nikki The Book of Days. 毎日、のらりくらり書き綴ってます。

 

2006年2月nikki

 

06/2/27 Kanaは無党派層です。

今回の永田議員の事件でKanaが気になったことは以下の3点、

4点セットと言われた疑惑が今回のメールの件だけで全てうやむやになってしまうだろうと言う事。この件で2週間近く国会が止っていること。(本体のライブドア事件すら希薄にされています)

責任問題で辞任を要求されている事に関して、テストに例えると出題する問題が間違っていたわけで、不正をしたわけでもなし、支持者の事など考えると、別に辞任が責任の取り方?と思わざるを得ません。そんなことよりはっきりさせるべきことはいっぱいあるはず、

今現状で野党が引きこもると(寄せ集めだけどないよりマシ)、与党の一人歩きは否めず、民主主義国家という言葉が形骸化する恐れがあること、

おまけ的には

一般人だったら、いやらしいくらいに追い回され話題にされるであろう、武部幹事長の次男の姿を一度もマスコミは報じなかった事(マスコミ弱の権力への弱さを痛感しました。)Kanaは無党派層ですが、筋の通っていない人、美しくない人は嫌いです。野党の代表なんかちっとも美しくないけれどもね。

Kanaの空想的個人的疑惑としては、

メールの出所が実は与党ではないかと疑ってみたりしています(Kanaが与党だったらやるね。そしてそれを野党がわかっても、もう弁明のする場所がないもん)

戯言はさておき、少なくとも人一人不審死するだけの闇がライブドアの裏にはあるのだと、絶対出てきてはいけない人が裏にいるではないかと、Kanaは思っています。堀江さんが容疑を否認し続けるウラにも同様の圧力があったりしたらって想像すると、怖いです。うん、それは考えすぎ。

社長は社員を、Kanaは身の回りの人を愛する事で精一杯です。でも、政治家は全ての国民を愛さなくてはなりません。国を治めているのですから、そのすべてに責任があるのです。でもそんな私財をなげうって腹をくくる、真の政治家はもういないのでしょうな。

お金のあるところに政治家が集う、と言う事に間違いはないと思います。

 

06/2/27 想像する苦痛

一日に3つとか4つとかポップを作っていると、考える前に手を動かしている感じで、かなり想像する事が苦痛になります。次に一つをじっくり考える、というのではなく、今日作る全ての物をまとめて頭に思い描くと、「うわ、こんなに作るのわし…」といった感じで、終わるのかしら、とはらはらして、いつ終わるとも知れぬベジュ曲線を引き…ある意味苦行です。デザインする、というよりは、やっつけてる、と言った方がいいかも。これも一つの勉強ですね。

 

06/2/25 4D2U

文化庁メディア芸術祭で見た国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトのサイトが秀逸であったのでご紹介。

http://4d2u.nao.ac.jp/

もちろんFLASH版を見てほしいのだけれどもその「4D2Uナビゲーター」のすばらしいこと小さな画面の中で宇宙の広さを実感できます。「+」と「-」のボタンを押しているだけでも楽しい。点と線だけで空間てこんなに表現できるのね。「still」ボタンで地球から宇宙全体まで徐々に拡大しながらワイヤーフレームとCG画像を上手く切り替えながら説明をしてくれるので是非一度宇宙を味わってくださいな。ああ、宇宙すばらしい。

 

06/2/25 おめでとう金メダル

荒川より村主のほうがスピードがあった気がするのですが。でも荒川は村主のようなスキがなかった。村主は指先とかどこか端っこのほうにスキを感じた。

結果としてメダルメダルとなってしまうけど、世界上位が日本にいて、フィギアに関してだけは常に肥えた目と、どこかに安心をもって演技が見れると言うのは大変贅沢な事だと思います。

Kanaは村主が大好きなのでまだまだ頑張ってねって応援するのだ〜。

全然関係ないけれども、カーリングの女子の決勝(スウェーデン×スイス)の最後の一投は衝撃的でした。オリンピックの総集編とかでやったら、是非皆さん見てみてくださいね。

 

06/2/25 かっこいい…

安藤美紀選手のコスチュームがなにやらカッコいいオーラを放っていた。

 

06/2/22 前言撤回

昨日の日記の前言撤回。

Kanaの存在は希薄だけど…九州から帰ってきたKanaには鬼のようなポップの依頼書が…

…むしろ

むしろ死にたい。「なんじゃこりゃ〜」って捨て台詞をはいて!!

