nikki The Book of Days. 毎日、のらりくらり書き綴ってます。

 

2008年10月nikki

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08/10/29 なべの後

鍋大会をして、葱が余ったので、近所のお肉屋さんで、初めて鶏肉などを買ってみた…100g…いや200gと言ったら、台に載せたもも肉がぴったり200gでびっくり…ぴったりに切っているのかしら?それにしても1gの誤差もないなんてありえるのかしら?今日は鶏肉と葱で一人鍋しよう。

ご近所の普通に寂れた商店街の生肉店で買ったことなんて今までないのでどきどきしたけれども、今度からもっと活用しなくちゃね。と思った、無職の秋。

 

08/10/29 僕は時々東京で生きている

…と思うような風景に出会うことがあります。


マンションに囲まれた古い和菓子屋さん。

ちゃんと、望遠レンズと、三脚を使えば、ステキな写真になるんだろうなぁと思った。大曲から茗荷谷に上がる坂道。重なり合うマンションってなんだか遺跡のようで好きです。

 

 

08/10/25 崩壊する世界。

その…なんだ…ゲシュタルト崩壊って知るかね諸君。(大学教授風に)

ゲシュタルト崩壊とは:
Kanaが放つ必殺技。二点から発生させる高圧電流が定位置の閉鎖空間内をプラズマ化させ、分子崩壊を起こさせる。酸素すら分解されることにより、空間内はしんk(…Kanaさん嘘長すぎです
全体性を持ったまとまりのある構造が、なにかをきっかけとして関連性に疑念を抱く状態となり、個々の構成部分のみに切り離して認識しなおそうとする事である。
解りやすいところでいうと、同じ文字(たとえば「あ」とか)をずっと見ていると、それがただの線の集まりに見えてしまうような現象です。
(Kana的には、認識ってそもそも、形の認識の後、文字の認識と、いう流れのだと思うので…そんなに不思議な現象でもないと思うのですが)

で、今日のお話は…映像を編集していると、たびたびゲシュタルト崩壊が起こって大変ですというお話。

いや…、お気楽な10分ムービーを作っているはずなのですが、気がつけば、素材数300以上、シーン数50余り、全体の1/5作って既に10分を越えようとしています…おかしい。全然予定と違う…。撮影も終わってないっていうのに…。完成後、予告編を作り直そう…。

で、素材と素材をつないでシーンを編集している最中なんかによく、ゲシュタルト崩壊が起こります。動作を合わせながら素材を切り替えるときとか、自然な流れでカメラのアングルに切り替えようとか、そんな、細部にこだわっていると、
「今、この女優何の動作してるところだっけ?」ってなことに陥ったりします。
何度も1/30秒の世界を行き来していると(1コマ1/30秒なのです)、タイミングとか、間とか流ればかりが気になって、
「これって、ストーリー的には、美しく流れているのかしら?そもそも面白いのかしら?」的な状況になってきます。

…こうなると、もう自分では、面白いのか何なのか判らないけれども、とりあえず、最初に作った工程表にのっとって、50シーンを組み立てていくしかなくなるわけで…。素材が、ストーリーというより、記号(アイコン)に見えてきます。
デザインの制作作業でも間々(mama)ありましたが、映像の編集中は、ハンパなく起きますね。

そんなわけで、Kanaは今日もとても元気です。
毎日5つくらいのシーンを作って、40近い、素材を前でもない、後ろでもないと、扱っていると、今まで経験したことのない頭痛がします。
映像の情報量は、静止画の比ではないということを身をもって体験しています。
(Kanaさん!!頭から煙が!!シュ〜〜〜。)

ちなみに、動画編集ソフトのadobe premiere elementなのですが…おいらこんな重たいソフトは初めてです。作業中、パソコンのファンが必死で回る音を初めて聞きました(←パソコンがのCPU(頭脳)が考え込んで熱くなるので、ファンが回転を上げて風を送り込んでCPUを冷やそうとするのです…)
映像作品は、ヒトにもCPUにも多大な負荷を与えるようです。

 

08/10/25 街の燈、草の薫り

むしろパンフレットを作りたい。8ページものでいいので。表紙はちゃんとした180kgのミラーコートとか使って中身も135kgのコート紙使って(まぁ贅沢!!)。デザインからライティングまで。…うん、男だったら一度はやってみたいよね(←??)
壮大すぎる…。
まず、映像完成させろというツッコミは、聞こえなかった方向で。


