このnikkiはおじょうさまへのメールの返信として書かれたものを編集拡大したものです。2004/03/01

 

2004年2月nikki

mail

今日はおじょうさまへメール返信です。唯々最近のことをちらほらと書いて見ますね。

 

Flash(*ざっぱに言えば動画のサイトのことです)

Kanaが団地を閉鎖してFLASHで作業をはじめてかれこれ半月・・・ようやく全体構造が見えてきたようで(ヒトゴトデスカ)、まだまだ4月公開なんてとてもムツカシそうなのですが(おうい)、仮組みも8割がた完成し、後は絶望的な作業の本組みをしてえっちらおっちら。当初サイト全体をFLASHにしようと思ったのですが途中から方向がアパート基準に変わってきまして、いつのまにやら、アパートの地図をグリングリン移動する楽しげな(?)ナビゲーションの開発にいそしんでおります。アクションスクリプトから、外部Swfの読み込みから、変数やら関数やらテキストの記述まで勉強する事が山積みで楽しい毎日でございます。

最近無意味なオープニングアニメーションのサイトが数多くあるけれども(旅館のホームページとかでやられてもKanaのパソでは重くて見に行けません(怒)Kanaがシンプルなナビゲーションとゆうものを見せ付けてやるのでございます。・・・・・・いつかね・・・(超弱気)。

 

鯨の島の少女

とりとめのない話をします。 先日飯田橋はギンレイホールで 一人「鯨の島の少女(Whale Rider)」というのを見てまいりました。 とうに旬は過ぎた映画だったのですが最終日の最終ともなりますと、 立ち見が出るほどの盛況振りでした。 キャッチに和製「風の谷のナウシカ」というのがあって それを意識してあの邦題なのかしらと思いましたが。
内容はそんな大それたものでもなく マオイ族の伝説とばらばらになってゆく現代の族社会。 新しい指導者を求める頑固で年老いた長老と、長老の家に 長男ではなくて長女として生まれてしまったため冷たい境遇に会う 主人公。 鯨に乗って島にやってきた祖先パイケアの血を受け継ぐものが 族を束ねて救世主になる。 主人公は女性であるハンデを乗り越えて指導者になれるのか (しゅじんこう12歳) 見たいなお話で。お話もさることながら ニュージーランドの空や海がただただ美しくて、 あと最初男の人がみんな刺青をして柄悪そうとか 思っていたのですが最後のダンスの辺で (ラグビーのオールブラックスが試合前に踊るようなやつ) 刺青がマオイの伝統だとか気がついてそれぞれの行為に意味があったりして
とてもマオイ族に興味がもてたりして なんとなくおじょうさまがみたらどんな感想をもつのかしらと 思ったわけでした。 今度面白そうな映画があったら 勝手に誘います。 春になって少し興味ある映画がちらほらでてきたので。 (単館上映とかばっかしだけど(涙))

 

まくどなるど

ひさびさに「まくどなるど」なるものに入ってみたのです。そしたら、「おじゃるまる」のグッズがいっぱいじゃあないですか。なんてキュートなのでしょう。お子様セットを頼むとついてくるらしいのです。おじょうさまなら分かってくれるのでしょうか?ああ、さらにレジカウンターにはおじゃるまるシールなるものが…!!Kanaこんなに勇気を出したのは久しぶりです。レジのお姉さまに告白です。「おじゃるまるしーるをください」。
レジのお姉さまはあっけに取られ苦笑しながらシールをくれました。本当はおじゃるまるの似顔絵シートに色を塗ってレジに渡すと交換してくれるというイベントのものだったようですが。

たのんだココアは薄かったけれども。シールを手に入れて満足満足。
やっぱりココアはモスバーガーに限るなというオチでした。

 

