nikki The Book of Days. 毎日、のらりくらり書き綴ってます。

 

2007年5月nikki

 

07/5/30 午前11時

午前11時の中央線。乗っているヒトはみんなさびしそうな顔をしている。遅い、午前の電車ってほとんどのったことないなぁと思いつつ。

 

07/5/28 三ノ輪アパートメント

もうすぐ、三ノ輪の同潤会アパートがなくなる。
Kanaはずっと同潤会から離れている。

 

07/5/26 お仕事の後に…

Kanaがへこんでいると、さりげなく、ふらりと、K嬢が今日は早く終わったから酒でも飲もうぜってメールをくれたりする。そして、Kanaはうっひゃ〜い!とおいしいご飯を食べ、おいしいお酒をのんで、ぐーぐーと、寝てしまうのでありました。
いつも感謝しています。ありがとう。

雨の神楽坂を二人さまよいの「ろばたの炉」というお店に行きつきましたが、侮りがたし、なお店でございました。
「ろばた」、と謳っているだけはあって、店の真ん中に囲炉裏があって、そこを囲むようにカウンター席があるのです。当然料理の多くは、炙りモノや焼き物。炉端前に座って構える親方が、火の様子と食材の様子を見ながら…最適な焼き具合で、料理を出してくるのです。長い櫂に乗せて。その様子に圧倒されますが、お料理の味はしっかりしています。
鰹のたたきを注文すれば、一斗缶にわらを入れて、それを燃やして鰹を炙ってくれます(藁焼きは土佐の名物です)。どんこしいたけを頼めば、傘の部分に特製お出汁がはいっています。巨大なアスパラは、食べやすい大きさにきってくれて、さらにとってもジュ−シー。鯨は肉厚で、焼きおにぎりに至っては、鮭、や山椒、紫蘇などはいっていて、おにぎりの粋を越えています。
とっても満足なのでした。

さて、天気の良い本日の問題は、洗濯機の柔軟材入れ口に、液体洗剤を流し込んでしまったことでしょう。さて、どうしたものでしょうね。

 

07/5/25 つばさ

翼が折れたよ。

悲しいほど澄んだ音がした。

でも、毎日はすぎてゆく。日差しが夏になってゆく。

 

07/5/21 Kanaさんが日記を書かないときはね…

Kanaがnikkiを書かないときは、大体、忙しいのか、ネタがないのか、それどころではないのか、の3つくらいしか理由がないのですが、
みなさんに、よく身も蓋もないnikkiを書くと言われるKanaでありますが、

…もうどうしようもなく、絶望的にうだうだなときもあるんですよ。

今週は、そんな週でありました。パタリ。終わったような終わっていないような。(そして週があける…)

 

07/5/14 東京タワー

リリーフランキーの「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を映画化したものを、やっと見に行ってまいりました。思えば、去年秋、東京タワーに行って、そのポスターを見たときから、ずっと、ずっと待ち望んでいた映画なのです。

脚本:松尾スズキ。
主演:オダギリジョー。
おかん:樹木希林。
若い頃のおかん:内田也哉子(樹木希林の娘)。
オトン:小林薫
そうそうたるメンバー。期待しないというのが難しいのです。

この映画は、原作を読んでいないヒトはどう、受け止めるのでしょうね。

これは、誉めコトバです。Kanaは原作にもう、めろめろで、映画を見ているだけで、無条件に泣けてくるのです。イメージ通りの映像、空間の匂い。樹木希林と内田也哉子の母親の表情。それだけで、ココロ鷲づかみです。

この話は東京に弾き飛ばされ
故郷に戻ってきたオトンと、
同じようにやって来て、帰るところを失ってしまったボクと、
そして一度もそんな幻想を抱いたこともなかったのに
東京に連れてこられて、戻ることも帰ることもできず、
東京タワーの麓で眠りについた、
ボクの母親の、小さな話です。

というコトバではじまる映画は、全てがここに集約されています。
原作はリリーフランキー。ほとんど自伝のような小説ですが、
映画ではむしろ、母親の視点や、優しさを感じることが出来ます。これは、脚本というよりも、むしろ純粋に、樹木希林と内田也哉子の母親としての演技のレベルの高さ、華やかさ、ボクに対する愛情の深さではないかなと感じました。
もう何も言わずに見に行って欲しい。とくに男性は絶対見ておく映画だと思った次第であります(もちろん原作も)。原作のよさを失っていない稀有な映画だと思います。

http://www.tokyotower-movie.jp/

 

 