ちなみに、上の楊尹(yun-yun)に当たる光は、蔵の光であります。

 

08/10/23 秋でした…

田舎はすっかり秋でした。稲刈りも終わった直後で…惜しい…一週間前に行けば、「そのもの青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし…失われし大地との絆を結び、やがて人々を青き清浄の地に導かん…」的な稲穂の風景を撮れた筈なのに。残念です。姫姉さま!!><
今、あぜ道は王蟲が走った後のように、脱穀のトラクターの泥跡でぼろぼろになり、決してステキな撮影環境ではありませんでした。残念…


でも、それでも、田舎の秋は美しいわよね。

山の上の鉄塔が相変わらず美しい…。

変わってゆく東京と、何も変わらない田舎。
東京のKanaが、故郷で雲藝(yun-yun)をモデルにひたすら、カメラを回したのですが
それは、ワタクシ自身の原風景を撮りに行った旅のようでした。憧憬というのでしょうか。

Kanaと、雲藝は生まれも育ちも違うけれども、
故郷の家に対する愛着は、似ているんだ。
だから、とても撮影は進めやすかった。

多分、今しか撮れないものを…たくさん撮ってきた。

 

08/10/18 オレ…

オレ映画撮ル。
ダカラ田舎帰エル。

そんなわけで3日ほど都会を後にします。
あ、この画像は映画とはほとんど何の関係もありません…
あるかもしれませんが、ヒロインがかわいいだけです。
っていうか、何分かでイメージをぱっと作ろうとするとこうなるダメな例です><
時間は努力を裏切らないbyマッキーですよ。

 

08/10/15 あっというまに…

あっという間に10月も半分が過ぎました。
今日の話題は「ベントラー・ベントラー・ベントラー」というPIPERさんの芝居なのですが…

まず、なぜコレを見に行こうと思ったかというと…
ネットニュースで「Piper10周年記念公演第2弾「ベントラー・ベントラー・ベントラー」に出演を予定していた平山あやさんが、急性咽頭炎と診断され、公演を降板せざるをえなくなりました。なお、新配役として鈴木蘭々さんが出演します。」という記事を見たからで。

はい、見に行きましょう。ポチッとなとネットで購入ボタンを押してしまったのです。(←そこなの!?)
お芝居はあまり見ないし、PIPERも名前しか知らないけれども、
鈴木蘭々と松尾貴史は大好きです。
(芝居のあとで、役者さんが言ってましたが、「鈴木蘭々は元祖不思議ちゃんキャラ」という言葉!!Kanaにとっては唯一のバラエティーアイドルなわけで、今でも彼女以上の、アイドルは存在しないと思います←同意されたことがないのですが><。そして、松尾貴史は…高校の頃2年ずっとラジオを聴いていましたから…ただ一人、出版サイン会に行った芸能人がキッチュなのです!!)

ちなみに、PIPERの主催者、佐藤ひろゆきさんは、最近話題の「パコと魔法の絵本」の原作者だそうで、ほかにも、そうそうたるメンバーらしいです。でもKanaはほんっと知りませんでした。ごめんなさい。

お芝居の内容は、まるで、学生演劇のノリで(失礼な)
舞台は墜落したUFOを回収し乗っていた宇宙人を解剖したと言われる軍の秘密研究施設…その謎の建物に住み着いた家族と、ソコにやってきた、わけありのカップル、そして、その建物で宇宙人詐欺をもくろむ詐欺師と、宇宙人を信じるお金持ち…彼らの格好と、言葉のあやが、勘違いを生み、それぞれを宇宙人に仕立て上げ、どこまでも止まらない、おバカにもほどがあるドタバタドラマに突っ走ります。

屋敷という箱の中で、出演者が登場して、何か発言して、それを別の出演者が勘違いして、最初の出演者が退場して、次の出演者が現れて、さらに勘違いが連鎖して大きくなっていって、やがて収拾がつかなくなってっていうループで話が展開するのですが、この強引なバカバカしさって、お芝居の醍醐味だと思うんですよね。
久しぶりにこのタイプのお芝居を見れて大いに笑わせていただきました。