 

06/2/21 九州へ〜

5:00 カーリング
朝5時にもぞもぞと起きだして、とりあえず、カーリングにチャンネルを回すと、スイスを相手に5-7で第8エンド、シャワーを浴びて出てくると試合は終わっていた。スイスに4点を入れられてギブアップ。小野寺選手の涙に後ろ髪引かれながらテレビを消してまだ暗い道を駅に向かった。

6:00 モノレール
Kanaはいつも湾岸の風景が好きだ。もっとも湾岸を感じられるのが羽田に続くモノレールだと思っている。小さな運河の間や、団地の脇。工場や倉庫街、高架下の小さな公園や、人の乗ってこない駅。超高層ビルの間から寂れた湾岸へ続く、高架から地下に降りまた高架になり、再び地下へ。
今日は、まだ限りなく暗がりの青の中に、オレンジの光を纏った東京タワーが煌々と輝いているのが見えた。 Kanaはこのモノレールが映す景色が好きだ。

7:00
食欲がないと言ってられない状況なので、ムリヤリ買った少々お高めのサンドイッチを無理やり胃に詰めながら、搭乗を待つ。 小野寺選手が、空港の大型のテレビに涙でインタビューしている様が流れる。このオリンピックで一番時間を割いてみていたのがカーリングなので(ていっても…カナダ戦をたまたまボ〜っと見ていて鳥肌が立ったのだ。そこからひたすらカーリングは見るようになった)カナダもイギリスもイタリアともすごかったよ。

7:30
一面の曇り空の上に飛行機が抜けた瞬間、おびただしい光と青空、そして一面の雲海の向こうに富士山が見えた。 雲の上を歩けるとしたら、富士山まで真っ直ぐ歩いていけるのだなと、思った。下界の曇った天気からは想像もつかない世界、空の更に上の方には筋雲と、黒い空が宇宙まで続いていた。

7:45
さらに上空の筋雲を抜けると今度は筋雲の雲海。ドコからが空でドコからが雲かわからない青から白へのグラデーションの雲海。鳥も決して来ることのできない、人にしか見ることの叶わぬ天上の景色のよう。

お葬式。
叔母の死は50代半ば、やはり早すぎると思う。体の動かない旦那様の為につききりで看病していた矢先。疲労もたたったのだろう。
残された旦那様も、娘たちも、決して自分たちを責めないで欲しい。
若すぎる死というものには、不条理を感じる。たくさんの、友人達が訪れてくれる事に、人徳の厚さを感じる。まだ、女性が子育てをしながら、仕事を続ける事が許されなかった時代。それでも(ある日会社に来たらつくえがなくなっていたりしても)仕事を続け、3人の娘を育てた(働きながら子育てをする女性のとして当時の週刊誌等にも取り上げられたそうで、それが肯定的だったか否定的だったかKanaは知りませんが )はじめて聞く叔母の人柄にKanaは感動せずにいられなかった。ここまで惜しまれる悲しみに満ちた葬儀は初めてだった。

23:30
東京の雲の下に下りるのに飛行機は相当に揺れた。
雲の下で東京は輝き、雲は光を反射し、雲と地上の間の空間がはるかかなたまで漆黒だった。 不思議なグラデーション。

