娘と横浜旅行記その2

たくさん食べると、おなかがふとってしまうのだ。どうしよう。(でも幸せそう) b y 娘。


今回ディナーをしたお店の名前は 「Ripaille Exquise(リパイユエクスキューズ)」 桜木町駅から歩いて5分の距離にある、フレンチでした。

場所の詳細はこちら

最初に申し上げておきますと、このお店はKanaが今まで遭遇した中で1.2を争う美味しさと、信じられない位の低価格を実現しているお店で知識として持っていると横浜に行った時、なにかと役に立つお店だと思います。ぜひとも一度行ってみてやってください。

 

 

ホテルに到着して、ボーイさんに尋ねました。「金曜日この辺りのレストランの予約状況は?」「ええ、どちらも満席になりますね。」・・・ボーイさんは平然と答えました。・・・Kana達の予算は今回の旅全体で25000円としています。そうでなくてもミナトミライ地区のレストランは何処も混みこみなうえにお高いのです。アンマリ高いと明日の中華街にさえ行けなくなります。

そんな訳でKanaは前日にミナトミライ以外のお店をグルナビなんかで調べて、とりあえず幾つかプリントアウトしてみたりしたりして・・・。用意周到です。よいのです、いつもいきあたりばったりのKanaですが背に腹は換えられません。

とりあえずKanaは戦闘服(スーツ)から私服に着替える間、娘に適当にお店に電話してみてもらいましたところ、娘が泣きそうな顔をして言いました。「コースのご予約は前日までにお願いします。って言われちゃったよ〜。しかも5000円からだって・・・。」

そんな訳で次にKanaがかけてみたのが上記のレストランだった訳でその電話内容といいますと・・・

「あの、今晩予約をすることはできますか」の質問にかわいらしいお姉さんの声が「はぁい。できますよ。」「予算はどのくらいからありますでしょうか?」

「一番お安いコースだと1800円からになります」

「8時に2人でお願いします。(即決)」

 


 

道に迷いました。えらく迷いました。2回お店に電話をして恥ずかしい思いをしました。何で迷ったかといいますと、この辺りの町名が東京のようなブロックではなく通りでついていること(要は道沿いに長い町が通りごとにある)。そして、電柱が無いので(景観のため?)町名と番地が分からない。ついでに言うと一度お店の前を通り過ぎていました。結果予約から30分も遅れて行く二人・・・お店のヒトが笑いながら出迎えてくれました。恥ずかしかったです。

 

コレだけお店のヒトを待たせたからには1800円のコースでは申し訳ないと2800円のコースを頼んでみたところ・・・前菜7種類 魚もしくは肉各3種類から選びなさいと言うではありませんか・・・

娘は最早優柔不断な上に頭が「あ〜もう私にはいっぱいありすぎて決めかねます〜」な状態だったので勝手に決めさせてもらいました。



この店の料理説明

アミューズ(先付け、お通し)は小魚とパセリを揚げたもの。パセリってあげると美味しいのね、と娘は言いました。

前菜娘は、キッシュ。Kanaは、前菜盛り合わせ(セルヴェル・ド・カニュというパンにつけて食べるパテのすばらしくおいしいこと、あとにんじんのポタージュとレバーっぽいパテ)。全てが手作りの味で、何よりフレンチドレッシングが妙に癖があっておいしいのでした。

 

前菜とパンだけで2人は最早というか、すでにというか大満足。娘はワインが飲めないので2人でアイスティーをたのみつつ、その実、デキャンタで、差し出されたお水で十分に料理を楽しませてもらいました。

メインは娘は太刀魚のケッパーソース。Kanaは鴨のコンフュ。
・・・すばらしいのです、飾りっけはないように見えて、さり気なく盛り付けられているお皿のセンスも、味もいいのです。

ただ、娘よ。ケッパーの実とグリーンピースを間違えてはいけません。Kanaは鴨の足が鶏のふとももみたいな出され方された時は、声になりませんでした。味は非の打ち所がありません。迷って寒くてお腹すいた結果このようなものにありつけるなんて実に幸せなのであります。2人はこれ以上無いってくらい満足しています。

ところがデス。メインを食べ終わってしまうと、テーブル上のパンを持っていかれてしまいました。貧乏性の娘とKanaは少し寂しかったのです。

ソレばかりかお水のグラスも取り上げられてさらに寂しさが増してしまったところに・・・

 

 

コップに入ったお水とデザートがきました。・・・飲み物(アイスティー)は料理と一緒に出してもらったので気を使ってくれたのでしょう。グラスに入ったお水もいいけれどもコップに入ったお水は気楽でよいのです。ほっと落ち着くのです。

デザートは洋ナシのシャーベットに柿のタルト・・・。甘いものは別腹・・・いえ、そのデザートが見事でした。洋ナシのシャーベットの氷の粒の粗さと繊細さの加減が絶妙です(料理の鉄人風)。薄切りにした柿をタルトの上に乗せるという発想が脱帽です、コレがまたとても合う。どうにもおいしい。

タダ一つ気になる事は、この店のもう一つのデザート「クレームカラメル」1800円のコースの標準デザートで、この店の売りだそうで、メニューに「好きなだけ」とまで書いているクレームカラメル。お店の人に「デザートだけ別にソレを一人前ください。」とお願いしたら。

サービスで頂いちゃいました。

ソレはまさしくカラメルソースのプリンでした。こってりとさっぱりの間を微妙にとったような、店の自慢の商品と言われる訳です。ここのプリンはホントに美味しい。

満足すぎる2時間を過ごしてしまいました。帰りにお店の人に言われました。「グルナビクーポンを持ってきてくださればクレームカラメルはいつでもサービスしますよ」と。まさかポケットに入れているとは言えませんでしたが。

 

そんな訳で「お店に行くまでの苦労+お値段<お料理の美味しさ」と言うステキなステキなお店な訳です。ちなみにランチは750円だそうです。

さて、Kana達は満足も満足、後は、お酒でも買って、ホテルで飲もうねと笑いあいましたが・・・ソレが長い苦難の始まりだとはその時、気付くよしもなかったのです。

次回に続く

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