先月代官山のokuraで春物のコートを買おうとしたのですよ。その時のエピソードがあまりにも衝撃的だったのは、団地迷宮ファン(いないから…)のご存知のところかと…。
ご存知ない方はぜひ1/27のnikkiを読んでからこの続きを読んでいただけると幸いです。(nikki1/27へ→)。
そのようなわけで、OKURAの店員のあまりの言葉(?)に衝撃を受けたKanaはホウホウノテイで、店を後にしたわけです(決して店員が悪いわけではないのですが)。ラピュタで言うところの、シータを置いて軍の基地からとぼとぼ帰ってくるパズーの気持ちですよ。そのシーンで使われているBGMは「失意のパズー」ですよ(本当)。
チビのマッジ「パズーだよ!パズーが戻ってきたよ」
おかみさん「パズー…女の子は?」
パズー「…もお、いいんだ!!」
タタタタタタ…(このあと転んだり、海賊に捕まったり)
かわりに我が家にやって来たセントジェームズのボーダーが、かわいくて癒されたわけです…その昔、アニエスは良く着ておりましたが、この子を最近までほとんど知らずにいたのです。今年は、渋谷、恵比寿、代官山づいてまして、各週ごとに出かけている気配です。さすがに会社には着ていけませんが中々、Kana好みの色を発見してしまったわけで…。(先日行ったライブの会場にも同じ色のTシャツを着た人がいました。)

ところで、
先週、代官山を人と散歩した時に、件のコートの話が出まして、面白いので見に行こうと言うことになりました。見に行って、せっかくだから試着してみました。これがちょっと大きめだけどボタンを留めてみるとぴったりなのですよ。そして、無骨さと繊細さの細部の良い感じのこと。

もう、折り返し部分の草模様の可愛いこと

2種類の異なった素材のボタンの織りなすリズムとボリューム感もステキ。

左右にボタン穴がついていて、
男性用としても女性用としても着られるところもすばらしい。
そしてボタン穴が横向きなのだけれども、端に引っかかりがあって
ちょっと固定されるところも良い。

さらに裏地がKana好みにエロかったり、
腕の折り返しの花柄の裏地はちゃんと肩のほうにまであったり
それにしても、なぜ、これが17万もするのかは、甚だ疑問だったのですが、
暗い店内から連れ出し、素材とラベルを見て一応納得…

…、ええと、ちなみに、商品の説明タグがこれだけなんですよ。
ハンドメイドということで、コート自身には一切の洗濯表示とかないのですよ。
とりあえずお値段の高さは、イタリアのピアチェンザ社のカシミア+ウールだからのようです…。っていいますか、ブランド全体用の注意書きも2枚の小さなペラで「高級カシミアなので一流のクリーニング屋に持ってってよね」+「手作りボタンなのでプロのクリーニング屋にお任せしてね」的なことしか書いてないんですよ。
とりあえずGEOFFREY B. SMALL というブランドのLIMITED EDITIONという機軸ということはわかりました。ピアチェンザというのは、有名なカシミアの生地会社だということ、
GEOFFREY B. SMALLはパリコレにも出てるデザイナーだってこと、…このタグとWebを一生懸命調べて、得られたのはわずかにこれだけ。
ツンデレどころかツンツンですよね。
そんなわけで、写真を見ておわかりかと思いますように、友人に見てもらったとき、試着とかのサイズと、素材も問題がないようなのと、OKURAにはいっているこのコートのSサイズは1着だけどのことなので(といいますか、あんまり出回ってなさそうではないですか…)、勢いというより、気分で買ってしまいました。怖いよね自分。←本当に後先を考えない自分の金銭感覚が怖い。
3月になったら着てみよう。もう楽しみ楽しみ。とっても軽くて(さすがです)、肌触りも気持ちよくて、毛玉とかできやすそうで(涙)手入れの仕方とかわからなくて(泣)…、そして、まちがっても気持ち良い、春の野原などで寝そべったりすると一瞬でおじゃんなんだ…。
それにしても、パソコンを買い換えるためのお金以上のお金が、衣料品につぎ込まれるなんて誰が想像したでしょうね…否、誰もしない(反語表現) |