので、抜け落ちた夢の部分が穴を開けて、少しココロがすーっとする。

さびしいとか切ないとかじゃなくて、なんだろう、少しだけココロがすーっとする。世の中にはうまく言葉にできない気持ちがたくさんある。

 

 

←2002.6月
ページトップ
2002.8月→

 

(c)Kana AKD 2002 団地迷宮