Kanaは飛行機に乗って、どこかに行ってしまえると思った。それほどまでに、KanaとKanaを取り巻く人の関係はいつだって希薄だ。多分、KanaにとってのKanaの存在が希薄なのだと思う。会社を突然やめても、他の代わりを入れればいい。マンションを抜けても、他の人をいれればいい。Kanaでなければダメな事は実はほとんどない。

ではKanaの居場所はドコだろう。今のKanaの居場所は、今度出展予定のデザインコンペくらいではないかしら。それは、生み出したイメージを表現する場所がなければ、生み出されたイメージの存在意義がなくなってしまうから。

きっとそんなもののなかで、Kanaは、現実につなぎとめられているんではないかしら、とそんなことを思った。

そして、だから小野寺に憧れるのだな。とふと気付いたりしたのである。

 

06/2/21 写真のページ

写真のページがリニューアルいたしました。

…ていうか、知っている人は知っているページです。ゴメンナサイ。
以前参加した写真展にあわせて作ったページなのです。

新しい画面で現れます。画面を閉じるJavascriptをIEがブロックしてくれたりしますが許してやってください。写真ページのリニューアルと言いつつ、以前の写真がアンマリなかったり、コメントがなかったり、あまり面白くないページになっていますが、動きを楽しんでやっていただければ幸いです。

3年位前のWebCreatorsとかWebdesigningとかの雑誌のスクリプトのごった煮なので本人もイマイチ仕組みがわかっていません。XMLと外部テキストを使っていますが、どちらかだけで制御するのが夢です。

ソラコイ〜写真のページ〜

 

 

06/2/21 

親族の不幸が続いておりまして、明日は九州に行ってまいります。親の世代が、もう、老人の世代に入るのだということを痛感いたします。財産作んなきゃな〜ってまじまじと思いますが、まっとうな人生は最早歩めそうにもないし。

少しへこみますな。

 

06/2/20 熱の続き…

熱なのに体が気持ち悪いのでお風呂に入ったり(入りながら死亡)、夜中におなかがすいてうどんを作ったり、ちっとも体調のよくならないKanaです。(うん、そんな不規則な生活ではよくならないと思う。)

布団で寝ながら、必死でカーリング日本代表を応援しています。このオリンピックの中でもかなり面白いんじゃないかい?と思いつつ。氷上のチェスといわれているようだけれども、日本人にとってみれば、氷上のおはじき…

小野寺かわいい。以上カーリングの感想終わり。

いえいえ、ごめんなさい。駆け引きや戦術の奥深さが本とにステキなんですよ。徐々に変わってゆく氷に合わせて回転かけたり、敵の作戦を読んで裏をかいたり。何センチかの目標に向かってスン部の狂いもなく、石を放る様は職人的でもあります。

林かわいい。以上カーリングの感想終わり。

(ほら熱に浮かされてるってことで←熱に浮かされても必死で保身に走るKanaさんって哀れ。そ…そんな目でオレをみるな〜)

そんな訳で、今日は死にながら湯船に使っていたら、来月のデザインコンペのネタが空から降ってまいりました。Kanaこれまでやさしいデザインを作ろうと努力してまいりましたが、空から降ってまいりましたのは、デザインと言うにもおこがましい、おどろおどろした物でした。でもこれってKanaにとっては革新的ではないでしょうか?全然Kanaの領域ではありませんが、世の全ての人に問う残酷なデザインをやってみようと、熱に浮かされながら思っているのでした。後は構想を形にする素材を何にするかです。ヤッパリ仕事柄パソ使いたいなぁと思いつつ。

いや、時々熱にも浮かされてみるものです。

 

06/2/18 この冬一番のビッグウェ〜ブ

昨日寝坊して遅刻した時点で気がつくべきだったのです。

自分の体調がすこぶる悪い事に。

夜半高熱吐き気咳のどの痛み…

そして見た夢は

全ての人類、あらゆる民族が巨大な列車(のような)をつくりどこかに向かってゆく夢、そのどこかは全くわからないんだけれども、全ての民族の心はつながり、全ては光の中へ…