もちろん生鈴木蘭々はすばらしかったし(蘭々はものすごく腕が細くて長いのでびっくりしたわ、そして、動きがアメリカのカートゥーンアニメのようなかわいさでした。ポーズを上手にアイコン化しているのです!)、そして何より詐欺師の松尾貴史の役がはまり役でした。昔からキッチュは好きなのですが、あいかわらずの存在感でございました。

個人的には、オチが本当になかったので(これって、こういうお芝居の特徴でもありますが)…Kana的にはもう少しきっちりしたオチを求めたかったなと。
…いえ、脚本的には完璧に美しいオチのつけ方があったと思うし、ひろゆきさんも絶対に考えたと思うのですが、あえて、それを外したんだろうなという。あえて「意味のない結末」をやり通したかったんだろうな、と、そう解釈しています。
ちなみに あたしの希望するオチは以下反転で→ モジャキが宇宙人という設定。

ネットでたまたま、平山あや→鈴木蘭々というのを見て、チケットを悪ふざけで買ったようなものですが、お芝居自体もハンパない悪ふざけで、こんなのなら、何度でも見に行きたいと。ココロを空っぽにして楽しむには最高のエンターテイメントだと思いました。

ベントラー・ベントラー・ベントラー

PIPER

追伸:最近ウイスキのCMにでる松尾貴史をみて、こんなことをやる年代なんだなと思ったり、この笑顔はヨン様に似てるよなと思ったりしております。
今回のお芝居は、PIPERの面子よりもゲストのほうが確実に目立っていたと思われます。平田敦子さんしかり、楠見薫さん然り…。

 

 

08/10/15 作るということ…

映像作品を作っています。2人の人間にキャストをやってもらって…
初めてなので、先行きが見えませんが、11月終わりまでには完成させないととあせっております。

映像を撮り始めてから、その他のメディアとの差などを考えます。

たとえばイラストは「イメージ」→「作画」という流れです。
Kanaにとっては、コレは一つの流れです。完成を想定して形を作っていく作業です。
実は漫画も「脚本」→「作画」という流れで、これも、Kana的にとっては一つの流れになります。Kanaにとっての漫画は流れていくイラストの集まりだと思っています。テキストも、作画の要素の一つなのです。
※あくまでKana自身の感覚です。

コレに対して、ポスターやチラシといったものは、先にある「素材」を組みあせて作ります。「脚本(イメージ)」→「素材」→「組み合わせ(デザイン)」


映像の場合も
「脚本」→「撮影(素材作り)」→「編集(デザイン)」という3つ流れを組みます。
他と違うと思ったのは、「脚本」「撮影」「編集」は、全く別の作業だということです(上の例をあげると、脚本と撮影は一連の流れとも捉えられますが座って行う脚本と動き回る撮影は少し違うかもしれません)。
どれかで、どれかを補うことはできますが、どれかが悪いと、なし崩しになってしまいます。そして逆に、場合によっては、想定した脚本よりずっと良いものができたりします。
これは、最初から頭の中で想定しながら描いている漫画とは、ずいぶん異なる概念だと思います。
とくに「撮影」と「編集」の関係が、他とは違い、
「撮影」が頭の中で作ったシーンを体現するための作業だとするならば、「編集」という行為は一度頭の中で作ったシーンを、素材を見ながら「再構築」してゆく作業だと思います。この再構築という作業が重要で、これにより、物語は、最初想定していたより、ずっと良くなる可能性を秘めていると思うのです。(もちろんひどくなる場合もあるでしょうが…)
漫画は、脚本の段階で煮詰めた上で作り始めますが、映像は作った後で編集できるのです。
これは、たとえ、Flashアニメーションを作っていても、体験することのない、映像ならではの体験ではないかと、そんなことを思ったわけです。

もちろん、脚本段階から、完璧な構図を考えて、撮影する映画監督もいっぱいいると思いますが、やはり、役者のしぐさや呼吸、空気、季節などそんな偶発的な情報がふとした瞬間に入るから、映像作品は面白いのではないかと思います。(ヒトの状態や雰囲気で仕上がりが変わっていくという部分では、モデルを使った写真撮影も似ているかもしれません。)

お友達を撮っています。
早く編集がしてみたいです。
撮影と編集が全く別作業なせいで、途中で中だるみしないというのも、映像作成の面白い部分かもしれませんね。

 

08/10/15 東京タワー

上京してきた雲藝(yun-yun)と一緒に東京タワーにのぼった。連休中だったのでものすごいヒトだった。夕暮れ時は曇りだったけれども、夜になると地上の星は美しく、東京を感じることができた。



