台風の雨の中Kanaは一人で休日出勤。ざんざんと降りしきる雨の音が少しだけ寂しくて、そういう日は気持ちいい。窓に打ち付ける雨がなんだか夏の初めを予感させて。

夕方、雨上がりの江古田の商店街を歩いてみた。雨上がりの急に生活が戻ってくる感じが好き。商店街のお店はだいたい開いていて、商売に生きる人たちの頑張りを感じて少し嬉しくなった。更にはしまっているとばかり思っていたミユル堂が開いていて、のほほんと嬉しくなった。夕方６時に公園のスピーカーから（？）「お子様は６時には家に帰りましょう」というアナウンスが夕焼け小焼けのフレーズと共に流れて、古きよき日本を感じさせられた。江古田の商店街はなんだかいいなあと思いながら。

その嬉しさを体言化して、ムスメにポーチを買って帰ってみたりした。喜んでくれるかな？

ミユル堂がミニホームページを作っているのです。あの携帯で見れるやつです。・・・サブフォルダの中に新しいindexを作って・・・、って実際ソースやらページやらをお店で見せてもらって、思いました。
Kanaデモできるじゃん。テツ安堵トモじゃん（イミフメイ）。今までの概念では機種ごとにソースやら使えるタグやらに違いがあって非常に難しいと聞いていましたが、単純なものなら基本的なhtmlを知っていれば作成できるとの事。ふむふむなるほど。

よ〜し、団地迷宮のミニミニ携帯サイトを・・・

・・・って何書くのさ。（計画頓挫）

ミユル堂ミニサイト（携帯用）

さだまさし、も歌っている江戸川橋。Kanaは朝地下鉄に乗って通勤しています。地下鉄に乗っている時間は４０分くらい。Kanaは始発駅から乗るので確実に眠っています。その日、不意に「江戸川橋」で目を覚ましました。Kanaは一年も通勤しているのに、途中駅をちゃんと覚えていないのです。「江戸川橋駅」は地下鉄有楽町線の飯田橋の隣駅です。地図で言うと東京２３区のど真ん中辺り、にもかかわらづKanaはとっさに「やばい自分の知らない駅の先の先、江戸川の橋が在る辺まで来ちゃったあ」と思って、あわてて電車を駆け下りました。Kanaのアタマには埼玉の辺り、悠々と流れる江戸川上流の鉄橋の脇で一人、寝過ごして会社を遅刻して路頭に迷うKanaの姿がありありと浮かびます。・・・ココは何処？とっさに時計を見ると・・・ああ、３０分も遅刻（涙）？あれ、むしろ、いつもより３０分早い？いつも電車に乗っている時間ではないですか。・・・この辺でやっと寝ぼけが覚めてきて

速攻今降りた電車に飛び乗り、再び眠りについたKanaなのでした。ああ、怖かった。

教訓：寝ぼけている時の人間の想像力はすばらしい。 ていうかすばらしすぎ。

スーツを着ていないと少し肌寒い朝。自転車で街を走っている。 適度な湿度と適度な曇り空。人通りはない。カラスの声もしない。こんな日は一人でいることが切なく、同時に一人でいることに恋しくなる。 少しの肌寒さと、それにより、気持ちよく冷えた空気中の水分が早朝の街で、Kanaを孤独に追いやるのです。ふとした温度に、自分を振り返る瞬間がKanaは好きです。 朝の街はまだ眠っていて。しばらく起きそうにもありません。

タイトルがキロロ・・・賢明な読者の方は気がついたに違いありません。「はは〜んKanaさんは、キロロといえば「長い間」。つまり長い間休んでごめんなさい・・・でも正直に言えないからタイトルはキロロにしてしまえ、と、そういうことだな〜」

・・・ああなんて深い考えをするのでしょう読者の皆様は。
全くその通りです（ごめんなさい）。
そんな訳で久しぶりの団地迷宮は頑張ってリニューアルに着手なのです。とりあえず、なんの項目もできていないけれどもトップページだけ変えてみました。あのトップページは葉っぱと画像でできています。今はそれだけですけれども、いずれ少しづつ、いろんな部品とかを重ねていきたいなと。花や石やその他諸々。本当はあの2/3の画像だったのですけれどもどうせだったら原寸大のほうがいいかなと、無駄に重くしてみました。ごめんなさい。自分が狙っているものには近いイメージを作れたかなと思っております。後はそれに添った中身を創れればいい訳で。どんな遊びをしようかと悩んでいるところなのであります。も少しの時間が欲しい。

戦争が終わって２ヶ月がたちました。あらためてヒトの命の重さと軽さを感じさせられます。
もう随分たちますが爆弾が空港で爆発して死刑になるかならないかという新聞記者がいます。その事件で語られる記者の責任がとか行動が軽薄だとか言う問題はぜんぜんKanaには関係なくワタクシはただ、