…これは3月応募予定のデザインコンペのテーマ「誰かのために〜対話と共同〜」(まだカタチにすらなっていない)と現在読んでいる「もの食う人々 辺見 庸 (著)」が合わさったのではないかと想像しています。

家に体温計がないと、自分の熱の度合いがわからないので悪いんだか悪くないんだか、と思った今日この頃。(←確実に悪いのだけれども)

こういう日に限って、きっちりと仕事が入っているのです。

家から会社に行くのがこんなに冒険だったとは。この冬一番の風邪でありました。2〜3日は死亡確定。

 

06/2/17 99

Kanaの夢の一つに100手以内でスパイダーソリティア中級をクリアするというのがございましたが、やっと達成いたしました。

みごと99手です。うわ、ぎりぎり。スパイダーソリティアはwindowsの中に最初から入っているトランプゲームの一つですが、101手とか104手とかはよくあるのですが、100手イナイというのがなかなかKanaにはむつかしくて。

ああ、幸せ。夜中こんな事ばっかりやってるから風邪引くのです。

 

06/2/17 Kanaが武部幹事長だったら

Kanaが武部幹事長だったら「堀江貴文氏が武部次男に3000万円送ったメール」をいろんな文面で適当に50種類くらい作ってネット上のいたるところにばら撒いてみたりしていると思います?「これが件のメールの文面だ」なんとかいっちゃって。

メールのニセモノがたくさん出れば本物もニセモノもございませんからな。フハハハ。

この技は、ないところに煙はたたないといいますからやった時点で限りなく黒なのですがな。

…みんなもっとまともな政治をやろう(←この突っ込みに最早やる気がない。)

 

06/2/16 在庫切ればかりなのよね。

最近特に欲しいのも

プーリップ(紹介サイトを一つ

COSMIC-Mercu vr.(コズミック マキュ ヴァージョン)をネット上で見つけてしまいまして…今ものすごく星い。

今の気分を表現するファッションドール…それがプーリップです」というコンセプトで登場したそうで、様々なファッションだけでなく、それぞれのスタイルに合わせて、目の色や髪の色、新しくなるにつれベースに肢体形状まで変わっていくのは面白いのではないでしょうか?人形によるコスプレといっては実も蓋もないでしょうけれども

ええ、、なんでだろう、みんながドン引きしていくのがわかる…

 

06/2/15 映画

ふと、ギンレイホールの年間パスポートを買ってしまった。10,500円。これで購入日から1年間神楽坂の名画座「ギンレイホール」の映画が見放題になる。ギンレイホールでは1回で2作品を交互に放映する。そしておおよそ2週間で映画を変えている。そんな訳で、毎回見に行けば年間約50本の映画を見ることができる。とてもお得な気がします。

Kanaが見たくて見なかった映画をつらつらと書いてみていい?

マイライフアズアドッグ(Kanaが一番見たい映画)、一番美しい夏(イギリス人監督が描く日本の夏)、ノスタルジア(ロシアの幻想映画)、月の羊(アポロの月着陸の瞬間を世界に伝えるためにオーストラリアにアンテナを立てる話)、永遠と一日(死を目前にした老人の幻想、映画館で見たい)、ミリオンダラーホテル(画面の匂いが好き、ちゃんと見たい)、サイダーハウスルール、ウォルター少年と夏の休日、夏休みのレモネード、イングリッシュペイシェント、バグダットカフェ、HAL(いきなり日本映画)、バッファロー'66、パンチドランク・ラブ、…つらつらつらつら…

きりない。今年はDVD買って映画も網羅したい。

ええ?!、テレビもなかったKanaさんが自らDVD発言?(多分買っても使いこなせません。なんたって今のテレビですら使いこなせていないのですから

 

06/2/15 おやじ…

ミキティはすごく流行ってるよなぁ。Kanaも酔っぱらって参加したよ。

…それはmixiではないかい?

