試験10分前いよいよ問題用紙が配られたが、
そこで、再びカイジ唖然。
カイジ「え…問題用紙に名前…?」
そう、それまでの試験、問題用紙と解答用紙がばらばらになっていたのだが、なぜか、1級二次に関してだけ、問題用紙と解答用紙が一つ
…
カイジの策では問題用紙最初の左ページと最後の右ページが白紙で、そこにすべてを書き出す予定であった、それなら、以降のページからでも簡単に立ち戻って数字を確認できる予定であった。だがしかし、問題はすべて左ページにあり、右ページがメモ欄になっている。
カイジの策が、音を立てて崩れる!!カイジにはもう一つ策があった。反則すれすれの技、絶対間に合わない分量の問題が出た場合、表紙(の裏に書いた暗記ブツ)と中身の問題を切り離して、問題と暗記ブツを並べて回答速度を上げようと言うもの。反則覚悟であったがその技も使えないことが確定…。
カイジあせる。
中は何ページなのか、どこに暗記したものを書き出せばいいのか、悩んでいる内に、いきなり試験がスタート。
一問目から頭の中で解けそうな問題が並んでいる。
思わず解き始め、カラーカードの封を切ろうとするカイジ、
カイジ「まて、ダメだ。手順だ、最初に決めた手順を守らなくては」
解けそうな問題を尻目に、カイジ暗記ブツの書き出しに入る、覚悟を決めて1ページ目の右側に。
カイジ「おちつけ、おちつけ、ここでミスるとすべてがおじゃんだ…」
普段無意識で書いている部分で悩む…時が無常に過ぎる。
開始から10分、必要の2/3を書く。あとは、問題で必要になった時、その部分で書く。
開始10分で1問も解いていないことへの焦り、不安。
そして、1問目を解いても、カラーカードの封は切らない。すでに会場のあちこちでははさみで紙を切る音が聞こえる。カイジ、1問目から正念場。
問題数は想定より設問一つ分多い、間に合うのかカイジ…
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