日記

nikki The Book of Days. 毎日、のらりくらり書き綴ってます。2003.11月

 

2003.11月

反戦に関するサイト

http://peaceact.jca.apc.org/

http://www.worldpeacenow.jp/

雨と落葉 2003/11/27

霧のように降り落ちる細雨。その中に降り注ぐ落葉、音はかすかに耳の奥に静かに響き。 木々は恐ろしく巨大な影となってワタクシを見下ろす。音も無く、本当に音も無く木から「外れ」ゆく落葉、降り注ぐ落葉。木々はオソロシク巨大な影となって頭上を多い尽くす。モノクロームの午後。 鼻の奥をくすぐる冷たい薫。

 

T嬢 2003/11/27

25日のnikkiの件。お嬢様からお返事が来たのでございます。それはやはりご本人だったそうです。お嬢様もワタクシに気がついてくだすっていたようで、Kanaは嬉しかったのです。お嬢様から頂いたメールにこんな言葉があって、

「本当に、色々たまたまな状況が重なって 生じた一瞬の出来事でしたが、 言葉を交わさなかっただけに 余計に感慨深くあった日のことを振り返ります。」

・・・言葉は美しいです。「Kanaはその日たまたま其処に存た」と言う趣旨のメールへのお返事だったのですが、Kanaも本当にそう思ったのです。

・・・言葉が無い事も美しいのです。通り過ぎる秋のようです。

 

新しいページ 2003/11/25

この一週間新しいページを考えてきました。3日ほど漠然としていましたが昨日今日になって、以前作ったlinkのページの応用で上下二つの画面を同時にばらばらに動かして(linkページは一つしか動かないので)止まった時に二つの画面がぴたっと重なって一つの画面に見える、というステキなナビゲージョンを思いつきました。(注意:同じことをFLASHでやるのは簡単なのです。)

プログラムを分かっていないKanaにとっては一日がかりで大騒ぎです。300回くらい「デバックシマスカ」と聞かれました

Kanaはその意味すら分かりません。

そんなこんなでナントカ・・・ナントカ、フレームを分けて動くさまを見てみると・・・見てみると。なんと、javascriptはプログラムを2つ同時進行はしてくれないのです。Kanaは2つの画面がスルスルと上下左右に動くさまを想像したのですが、実際
1動けボタンを押す。
2最初に記述した上のフレーム内の画面が動く
3上の画面が止まった後で下のフレームがよっこいしょと動く。

・・・そんなのはKanaの夢見たナビゲーションとちがう〜〜(涙)と言う訳で今日は枕を涙でぬらすのです。枕です。益荒男(masurao)ではありませんのでご注意ください(最早イミフメイ)

 

お嬢様へ 2003/11/25

お嬢様へ お久しぶりでございます。 それはひさしぶりなのです。 Kanaの会社は潰れる潰れると毎日騒ぎつつ。 ナントカ今月まで生きながらえてきました。後一月で年を 越えられます。おそろしやおそろしや。 なにやら仕事もぐっちゃんぐっちゃんです。 そんなわけで この一月ほどメールも何もかもほったらかしで ほへーっとしていました。話すのもムスメくらいでした。 微妙な引きこもりですな。てへ。(てへっじゃないです。)

そんな昨日のお昼。池袋東武の有楽町線の出口で ムスメを待っている時に 30cmくらいの目の前をお嬢様が通り過ぎていかれました。 ・・・わたくしは視力が悪いのできっと間違いなく別人なのですが 別人でもいいのです。ドキドキしました。 その日一日は本当に幸せだったのです。 会っていない人を思い出すことの幸せ。 上手くいえないのですけれども自分がまだあなたを覚えている事の幸せ。 つんとした表情やキレイな目じりを思い出しました。 でも本物のお嬢様は紫のパンツは、はきませんね(笑)

急に冬がやってきて、空気は冷たく痛かったりして 鳥の声や木のざわめきがやけにすんで聞こえるのです。 でも、冬の実感はいいですね。ホットケーキがおいしくなります。 手の先がぴりぴりします。 いつか暖かいココアでも飲みましょう。 ホットワインならと言われそうな気がします。