07/5/14 夜の風

ふと、近所のコンビニに行こうと、夜玄関の扉をあけたとき、外の風が湿り気を帯びて温かくやわらかだったのでを感じたのです。梅雨の前の初夏の匂いがする、そんな気がしました。

気持ちよくお散歩気分でコンビニに行ったのだけれども、何を買うのだったか忘れたので、アイスを買ってなめながら帰った。その、じんわりした感じが好き。暑くもなく肌寒くもない。初夏の夜の特権。

 

07/5/12 西のデザイナー

本日は西日本事務所でデザインをしている女の子がイベントのため私用で東京にで出てくるということで、午前中会うことになりました。
デザインの話やら、西の事務所のことやら、そんなお話もさることながら、普段メールでやっている謎のキャラクターにも、興味津々。
東京駅の地下のマックに向かいつつ。

休日東京駅朝のマックは閑散としています。
あそこで食べている、いかにもーなかんじの巨体の怖そうなお姉さんだったらどうしよう。…仕事の話とかしたら確実に負けるわ。
いやいや反対側の分厚い少女コミックを一生懸命読んでいるお嬢さんだったらもっと勘弁よ。

という、Kanaの怖い予想は裏切られ、メルをしてマックの向かいのローソンから現れたのはオレンジと緑のゴムで髪を左右に分け、ELLEdeELLEの背負いかばんに、黒のひざ靴下に、ミニスカートとパーカーなちっちゃい高校生のようなお方でした。

ちなみに第一声は携帯のFF1の話でした。
ワンダースワンでやってたけどクリアできなかったFF1を夜行バスで携帯でやっていたら途中で寝てしまい電池が切れたのでローソンで電池を求めたというお話。…この時点でツッコミどころ満載です。(久しぶりに聞いたよワンダースワン…)

西のデザイナーNAMIさんはKanaとは違ってデザインからお茶くみから、雑務までこなす、スーパーガール。西の事務所にはいなくてはならない存在なのです。そして、DJでオタクで、確実に不思議チャンなのでありました。
もう、デザインの話などほったらかしで、会社のどーでもいい話で、2時間盛り上がっておりました。若いっていいね(涙)。あらためて、自分の動きの遅さや、感覚の鈍さを感じましたわ。

そして今度大阪に行く機会があるときは、必ず、日本橋を案内してもらおうと心に決めたのでありました。(※日本橋は大阪のアキバのようなところ。このコトバから話の内容がオタ話だったことを推測してくれたまえ。デザインの話はどうした…)

 

 

07/5/11 タモリ倶楽部

本日のタモリ倶楽部は「団地特集でした」
こんなすばらしいタモリ倶楽部は初めてでしたよ。
UR都市機構の八王子にある都市住宅技術研究所にタモリと次長課長と松尾貴史がいったのですが、研究所内の集合住宅歴史館を周ったのですよ。内容が

1、同潤会代官山アパート
2、蓮根団地
3、多摩平団地
4、晴海高層アパート

ええ、もうそりゃあ、ミラクルでした。ナニがミラクルかというと、さりげなく、ツボを抑えたコメントの数々
蓮根団地でのDK、食寝分離。3、多摩平団地のステンレスキッチン。晴海高層アパートのスキップフロア、前川國男設計など。
ゲストの方も住宅都市整理公団の総裁だったり、公団ウォーカーの方だったり

いいっすな…行ってみたいっすな。


 

07/5/8 武蔵野

070508

GWふるいお友達に会うために武蔵野のほうにおもむきました。暮れ行く武蔵野の匂いが大好きで、待ち合わせの駅を降りておもむろに一生懸命パシパシDimage君で夕暮れと自販機の灯りを撮っておりましたら、男友達に「Kanaちゃんは電柱なんてとってナニが面白いの?」と心底イミフメイって感じで言われました。

しかたなくKanaは
「うまいとかへたとか別にして、カメラで自分が撮るものって、結局自分が選択して、自分で切り取った、ある意味自分の世界観そのものなのだよ…だから改めて写真を見返し(以下10行略)」
…な〜んていう由もなく「え〜へへ〜」って笑って流しておきました。

5人くらいの仲間。車で集まるのでお酒はなく、ファミレスでドリンクバーとご飯という健全なおしゃべり大会。(高校の仲間だから気分もどこかその延長)
この間、「出会って10年だね」と話してからそんなに経っていない筈なのに、気がついたら、あっという間に20年目も迎えるんでしょうね。
子供が2歳になったとか。資格をとって講師になって副業をはじめたとか、少しずつ、少しずつ時がたってみんなが変わってゆくのはいつも感じつつ。