少し前

眼鏡を換えてみました。少し気分も変わりました。縦の縞の入った黒いスーツをベネトンのバーゲンで買いました。せっかくだから歯ブラシやかみそりを購入して、春に向けての気分転換。そのついでに今日は銀座の交通会館で就職情報をcheckしてきました。春だから生まれ変わりたいのかもしれません。グラフィック系のソフトの実務経験が2年あることは私の元来欲しがっていたスキルでございます。4月からKanaは本当に自分のやりたいデザインの仕事を捕まえてみたいと思います。

いつも追いつきたい相手というのがKanaにはおりましておじょうさまはその筆頭格でございます。努力しておいつくものと追いつけないものがございまして、ええ、そうですねKanaはそろそろ自分の中の甘えと卒業したいなと、あなたの文を読むたびにそう思うのです。

 

野又 穫

先日強引に仕事の合間を縫ってギャラリーに行きました。
野又 穫の絵を池袋西武6階の西武アートフォーラムというところで見てきたので す。 ワタクシはよく知らないのですが「白い巨頭」のドラマのオープニングの 塔の絵はこの人の作品らしいのです。
世間では空想建築家といわれておりまして、夜の植物園とか巨大な風車とか 何に使うのか皆目検討のつかない建造物とかそういったものを 一切人物を廃して静物のように 巨大なキャンパスにアクリル絵の具で描いているのです。 建築に興味ない人には面白くないかもしれませんが ワタクシはその不思議な雰囲気が大好きなのです。 もしよろしければ、行ってみてくださいな。 ギャラリーなのでタダだし。人もあまりいません。 と書こうと思ったのですが、最終日があしたなので ありゃりゃ一足遅かったかと言った感じです。 Ksnaは画集を買って浸っています。
ポストカードをはっつけておきます。・・・著作権とかまずいかしら

 

トランプ

ワタクシのすんでいる駅の本屋さん(ほうりんどう)では世界のトランプフェアをやっています。各国のトランプを販売していて(1000円程度)中身もサンプル帳で確認できるので、ちょっとした暇つぶしにはもってこいなのです。ロートレックやギュスタフモロー、動物やガーデニングと楽しい柄がいっぱいなのです。その中でもKanaのお勧めはなんといってもピーターラビットの円形のトランプ。デザインと子供がケガをしにくいようにとのことなのですが飾るだけで楽しそうです。

日本製だというのがこのトランプの致命的なオチです。

 

冬空

冬空が美しい朝の出勤の道。裸の木々の線がすき

八重洲ブックセンター

たまたま立ち寄った八重洲ブックセンターで竹久夢二の版画の展示即売会をやっていした。Kanaそんなに夢二に興味は無いのですが。ゆっくり見ていると分かるような気がします。筆遣いや色合いをみているとこの人だけのモノを強く感じるのです。上手くいえないのですが。あとやはりもう一つは数なのだと思うのです。コレも上手くいえないのですが大衆に溶け込んだデザイン・・・浮世絵とか漫画とかと同じ位置にいて薫り高い雰囲気を持ち合わせていること・・・う〜ん。

この文章は推敲していないなぁ・・・。

 

プレゼン

きいてください。今年に入って2件のプレゼンをやったのです。一つは保険会社のパンフレット、もう一つは部品メーカーのパンフレットとチラシ。

微妙なのです。

保険会社のパンフレットは2位だったらしいのです。それでため息だったのですが、先方の現場の方が随分と買ってくだすったらしくプレゼンで闘った「個人向け」保険パンフではなくて「企業向け」保険パンフレット2種類をウチ(っていうかKana)におねがいするわということになったらしいのです。負けて悔しいような2種類も取れて嬉しいような微妙な感じなのです。

もう一つの部品メーカーのプレゼンはパンフレット(ページもの)は落ちてチラシ(単ページ)は通ったらしいのです。それが落ちたり通ったりの理由がデザインなのか見積もりなのか分からないのが微妙なのです。パンフは落ちて当然の時間の無さだったのでチラシにだけ力を入れていたのでこれまた微妙な気分なのです。

でも今までやった大手とのプレゼンでは勝ったことが無かったので少し嬉しい最近のKanaの仕事っぷりなのでした。たとえデザインの下請けだとしても、デザインができることは幸せなのです。