 

二の酉 2003/11/20

今日は二の酉でした。でもKanaは一日クオーク(組版ソフト)にいじめられてなきそうになっていた訳で。酉はもちろん干支であります。だから12日で巡ってくるわけで、前回からほとんど更新していない事に愕然とするKanaなのでした。

そのようなわけで今日は岡山loveのKanaが吉備と桃太郎と干支のステキなトリビアを。

桃太郎の御付は犬と雉と猿ですが、この3匹も実は干支なのですね。申と酉と戌。申酉戌は方角で西北西。ということは鬼の要るほうは海(瀬戸内海)のほうではなくて山のほうなのでしょうか?。確かに岡山の桃太郎伝説では鬼は北の山に鬼ノ城を構えているのですが(コレは朝鮮の渡来民の作った実在する城壁です。)、それと安易に絡めるのもどうかと思うのですな。この謎解けるかた募集中です。

ただ、Kanaの私論ですが、桃太郎の根底にあるのは、未知の技術を使う技術者です。モノノケ姫でも登場したタタラの製鉄技術は武士も農村の生活も変えました。技術が神であり鬼なのですな、←ああ、このような話をしたい訳ではないのです。この話はまたゆら〜っとだら〜っとすることにして、誰も話題にしなくてKanaが一番不思議に思っていることはただ一つ、何で日本の製鉄の神様も(名前忘れた)ギリシャの製鉄の神様も一つ目で一本足でハンマーを持っているのかしら。ずーっとまえからそれだけが気になって。この謎とける人かたも募集です。こゆ話をしていると日が暮れます。

 

京極堂 2003/11/20

そんなわけで今週の更新がほぼ無かったのは、一日中京極堂にはまっていたからに他なりません。休みの日は電車に乗り日がな一日本を読み続け。庚申講や富士講、タタラ、秦氏、山奥の村の大量虐殺(コレは八墓村の岡山の事件のオマージュね)、軍部、GHQの隠したもの、伝説。ソコには戦後復興の頃の日本の闇をみてとれるのです。チャートを引ける、理屈を塗り固める、過去の巻のキャラクター達が複雑に絡み合う、ある意味漫画的でもあると思うのです。(漫画にはできないのだけれども)・・・久しぶりに本を読んだなと。思ったわけなのでした。

そしたら、ウチの妹が実家に帰ってきてヘッセを全て読んだと言ってきた。(もちろん車輪の下に以外)。うぬ。あらためて、自分は最近文学に親しんでいないなと思ったわけであります。

 

雨 2003/11/12

冬の雨の日はこれ以上ないってくらい、セツナクテ泣けてきます。冬の色がモノクロームだからかもしれません。寒さに細胞が耐えているからかもしれません。

暖かい珈琲とホットケーキがあればほかには何も要りません。

 

塗仏の宴 2003/11/12

9月のnikkiに京極夏彦の「塗仏の宴」の文庫本のことについて書いたのですが上下巻あわせて2000ページを超える文庫とは言いがたい文庫本です。で、下巻が出るまで1年待てと言うのか〜と叫んでいたらちゃんと10月になって下巻も出ていました。講談社さまゴメンナサイ。ありがとう。そんな訳でKanaは今必死で読んでいます。そんな訳で更新が少ないんだなと言うのは当たりです。京極夏彦については以前のお散歩のページに書いていますので気が向いたら読んでくださいな。

 

プロ 2003/11/12

ミクニプロデュースの「東京食堂」でディナーをとった。フレンチのコース。その時、久々のフレンチに触れ、あるプロの料理人の事を思いだした。彼は日本でも指折りのフレンチのシェフだった。ワタクシとはたいそう仲が悪かったし。結局彼と仲が悪いので追い出されたのだが、(あの頃はKanaも子供だったのだ)