東京タワーから見る六本木と夕焼け空…ニューヨークのようです。


東京タワーから見る東京タワー…
ってワタクシにはヒトデにしか見えません。
もしくは国体用ご当地キャラ…。


東京タワーから見るレインボーブリッジ

 

08/10/6 カヒミ・カリィ×鎌倉妙本寺

Kahimi karie live in 妙本寺
場所は鎌倉・比企谷 妙本寺 祖師堂でのカヒミ・カリィのコンサートに行ってまいりました。

妙本寺とは詳細はwikiを見てほしいのですが、鎌倉三大豪族の一派、比企一族のお寺なのだそうです。
…比企一族は北条氏との争いに敗れ、この鎌倉の比企ヶ谷(ひきがやつ)で滅ぼされたのだそうです。そして、それを供養するために跡地に立てられたお寺が妙本寺なのです。…お坊さんはおっしゃいました。「この土地の下には800年前、何千という比企一族の屍が…」

なんと、カヒミカリィさんは…比企一族の末裔なのだそうです(なっ何だって〜!?)
そして、このコンサートも、「奉納」の行事として、行われるのです!

と…そんなお話をコンサートの最初にカヒミ・カリィが語っておりまして、かつてない、荘厳なコンサートが始まったのであります。

コンサートの前後に日蓮宗の奉納の儀式があったのですが、正直カッコイイのです。レゲエ?ゴスペル?ラップ?6人のお坊さんがそれぞれ違う楽器を持ち、声明を唱えるのですが、声も上下のパートに分かれたり、違うスピードで唱えたり、各自別の文言を唱えたり、…そしてそれが、また、とても美しい声で、動きもそろっていて…火打石をたたいて火花を散らし、紙のお札をばら撒き(これは、天上のハスの花が散る様を表わしているのだそうです。)開祖のおわすお堂を開き…

はい、下手な歌手よりよっぽど魅せ方を知っています。
コレを見て育ったら、音楽の道に行きたくなることマチガイ無しの一流のパフォーマンスでした。(こうやって、日蓮宗を広めていったんだなぁと、素直に感動しました。)

そして、カヒミ・カリィのコンサート。
トークとかめっちゃ緊張してらっしゃいましたが
それは、美しい音楽で、暮れ行く鎌倉の秋の風と、お堂の美しさと、荘厳さとあいまって、永遠に聞いていたいと、ただただ聞いていたいと、そんな気分にさせてくれました。太陽が沈んで光がお堂に差し、そして、夜が来て…という流れの中で、ただただ、美しい音楽だけが流れていくのでありました。

奉納を終わらせる儀式も、とてもかっこよくて、Kanaお坊さんにめろめろっす。
お坊さん6人で、同じ動きで鳴り物を鳴らしながら声明を唱えるんですよ。お客さんみんな釘付けでした。開祖のお堂を閉じて終了です。



鎌倉の夜はとても冷たく、どこか、冬の訪れを感じたのであります。冬の夕暮れが美しくて、妙本寺の長い参堂をゆっくり歩いたのでありました。

ただのコンサートかと思いきや、ソコに、歴史が隠れていて、カヒミ・カリィと北条氏と源氏が関係していて、鎌倉時代から800年たっても、ヒトは続いていて…音楽の奉納の儀式を行うなんて…
それはとてもすごい現場に居合わせたようで、歴史的瞬間に立ち会ったようで、Kanaにとっては一生記憶に残る、そんなコンサートででありました。

生で聞くカヒミ・カリィはハンパありません。普段、ライブとかで、ビール片手に聴きますが、今回は手を合わせて聞く感じで…この聞き方こそが正しい聞き方ではないかと、そんな風に思える天上の歌声だったのであります。

 

08/10/6 店じまい。


妙本寺参堂の下…店じまいする魚屋さん。午後6時。

夕暮れ
ワタクシらしさとは何だろう

08/10/1 秋模様

10月なので回覧板が秋模様になりました。…もう少しハロウィン風になるかもしれません。
それにしても、降ってる雨が何気にテキストより前面にあるとか(レイヤーの関係上)よく考えるとフラッシュならでわ、ですよね。
サイトの死にページが多すぎます…いい加減何とかしなくては…どげんかせんといかんどげんかせんといかん(←古…)

 

 

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