(ほんとはミキティとあややorごまき、でネタにしようと思ったのですが、ほら冬季オリンピック中ですから←ここにタイトルのツッコミが入る)

 

06/2/15 ドラマ仕立て

「ほら、正直に話してみろ、本当はオマエが犯人だろう」

「知りません、ホントニ、バレンタインも、チョコレートもワタクシにはなにも記憶にありません」

「…バレンタインなのに、チョコレートに記憶はないのか?」

「ええ、全くありません」

「…」

「…それもさびしいな…」

「…」

だって記憶にないんだもん←もはや投げやり。

 

06/2/14 西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ 梨木 香歩(著)

を勧められたので読んでみた。またいい本に出会ってしまった。

登校拒否の少女「まい」が田舎のおばあちゃんのうちで過ごす一ヶ月あまりのお話。そこで「魔女」であるおばあちゃんに習った魔女修行とは「毎日を規則正しく過ごす事」「自分のことはなんでも自分で決めること」だった。イギリス人のおばあちゃんの毎日の生活の知恵、毎日美しく流れる時間。草木や花の薫り。魔法などどこにも出てこないけれども、洗濯物の干し方から、ジャムの作り方まで、きちっとした生活のすべてが、魔法のようで。Kana超おすすめです。

最近Kanaは「東京タワー」も「博士の愛した数式」もギンレイホールで見た「さよならcolor」も漫画「ハチクロ」も、そして「この西の魔女が死んだ」も…本当にいい文学や映画に恵まれていると思うんだ。

…けれども、なんだか切ないのは、結果はどうあれ全て、「死」が絡んでくるんだ。死を描く事によって生を際立たせているのはよく分かるのだけれども、全てがステキな話だけに、ちょっとつらいです。ただ、Kanaが弱っているからだけかな。

 

06/2/14 回覧板再生計画(断念)

表参道ヒルズのオープンにあわせて回覧板を変えようかと思ったけれども…あの建物動かしてもアンマリ楽しくないのでやめました。

今年前半には面白い物にかえたいなぁ。

 

06/2/13 intelはいってたら…

新しいintelmacは4倍早いと広告しています。すごいですね。

…いままでのPowerPC最高…てのはなんだったのでしょうか。そこはかとない疑問が湧きます。

 

06/2/12 Cl

体にうっすら塩素の薫りがまとわりついている。年年振りかしら?ううん、10なん年ぶり…。

有楽町線を池袋で降りてマルイに向かう。以前B1にあったスポーツ関連が4階に変わっている。規模縮小したのかしらと、上がってみると、スポーツ関連と言うより、スポーツアパレルブランドなフロアになっていたりして。

水中眼鏡とキャップを売り子さんに教わって買ってみる。初めて行く場所へのドキドキと、大量の水へのワクワクをはらみ。

池袋スポーツセンターは池袋北口のごみ焼却像の足元にある。途中の鬱蒼とした古びたホテル街が夕暮れ時ネオンで美しく着飾る。

はじめて訪れた私に係員の人たちはみな非常に丁寧で、すごく安心できた。料金は2時間で600円以降1時間300円というわかりやすいもの。25Mプールを4つのコースに分けウォーキング専用、超初級者、初級者、初心者、というレベルであったけれども、久々に水に入るKanaにはちょうどよかった。

水泳をするのは中学以来だろうか。
最初の150mはとても辛かった。25mプールをわずか3往復なのに、全体力とを使ってしまった感じで、肩で息をしていた。なるべく休みながら、たまに採暖室でカラダを温めながら、なるべく冷水を飲みながら。ゆっくりカラダを水になじませてゆく。

調子が出てきたのは目標としていた400mを越えてから、昔あったワタセセイゾウの「彼女は朝100Mを泳ぐ…ゆっくり、ゆっくり時間をかけながら」というイラストのようにただただ、ゆららゆらと泳ぎ続ける。全身の筋肉が伸びてゆくのがわかる。体が歓喜している。平泳ぎ、クロール、潜水、背泳ぎ。手だけ、足だけ、タダゆっくり歩いてみる。冷たい水の中でゆっくり体が温まってゆく。