イラクの子供はきっとそのクラスター爆弾の破片をたくさん拾って遊んだり売ったりしているのだろうな、とか思って寂しくなります。それで死んでもニュースにもならず補償もされず、ただ、家族の怒りや憎しみだけで終わっていくだろう事が、それを覆い隠してしまう大国のエゴを思って悲しくなります。

ヨルダンだからニュースになった事、日本人だからすぐに死刑にならなかった事。そして、たとえ現地に入って取材をしていても、どこかに自分たちは部外者だからという（例えば死とか戦争とかにたいする）当事者ではないという甘えがあること。

戦争が終わって２ヶ月がたって、わたくしたちはこのことを忘れてはいけません。たくさんの人が何の罪もなく殺されたのです。その片鱗は今でも現地で同じように人の命を奪っているのです。

ムスメと計らずして渋谷でお泊りをした。さて、その理由は？

A、２人はラブラブだから（・・・それはないだろう）。
B、横浜まで行っていたので終電がなくなったから
C、一日中ばくばくして食べすぎて心底ムスメが「もうだめ、気分悪い、動けないぎゃー」とのたまったから。

・・・その日Kana達は前に敗北した横浜中華街にリベンジに向かった。その日のコースは中華→飲茶→フレンチ（前行ったとこ）という、ゴージャスコースが用意されていたのだが、問題は２人とも小食であるということであった。

中華は広東道に在る慶華飯店。ムスメランチにえびワンタンを食す。Kanaは野菜炒め丼。ランチは軽く３０分ちなみに２時半の折。
お次は飲茶。中華街のお茶屋さん悟空はNukunuku様に教えてもらった長居のできる飲茶屋さん。ここでお茶をする２人だが、お茶よりもお茶菓子が重要。ムスメはパフェ（ど〜ん）。Kanaはデザートセット（どど〜ん）※ケーキと乾燥果物とその辺がお皿にちりばめられていました。

たっぷり２時間ほどお茶を飲み海沿いの道をMM21に向かう二人。赤レンガを散歩し観覧車にも乗りクイーンズスクエアもまわり。まだお腹はすいていないけれども約束通りフレンチに突き進む２人。決戦の場所は前回の横浜紀行でも紹介した、リバイユエクスキューズ。今回はもちろん迷わずに行きました。

今回は料理の内容を割愛いたしますが、やはり最高のおいしさに違いはありません。みなさんも行くべきです。なんたってメインとデザートがすばらしい。ええ、お腹一杯なことなんて、どうでもよく、２人はぱくぱく幸せになったのです。※先付けオリーブの油揚げ（２人ともオリーブは苦手だけどなんとかいけた）前菜ムスメ：鴨とポテトの重ねたもの　Kanaブルーチーズのキッシュ　メインムスメ：白身魚（タラだと思う）のムース仕立てなグラタン　Ｋａｎａ：鶉のテリーヌ　デザート　ミルフィーユ（パイ生地とクリームが別々にあるびっくりもの）

・・・そう、そしてその結果１行目に戻ります。

・・・そういえば、大学の頃北海道でよく食べ放題に連れて行ってもらって、あとで胃薬をもらったっけ・・・なんてことを思い出した妙に悲しい一日でした（涙）。うまかったです（バイオハザード風）。

今年きっと、一番気持ちのいい雨の日だったと、Kanaは思う。黒い木の幹に絡まる蔦の緑が、遠くにかすんで。空気に混じる細かい雨粒が、髪の毛に絡んで、生きていることが嬉しくなる。

夕暮れ時京葉線で海辺を走る。灰色とも藍色ともつかない、境界のない海と空の境。寒さがないので怖さがない。遠くは見えるような見えないような、黒ではない幕に覆われていて、海面は恐ろしいほど穏やかで。決して紙には表せない色を見ていると、その中に溶け込んでいきたくなる。行ける筈もない見えない空と海の境を想像して、その色に表せない霞を見ていると、切ないような欲情するような、おそろしく、非現実な・・・

・・・そういう、美しいんだかなんだかなものを表現する術をKanaは持ち合わせていないことにはたと気がつくのであった。

今週は雨を楽しみましょう。

あなたはすぐにいじけてみせたがる、
私はいつもそれを歓ぶの
だって 、 Kanaさんみたいだから。
わたしがMUSUMEじゃない。
Don't You see?