何をもってプロの料理人というのかは知らない。こだわりだとか頑固さだとか基本となる味や、お客様の受けや、パフォーマンス等色々あると思う。ミクニは本場のフレンチのオーナーのように営業に料理にこだわりをもち、企業家となり、その名を世に広めた。これもプロなのである。

私の知っている私の嫌いなシェフはたいそうな機嫌屋でとんでもないヤツだったけれども、私の使っていたバイトの鍋洗いが言った。「シェフは仕込みの時に鍋を焦がさないから洗い易い。」。
それは、きっと料理の基本ができているという事なのだろう。その店の調理台は鉄板プレートの上に直接鍋を載せるので火加減とか無いに等しかったから、そこで鍋を焦がさないのは、やはり技術が要ったのだろうと思う。焦げた鍋と焦げていない鍋では料理の美味しさは全く違う。洗い安さが違うという事は経費と時間の削減にもなる。鍋を焦がす焦がさないは、大きな事柄の中の一つでないことには違いない。でもその一つで、ワタクシは彼をプロだと認めている。

ワタクシが食べた「東京食堂」の料理は確かにいけていた。ただ、押し付けがましい男のサービスは、サービスの基本すらできないいけていないやつだった。Kanaはご飯を食べながらお酒は飲めないのだ。だから、いくら、フレンチだからって、食前に必死で酒を勧めてはいけない。食前食中の酒は当たり前だとしても、Kanaは飲まないのだから。だからといって「水」といったら、「ウーロン茶やミネラルウォーターもあります」等余計な事は言わないでよろし。ミクニデュースの名が泣きます。

フレンチ3500円から〜東京駅丸の内口
東京食堂

 

 

落葉 2003/11/11

雨上がりのアスファルトの黒。それに映りこむ冷たい曇り空の白。濡れた黄色い落葉だけがポツリポツリと強い色彩で、存在感を放っている。それだけが朝の現実のようで。こういう、雨の寒い朝は妙に鼻の奥がつんとして、ああ、冬が来たんだなと。今年も冬が来たんだなと。

 

選挙 2003/11/11

国民の義務を果たしてきましたか?投票できると言う事がありがたみを忘れてしまうのですが、選挙ができることは民主主義の基本。日本での歴史はわずか100年。でもやはりこんなに話題になったにもかかわらず、投票率は戦後2番目に低いそうです。かなしいKana。kanaたちの将来はコレで決まってしまうと言うのに。

マニフェストについて、社会党の委員長が言っていましたが、与党や党員の多い野党(民主党)のだす「マニフェスト」を基準に争点を争わなくてはならないので、その他の論議や争点がぼけてしまうのではないかと言う発言、が一番、Kanaに近い感覚かしら。高速道路とか、郵政とか、そんなことばかり争点になっていましたが、訴えるべきところはまだ、無限にあるし、各党、もっと独自のそれぞれの訴える場所を持って欲しかったかしらと。社会党は憲法弟9条の堅持を訴えていました。がそれが何か分かっていない世代もいると言う事を、土井さんは知っておくべきかと。

マスコミの騒ぎっぷりで2大政党制が大きく言われましたが、そんなイギリスのように行く訳もなし(イギリスのはすごいよ)。共産党の委員長が政権選択選挙は小さな党の存在価値をなくすと言っていました。でもこの委員長の一番気に入った発言は「自民が二つ闘っているようなものだ」あはは。端的。どちらが勝っても消費税は上がるし。自衛隊は派兵される。と言う事ですな。

自民党は単独過半数を取れなかったけど一応の勝利宣言。最初と言ってる事が違う小泉さん。民主党は、200議席獲得と言いつつ、届かず、投票率が高ければと、負け惜しみを言う管さん。

それでも公約はでました。来年は夏に参議院選挙です。各党うかうかできないでしょう。この一年は政治が面白いのではないかとKanaは思うのです。鍵を握るのが公明党だと言う事は事実だけどKanaは唯一嫌いな党なのです。(日本の政治は政教分離の原則のはずだから)。みんなも政治に注目しよう。

おれ金平糖(党)
私は拝一刀(党)

おれ、デジキャラッ党

おれストリートファイ(以下略)