宇宙には、ただ、Kanaと水だけ。

700mほど泳いで、プールを後にした。次はもっとずっと泳げる。

帰りは真っ直ぐサンシャインの脇を歩いて東池袋から地下鉄に。モスバーガーでスープなんか飲んでみたりすると、体が温まっていい感じ。髪にもカラダにもうっすら塩素の薫りがまとわりついている。それがなんだかとても嬉しくて、

塩素の原子式は「Cl」だったとふと思った。満月の夜だった。

 

06/2/7 牡蠣の殻

先日、鍋パーティをやった時、K嬢が牡蠣の殻で手を切りました。そんなK嬢が切り口からフジツボが繁殖すると都市伝説におびえているのでフォローしよておこう。のページ。

フジツボのイメージに負けないでください。敵の本質を知りましょう。

フジツボのイメージからあの貝が分裂して増殖していくイメージがありますが、フジツボって蟹や海老と似た種類で(甲殻類)幼少の頃は海泳いでプランクトンを食べる奴等です。それは牡蠣にくっついたりしていないと思われます。また、成体のフジツボですが、あれも富士山状のカラに蟹っぽいのが入っています。カラは石灰質で一度どこかにくっつくと二度とはなれる事はありません。 例えば、牡蠣の殻にフジツボの殻の一部がついていてもそれは本体ではありませんので、カラだけでフジツボが繁殖することはありません。

逆にそんなにフジツボが繁殖しやすいなら、普通に海水浴で足なんか切った日には海水の中にいるプランクトンやフジツボの幼生が切り口から入って余裕で繁殖しているはずなので。

幼少のKanaは瀬戸大橋のふもとの海水浴場の船着場などで泳いでいた子で、フジツボでの切り傷擦り傷は茶飯事でしたが、残念ながら、子供の頃そんな話聞いたことありませんでしたので。

結局…フジツボって得体知れずで見た目が怖いですよね。

 

06/2/10 幸せの時間

おなかが痛いのです。

それなので今日は先週の楽しかったことでも思い出して布団の中で唸る事にします。おなかが痛いよ〜

先日というか先週末、ワタクシの大切なオトモダチと牡蠣+鍋パーティーをしたのです。Kanaの家に一度にたくさん(といってもKanaあわせて4人だけど)の人が来た事がなかったので、Kanaむっちゃ嬉しくて、あわててちゃぶ台と、グラス類を買い揃えたわけです。

5時にみんなでうちに集まって、床暖房でボーっとしてお茶など飲んでいると、ああ、ママン、みんなが床に囚われてゆくのが見えるよ。みんな寒い外にはもう出たくないオーラが漂っているよん。

でもK嬢の持ってきた大量の牡蠣(30個ばかり)が待っています。nukunuku様の持ってきた新居祝いの牡蠣にあわせて伊勢丹で買って来た白ワインが待っています。close1/2様が持ってきたくれた、Kanaの小さな電気鍋を部屋の中心に据えるための延長コードが、待っています。

Kanaが1年でためたわずか1000円引きにしかならない券を携えポロロッカに出陣です。いつも一人で買い物をするポロロッカ、…そういえば、ムスメと来たことすらない(涙)などと、少し思いながら。みんなでするお買い物のなんて楽しい事!!
K嬢が「肉団子を作るの」と張り切る姿に萌えます。nukunukuさまが「普段はやらないけど、」と言いつつ、買う野菜を吟味している様に萌えます。close1/2さまが、「荷物運びは男の仕事ですから」と荷物を一手に抱えてくれる様に萌えます。

さらにKana萌えは続きます。
葱を細かく切るK嬢萌え。牡蠣の殻を開けるclose1/2さま萌え。味付け調整、鍋奉行nukunukuさま萌え。皆さまの男株、女株がストップ高です。

さて、Kanaは何をしていたのかしら(答え、指をくわえて萌えていた。)

K嬢お勧めの豆腐シリーズも買い揃えました


男前豆腐店…波の音が熱いです!!