椎名林檎「ギブス」

カートンみたいだから、そしたらわたしがコートニーじゃない。
その次の歌詞が、実際はどうだかしらないのだけどもKanaには Don't You see? と聞こえる。和訳すれば「おわかり？」・・・この歌とても好きです（涙）

木が鬱蒼として緑が濃くて花の匂いも湿っていてなんだか精子のような匂いがする今日この頃。むせるというよりも、在るという感じのにおいたち。この２．３日は綿が木から飛び立ち、春らしさを夏の匂いに変えてゆく。武蔵大学の朝ははやい。

それはシャンパンの泡ですね
奥さんあなたの口紅が
私のくちびるを脣を紅くした
その場かぎりの恋ですね
それはシャンパンの泡ですね

堀口大学

上の堀口大学の詩はアクションコミックスの「レモンハート」というお酒の漫画の１３巻に出てきます。もう５年も前、この詩に身震いしてたころ、下北沢の古本屋で堀口大学の直筆サイン入り全詩集（全一巻）を発見したのだけどその日手持ちがなく後日見たらもちろん売れていたという、悲しい思い出があります。コレを手に入れていたら彼に倒錯していたのだろうに・・・。
ちなみに堀内大学は外国の詩人の訳のほうも有名でKanaの好きなボードレールからランボーからコクトーからヴェルネールからあります。ランボーとボードレールはたまにめくります。
どこかにうずもれているはずの室生犀星

われははりつめたる氷を愛す。（あやふや）

という詩が大好きです。
どこかで見かけたら読んでやってください。今週の週間ジャンプのシャーマンキングのアイヌ人のように氷のように熱い詩です。その流れが理屈づいているところも好き。

すこし、ほんの少しだけ恋をしています。
うれしいな。それだけで、生きていることが楽になるのだから。

最近は会社でパソばかりで家で開ける気力がないのです。ゴメンナサイ。そんな凹み気味で家に帰って朝日新聞を読んでいたら14歳で自殺した少女の遺言とか言えなかったこととかが携帯のメールに未送信のまま残されてあったという記事をみて、セツナクテ泣いていたりして、また、へこんだ。

Kanaは、タトヘバ少女の傍にいたら助けてあげられただろうか？などという発想は幼稚だし、ニュースにのらないけど、辛いヒトは無限にいて、その全てにココロを痛めるなんてとてもできないけれども、

せめて、Kanaの知っている、私の愛する全ての人が、幸せであって欲しいと思います。

みんなが、自分のアイシテイル身の回りの全ての人が幸せであって欲しいと望んだら、もう少しだけ、みんな幸せになれるはず。未送信の遺言なんて欲しくないから、生きているうちに声を聞かせて欲しいと思うのです。誰もその人の気持ちはわからないけれども。その人の気持ちをわかろうとしてあげることはできるわ。

このページを見てくれた全ての人にKanaを。

Kanaは宗教とも白装束とも関係ありません （オチ）

DiMAGE Xt なるデジカメを買ったのです。前のフジフィルムのFinepixが壊れてしまったのがそのおおまかな理由ですが、なんだか最近コヤツが欲しくてたまらなかったのです。

理由
その1、ミノルタが出している事、なんだかカメラメーカーが出してるカメラってステキです。さらに重さ120ｇ大きさ縦67×横8.5×幅20ｍｍの超小ささ。それなのに320万画素に光学3倍+デジタル4倍ズーム

その2、上の小ささとズームを持っていながらこやつはレンズ出ないのです。ええ〜？（通販風）。なんと、このDiMAGE Xtは集光部から90度に画像が入るようにミラーが入っていて本体内で横向きでレンズが伸び縮みするので電源を入れても、他のカメラみたいにレンズがうにょ〜ってせり出してきたりしないのです。すばらしい。（・・・他のもっと小さいoptioなんかは小さいのだけど電源を入れるとレンズが出るので結局大きくなるのだ）さらに、レンズが出る時間とかがないので、起動時間が葯1.1秒とちょっぱや（頭文字D風）デジカメにして写るんです並の扱いができるのがコレを買った理由なのだ。

・・・好きなもののことになると語るのがKanaの悪い癖なのです、はぁはぁ。

そんな訳でムスメと江ノ島に行って撮ったのが上の写真。湘南高校前駅の浜辺でボーっとしながら撮ったのですが、画像としてFinePixと大きく違うのは鮮やかさかしら。FinePixはやっぱりフィルムメーカーの商品だと思うのです。空の色とかの鮮やかさ、美しさは断然向こうが上な気がします。ただこのDiMAGE Xtはどちらかというと、その時の目で見た色を忠実に再現しているような気がします。Kanaが見た海や空の暑い、ボーっとした感じは確かにこの色だものと思うのです。これが、FinePixだと、もっとよい色で撮れちゃうんだろうな。とっちがいいかは好みですが、そんなカメラの話より江ノ島にいった話しでも書けよという突っ込みは正解な気がします。次回は江ノ島のお話。

なんだか、気持ちいい日が続くのです。緑がまぶしくて、ほっとするのです。この週末は雑貨屋がガレージセールやったり、京セラのデジカメが衝動的に欲しくなったり、ムスメとディズニーランドに行ったけど混み過ぎで入口に入る前にあきらめたり、3連休しかなかったり、ムスメにホームページを奪われたり、そのコンテンツの仕組みに無茶無茶アタマを痛めたり、は〜、騒がしく忙しいことだけは確かです。ちょっとお疲れ、早く復帰しなくては。