・・・

政治に興味をもとう(説得力なし)

 

 

酉の市 2003/11/8

今日は一の酉なので練馬に行ってまいりました。練馬には小泉首相も管代表も現れ街は、選挙色になっていましたが、Kana的に言わせれば無粋な奴等です。祭りに政(maturi)を持ち込むなと、興ざめだから、そんな日本人の心の分からない人に日本の政治ができるのかと、「力強く命がけで訴えたい(候補者のセリフの受け売り)。」そんなわけで、選挙はそっちのけで出店めぐりをする2人は、神社のお参りも熊手もそっちのけです。・・・本当のことを言えば人の出がすごすぎてとてもまっすぐ歩けないのです。きっとコレも選挙演説の所為に違いないと首相と代表を呪いつつ。(見てないけど。)

複雑な練馬駅前の網目のような商店街。ムスメと全ての小路と出店を見て回り(その数100を余裕で越えています。)晩御飯と祭り気分を物色して回ります。揚げもち、骨付きフランク、お好み焼き、から揚げ、そしてとどめの、じゃがバターまで。よくこんなに食べれるわねと思うくらい(2人は小食なので)パクパクして幸せな気分になったのです。なんてカロリーが高いのかしら。・・・今日は少しこのメニューについて考察してみましょう。

骨付きフランク・・・フランクフルトの真ん中の棒が骨になっているのです。すごく美味しそうで思わず手をだしたのですが、よく考えると、別に骨付き肉ではないので、骨とフランクフルトには何のつながりもないのでした。・・・気分だけの食品だわ。

から揚げ・・・上のフランクを買っているとき隣の屋台でおじさんが手で揚げていました。肉を上げてその調子を表面を手で触って判断していました。職人技です。

お好み焼き・・・ムスメはおじさんマニアでその店のおじさんが無口で職人チックなので買ったのです。お好み焼きの最後の一口の時ムスメが言いました。「Kanaさん、食べさせてあげようか(笑)?」・・・・・・「たぶん、その一口の中の辺にあなたの嫌いな卵が入っているのでしょうきっと。」

「ちぇ、ばれたか」

じゃがバター・・・寒くなったから温かいものをと言う事でムスメが欲しがった。おなかが太ると嘆きながらも満面の笑みでジャガをほおばるムスメはかわいい。これまた途中で言った「食べさせてあげようか」の意味は「もう食べられないよー食べてよー」の意味ってことは充分理解しています。

日本的風情のないといわれる中、年に一度こういう時期が来ると年の暮れを感じます。去年はお好み焼き各一つずつでおなかいっぱいになっていた事を考えると二人とも成長したなあと(お腹が)しみじみ思うのでした。

 

教授 2003/11/4

坂本龍一の「1996」というアルバムを棚の奥から発掘したのです。・・・懐かしい・・・あれからもう7年もたっているのですか・・・。このアルバムは坂本龍一の有名な曲を全部ピアノアレンジしているアルバムで昔ピアノ弾きだったKana的にはたいそう気持ちのいい音がたくさん入っているのです。有名な「戦場のメリークリスマス」のテーマ(Merry Christmas Mr.Lawrence)やラストエンペラー、Kanaの大好きなBefore Longまで、それをMacで、かけて聞いているとまた、ピアノ弾き心を揺さぶるのでございます。

いけないいけない、Macで音楽聴いている場合じゃございません。はやくOS10.3を入れてshadeをいれてWeb3Dなページを作りたいと強く願っているのです。願っているだけでは叶いませんが、富士山が噴火する前には完成させたいなと密かに目論んでいます。

 

富士山 2003/11/4

そんな訳で(どんなわけで?)富士山が噴火する夢を見ました。予知夢でしょうか。峠のトンネルを抜けると遥か向こうに富士山のシルエットが(夕暮れ時だったからかもしれません)そこからモクモクとケムリが空高く上がっていたのですがそれがあれよあれよと赤く染まりおもむろに噴火が始まりました。言葉もなく唖然としていました。スペクタクルなのです。飛んでくる溶岩弾が一つ一つが大きいのでよく見えます。それが東京のいたるところに落ちてまるで隕石の落下のようです。あちこちで火事が発生しています。もう少ししたら灰と雨が降るだろうなと・・・。ただ、その時はその美しさに見とれていました。ああ、コレは予知夢だなと、いつかその日が来るのだなとKanaは目を覚ましてボーっと思ったのです。