さて、いよいよ全ての用意が完了し、鍋が始まります。

牡蠣はK嬢の故郷の一つ広島から上がってきたもの。鍋にするまでもない生牡蠣であります。K嬢の指示の元close1/2さまがその場で捌いてくれました。新鮮だ!!新鮮すぎる!!それにしても牡蠣のさばき方を知っているK嬢って…

nukunukuさまの用意してくれたBOURGOGNE Chardonnay 2004 Simon Bize et Fils ブルゴーニュ シャルドネ シモンビーズ エ フィス

これがとても牡蠣にあいまして。実際大量に買い込みたいともくろんでおります。牡蠣はKanaのこだわりのポン酢(?)ゆずかで召し上がるがいい。っていうか、いただきます。生牡蠣をゆずかで食する日が我が家に来ようとは…

うまうまうまうまうま〜いようママン。魚介類の苦手な、牡蠣なんて絶対食べれないと信じていたKanaを牡蠣が裏切ったよ。生臭さゼロ。旨み100。どこかの首相のようにツキナミな感想を述べるなら「感動した」

冷たい牡蠣に対抗するようにお鍋のお野菜とNukunukuさま味付けの肉団子は熱々で、絶妙の味付け。Kana幸せでござる。世の中にこのような幸せがあるのだろうか。否無い(反語表現で感動を表現してみました。)、

更に追い討ちをかけるように黒糖焼酎れんとやブルーチーズ、福豆、近所のローソンで買ったデザートの数々などが現れ、

最早時間など関係なく夜通し宴は続いたのでありました。

気の置けないヒトたちと、わいわいする時間がこんなに幸せな物なのですね。基本的にKanaは率先してヒトと集まって騒ぐようなキャラじゃないし、いるようないないような人間なのでヒトから誘われる事もほとんどない。なので何の弾みかこんなことがあると、どうしようもなく嬉しくて嬉しくて切なくなります。

明け方、みんな床暖房の上で寝てしまったのでKanaも横になりながらぼーっとみんなを見ていた。なんだか学生時代を思い出した。朝日とみんなの寝顔が例えようもなく美しかった。

朝日の中で気ままに画集などを見るお友達たち。など。寝顔なども撮らせてもらったけど、これはKanaの宝だね(←一歩間違えると変態では?という突っ込みに対しKanaは返すべき言葉を持ちません。)

タダ一つ残念だったのは、野菜や、デザートなど結構余ったことかしら。みんなお食事よりお酒の人だったね。

それにしても今週はとーっても忙しかったのです。残り物のお野菜(としいたけとエノキ)デザートも豆腐も昨日まで冷蔵庫で寝っぱなしでありました。

いっそまとめて、煮物にしておいしくいただきました。男の豆腐うめ〜、デザート賞味期限3日過ぎてるけどあま〜い。

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06/2/7 はちくろ8巻

お散歩に書いてからはや3ヶ月くらいが過ぎていますが、ようやく「ハチミツとクローバー」の8巻を読みました。

7巻までのばたばたからみんな大人になっていった感じで8巻一冊の重さは充分今までの全巻に匹敵するすばらしさでありました。。本当に行間の(マンガなのに行間)の言葉遣いが上手くて、それぞれの優しさや想いが伝わってくるようで、暖かい気持ちになるのです。

暖かい気持ちになったので、マンガを読みふけったせいで帰りの駅を大幅に乗り過ごした事も許容範囲です(←何か間違ってます。)