Kanaは好きなように生きさせてもらっている。あんまり、たくさんではないけれども、Kanaの周りには本当にステキな人ばかりいる。古いお友達も、新しいお友達も。みんな、ステキ。Kanaは幸せものだなと、思うのです。
サイトのアクセス数が気がつけば10000を超えていたのです。このサイトに来てくれる人にもいつもありがとう(ほんと更新してなくてすいません)。

そういえばKanaさんあたらしいサイ(以下略)

 

07/5/5 そういえばKanaさんあたらしいサイ(以下略)

Mana:そういえばKanaさん新しいサイトがって言ってからウンヶ月たってるわよね。

Kana:…つくってみた新しいサイトのナビのサイズが500KB以上あるの(涙)

Mana:今のメインのFlashの3倍以上あるわね

Kana:スクリプトはいつもと似たような感じなんだけど、写真をあんな表現したヒトは今までいないんじゃないかしら…ってそんな最初だけ新しさを感じるFLASHなの

Mana:へ…へぇ。

Kana:でも2回目からはなんの目新しさも感じないだろうからいっそHTML版と二つ作ろうかと…

Mana:いみないじゃん!!

 

07/5/5 シャネル

先日銀座シャネルでやっていたエリオット・アーウィット写真展に行ってまいりました。

シャネル銀座

お仕事帰り、ステキな姉さまと待ち合わせてこそっと行ってまいったのですが銀座シャネルのネクサスホール…知らないとドキドキしますな。入口入って左奥のエレベーターからまっすぐ4Fでございます。シャネルの入口で待ち合わせという行為が、なんだかステキなのであります。(Kanaはシャネルのディスプレイがとっても好きなのです)

4F入るとそこから50点近い写真がずらり。あまりにも有名でKanaでも知っている写真もあちらこちらに。そして、写真家のセンスにクラクラ…
遊び心たっぷりの創作的な写真から、ゲバラやケネディのポートレート、風景からちょっとしたスナップまで、1枚1枚が傑作という感じの最高の写真展でした。これが入場無料なんて…。
屋上で鳩にえさを与えるおばあさんと、飛んでくる鳩、その奥に昇る月の構図の写真には、絵画以上の完成度を感じますし、 拳銃をこめかみに当てて微笑む黒人少年の写真は、日本人のワタクシには、鳥肌が立つほどの恐怖であります。犬の写真が多くて、背中を掻く犬とその犬の鎖を持って背中を掻くおばさんの対比の写真などは、純粋に笑えます(しかも撮影場所が京都…)。くつろいだ表情のチェ・ゲバラに、夫を失って別人のような表情の葬列のジャクリーヌ、そして、生前のケネディーの険しい顔。など等…。
仕事帰りだったので、30分しか見られなかったのが残念です。
天使なお姉さまの目線がステキで、Kanaが気づかないいくつかの部分を、あとでさらっと補ってくれて、他人の目線はやっぱり面白いと思ったのです。

写真展の後、銀座一丁目のル・シャボテというKanaのちとお気に入りのカジュアルなフレンチでちょいちょいっとディナーをしてさらさらっと帰ったのであります。お月様も綺麗で、ちと、反省点もあり。でもステキな、銀座のお散歩だったのでありました。

エリオット-ア・ウィット写真展
シャネル銀座ビル4階シャネル・ネクサス・ホール
2007年4月6日(金)〜 5月6日(日)
11時〜20時 入場無料・無休

 

07/5/5 そして

そして今日Dimgextを落としました(涙)

 

07/5/1 Dimage xt

久方ぶりに人に貸したDimgextを使ってみました。レンズが出ないタイプの屈折式のはしりとも言えるデジカメですが、…なんてお手軽なんでしょう。

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神楽坂の「さくらさくら」でお友達のくるりちゃんとおうどんを食べているときに
何枚かとってみました。

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この週末はとてもよい天気で、とっても写真日和。

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猫と子供とお母さんの三角関係。

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昼下がりお掃除してビール飲む幸せ。

コンパクトデジカメの楽しさって思い立ったら撮ること、これに限るのだなと、改めて思ったのであります。このカメラ、手軽に出来る調整って露出補正くらいしかないのですが、久しぶりの35mmの撮りやすさと、お手軽さに楽しくてしょうがありませんでした。人に渡してしまったDimage xtですが機会があったらまた借りて使ってみようと、そんな、穏やかな春の日でした。

 

 

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