 

植物園 2003/11/3

ムスメと植物園に行ってみました。いつもドコに行こうと言いつつ、どこにも行けない2人。久しぶりのお出かけなのです。新木場の熱帯植物園は、夢の島にあります。穏やかに晴れた空、大きな3つのガラス張りのドームの温室の中で美味しそうな植物に喜ぶムスメ、食虫植物におびえるムスメ。大きな、そのへんの大木よりも大きな葉っぱに驚くKana。マレーシア産のマンゴージュースを買って喜ぶムスメ。空は程ほどに日が差し、でも少しだけ晩秋のおもむき。

大きなゆったりとしたすり鉢上の芝生の広場があったのでレジャーシートを敷いてごろんとしていました。花が咲き乱れています。家族づれがすり鉢の真ん中でボール投げやバドミントンをしています。あちこちでシートを敷いてお昼ご飯を食べています。Kanaとムスメはごろんと、上を向いてひたすら高い空を見上げています。
ゆっくりゆっくり、時間が流れます。

こんな幸せな日がいつまで続くのだろうと、Kanaはきっと、ムスメと同じ不安をかかえつつ、風はなく、雲もなく、太陽は木の向こうなので眩しくもなく、気温はきっと、今年一番というくらい気持ちいい温度で暑くもなく寒くもなく、芝生の暖かさをシートの下に感じつつ。2人は会話もなくただ、ずーっと、ぼーっとしていたのでした。

2時を過ぎると少しづつ風が出てきました。そろそろ、行きましょうと、2人は現実に戻っていったのでした。

 

観覧車 2003/11/1

仕事で、納得いかなくて、殺気立っていた退社時間、「気分転換に観覧車に乗りましょうよ」という声に従い、後楽園に行ってみました。後楽園遊園地が入場無料になっている事をKanaはその時初めて知りました。(名前も変わっているらしい。)夜の東京ドームシティはラクーアなどができた所為でしょうか、とても華やかな楽しい場所に見えました。幸いな事に観覧車はあまりこんでいませんでしたが、Kanaのところで発券機が故障して、なんか腹立たしかったのです。10分くらい待たされました(涙)。観覧車はそんなに大きくないなぁおもいつつ。観覧車に乗るところでカメラマンがハイチーズとデジカメを構えるので2人で強く拒否してしまいました

観覧車は大きくないと思っていたけれども乗ってみると随分高くまであがるのでした。それに、心持ちゆっくりめに回っているらしく東京ドームのライトアップや、東京ドームホテルの美しさや、新宿や池袋が一望できるのでした。また、小さいながらも上手く設計されていて、お隣のゴンドラの人が見えるのは一番上に上がったときの1分程だけなのでした。なるほど、こんな非日常は仕事の苛立ちを忘れさせてくれるのです。一緒に観覧車に乗ってあそこはどこだとか、ジェットコースターの話なんかしているととても穏やかな気分なのです。出口で係員の人が私たちに差し出す写真が合わなくて困っていました。わたくしたちはユウレイなのです。ないのです。

とどめに観覧車の次に「スカイパラソル」とか言う、高くまで垂直に登って、するすると下りてくる立ち乗りの小さなゴンドラに乗って(腰までしか手すりがない)みました。壁もベルトもなく唯の鉄格子、ハダカのままに夜風を浴びながら急上昇急降下を繰り返すと現実なんかなんのその、すごく、ご機嫌な夜に変わるのだから不思議なものです。

ついでに美味しいものを食べに出かけ、うむ、満足な夜なのじゃ、てな感じ。その分来週会社に行きたくなります。せっかく忘られた仕事なのですから

 

←2003.10月