部品メーカーのプレゼン落ちたらそれに使ったデザインを新しいこのサイトの表紙に使おうと思っていたというのがオチです。

 

マンション

去年母親が言いました。「将来に備えてマンションが欲しい」
なるほど銀行は最早当てになりません。リスクのある投資もできません。マンションならば人に貸して収入にもなるし自分の資産でもあるわけです。盗まれたりしない分、金やその他の貴金属よりよいのでしょう。

そんな訳でKanaは母親が新聞で見つけた飯田橋の新築物件のモデルルームに行ってまいりました。販売開始の前日に。飯田橋駅から徒歩10分、神楽坂駅からもそんなに遠くない位置にある。現地を確かめ話を聞き・・・なかなかいい物件な様な気がしてきました。値段的にも都区内では極めて異例の安さ。スポンサーは大手だから間違いないし。なによりKanaが気に入っている建築デザイナーの手が少々入っているのでした。

親を連れて行って話をきいて、賃貸にしたときの相場、固定資産税等々を吟味した結果翌日には購入しました。

っていうかKanaが住む気満々です。完成は今年のクリスマスくらいなのでソレまでにしっかりした職について月15万くらいで返してゆこうかともくろんでいます。ギンレイホールも近いし。神楽坂の石畳横丁もすぐソコです。田舎もののKanaの夢は都区内に住む事。中目黒の和のアパートも見せたかったけれどもこの部屋もあそびにきてくれい。

 

ちくちく

おなかがときどきちくちく痛む盲腸ではないかと疑っています。大切なオトモダチがスゴクスゴク辛い病気にかかって命が危ないのです。一年以内の摘出で6月予定と言っていたのに急に3月1日の手術になったのです。スゴクスゴク、言葉にならない事があるのです。むねがちくちく痛いのです。本人はもっとずっといたい。

 

うふふ

あなたもよくご存知の大切なオトモダチが結婚式なのです。純粋に嬉しいです。なんだかワクワクします。ワタクシにはまだ結婚とかそういう感覚がないことに少し申し訳ないような気持ちも含みつつ。人の幸せは本当に嬉しいのです。

結婚式の返信用はがき個人アテなのに御中と書いた愚かなKanaを許してください。恥ずかしくて結婚式にいけませんわ。(しっかりと出席に丸をつけてしまった。)

 

小人

あなたとわたしはもちろん違う感覚の持ち主だけれども、たとえば、すごく例えば、いきなり「小人」とか会話に出てきても平気でそのままさくさく話がすすむのがよい。(「小人」は仮の何かを示します。)

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私の周りの男の子はそんな人がおおいので好きです。たとえば私が「もうつかれたにゃー」といえば「そーなのにゃー?」と平気で返してくれる(いいのか?それはいいことなのか?)人たち。例えですってば

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普通の人はその時点で一回話が止まりそうだから。

例えばその架空の何かで話を進めるとき、あなたは「小人」に性格付けができる人。ワタクシはその「小人」の周辺設定をしちゃう人。みたいな感じかしら。全然違う方向だけど意味合いは通じるところがうれしい。

その上であなたのセンスがすごいなといつも思うのです。メールの文章にあった「白い帽子を買った日に」一見詩的な文章だけれども、いや本当に白い帽子を買ったということを書いているのですけれども、白い帽子を買うという言葉と行為がちゃんと春の季語になっているところがステキっぷりです。ソレが文章のはじめの「早く春は来ないかしら」に絡んでいるところに文章の妙を感じてしまうのです。

春がきたら出かけましょう。前の仕事を辞めた所為であまりレストランとか注意を払わなくなりましたけれども。

 

春がきたら出かけましょう。前の仕事を辞めてからあまりレストランとか注意を払わなくなりましたけれども。そうですね。澁谷の公園通りの裏にある一軒家の洋館のカフェの2階で緑いっぱいの庭をながめながらゆっくり紅茶を飲むなんてのはどうでしょうか。

 

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