このマンガを読むたびに、「真剣な事」とはなんだろう、「優しさとはなんだろう」と考えされます。8巻の一押しは184ページの山田さんの表情につきます(love)。

相手を傷つけない優しさ、相手を傷つける優しさ。

多くを語らない優しさ、嘘をつく優しさ。

Kanaはどうなのだろう。

ココで読んでないヒトにはなんにも面白くない、8巻Kana気になった、微妙な描写を徒然なるままに。

1、時々コマ割りの枠線が線じゃなくなる(花柄だったり、太目のトーンの枠だったり)。

2、お兄さんのカップ「I LOVE NY」のNYがYuuki Naeの略…ワタクシモダイスキジャー

3、金木犀がさらさらと流れて鳥取砂丘の砂になる描写。

4、たくさんでてくる柄の悪い一角獣(一角獣は乙女の守護者だからだと思われる)

ハチミツとクローバースペシャルコーナーサイト

 

 

06/2/6 死に至る病

先日ライブの後、師匠と原宿のラ・ボエムに入ったのです。原宿のボエムは7年位前から通っておりまして、2年ぶりくらいに入ったのですが、師匠とふたりでメニューを見ながらKana衝撃を隠しきれませんでした。

「絶望(デスペラード)」が無い…

絶望という名のパスタなのであります。みじん切りの野菜のトマト味のパスタなのです。昔店員さんに何で絶望という名前なのか?と尋ねたところ、このパスタを作るために野菜のみじん切りを作る労力がコックさんにとって「絶望」的だったからです。という回答をいただいたことがあります。

ああ、絶望がないボエムなんて私にとって魅力が半分だわ。と思いつつ。ライブの話題をしながら師匠とリゾット、パスタ、サラダを平らげたのでありました。

ふたりで仲良くデザートを食べている頃、話題として師匠に
「昔、ボエムには絶望っていうパスタがありましてね…」と言いかけたら師匠すかさず、「ワタシも絶望頼もうと思ってたのに…なくなってたよ」。

ああ、さすが師匠わかってらっしゃる。そこから絶望の話題でふたりで盛り上ったのでありました。師匠と同じ好みだったことがKanaにとってはとても嬉しい。…真相を明かせば、二人とも最初名前に惹かれて頼んだのですが、名前とは裏腹に大変おいしいパスタなのでありました。

あと昔ボエムにあって今無くて悔しい物はブルスケッタくらいかな。

どうでもいい話:ちなみにタイトルの「死に至る病」はエヴァンゲリオンに出てきたタイトルで、大本は哲学者キュルケゴールの「死に至る病」という本です。この中でキュルケゴールは(キリスト教徒にとって)天に召されることは精神の死では無いと説いています。本当に死に至る病とは生きていくうえでの究極の苦痛「絶望」に陥る事だと、絶望には種類があって、本当に絶望している人はまだ救いがある。本当にかわいそうな人は自分が絶望していることに気付いていない人だ、云々、絶望についていくつかの類型に分けて説明しています。宗教と絶望のからみを描いてて、Kanaには大変難しかった記憶があります。

 

06/2/1 髪を切った

気分を変えなくてはと、

長くなった髪を切った。短く短くしてもらった。理髪師が鋏を入れるたびにばさばさと音を立てて髪は落ちた。

髪に記憶は残らないのだろうか、はらはらと眼前を落ちてゆく髪の毛を見ながら放心状態にそう思った。

髪を切るのに痛みは伴わない。

でも何かが失われてゆく気がして、今、忘れてはいけない事を忘れていってしまう気がして。記憶と髪が一緒こたになって床に落ち、箒で掃かれ、どこかへ行ってしまう。

人は辛い思い出を、心に残す。

それは純粋に防御反応で、同じミスをしないように本能が記憶しているのだそう。

人はよい思い出をいつかは忘れる。

それは、辛い思い出ほどインパクトがないため。そして次回同じ感動があったとき、また同じように感動できるようにではないかしらとKanaは思っている。。

 

髪がはらはらと眼前を落ちてゆく、良い思いでも悪い思いでも一切合財を含んで。

久しぶりに短くなった髪をみて。

Kanaは結局忘れたかったのかしら、忘れたくなかったのかしらと上の空で思った。

 

 

 

 

 

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