nikki The Book of Days. 毎日、のらりくらり書き綴ってます。

 

2006年11月nikki

 

06/11/30 原田弘之

昨日はKanaのココロの師匠K姉さまに誘われて日本大学カザルスホールで行われた原田弘之さまのピアノコンサートにお付き合いさせていただきました。K姉さまは原田弘之さまのお母様とお友達だそうで、そのお母様がはぐチャンのよう(ハチクロ)なダイナミックな抽象画を描かれるのだそうで、姉さまが「尊敬する・すごい」というからにはよほどのお人なのだろうと、勝手に想像し…

話は戻りまして原田弘之さまです。
今回の ピアノはモーツアルトだったのですよ。

正直自分で弾いてきた曲もあるので、コメントしづらいのですが、「トルコ行進曲」とか小学校の頃Kanaもピアノ発表会とかありまして半年くらいみっちり練習していたのですよ。
ピアノなど弾けなくなった今でも「ここは転ばないように注意、とか、この音は絶対大切」とか、その曲に対する経験が体に染み込んでしまっているので、どうしても、他人の自動車の助手席に乗っているような違和感を感じて辛かったです。(ブレーキを踏み込むタイミングが違うとか、ウインカーの出し方や加速の仕方が違うとかそういった感じ)ちょうど2階のテラス席で原田さまの指の動きまで見えるので、「こ、この人自分と全然弾き方違う」と相当なショックを受けました。

後半の幻想曲とかKanaの及ばない高度な曲になってくると、原田様本領発揮で超絶な技巧を見せていただけました。日本を代表するピアニストはやはり違います。(そんな人と自分の弾き方を比べるKanaって…)

多分原田様は「自分らしいピアノと言う形」であのトルコ行進曲をやったのだろうなと。でも、この方はモーツアルトではないような気がいたしました。むしろCDなどもだしているムソルグスキーやショパンのほうが、ずっと、曲を引き立てるんだろうなと勝手な想像をしてしまいました。

でも何年ぶりのピアノコンサート。サントリーホールでの初のトリプルピアノ依頼ではないかい?と思いつつ。
K姉さまも昔はピアノ弾きだったそうで、ソナタやチェルニーのピアノ談義に花をさかせるなんて大学で保育科にピアノを少し教えた頃以来ではないかしら、と、なんだかとっても幸せな気分になったのでありました。

原田弘之



 

06/11/26 木村伊兵衛

銀座のエルメスの8階ギャラリースペースで「木村伊兵衛のパリ」展を開催しています。
木村伊兵衛は「ライカの名手」と言われたカメラマンであります。
彼のパリ時代の写真を100点ばかり展示していますが、この展示方法がすばらしい。コンスタンチン・グルチッチさんというインダストリアルデザイナが手がけているのですが、厚手のマット紙にプリントされた写真が額縁に入れられてガラステーブルの上に並んでいるのです。そしてテーブルのガラスの上に、写真のタイトルプリントされていると言うオシャレっぷり。一部写真は壁一面に拡大プリントされて、これも展覧会のよい雰囲気をかもし出しています。

はじめて意識して木村伊兵衛の写真を見ました。
1950年代のパリの匂いを華麗に切り取っています。スナップからポートレート、風景まであらゆるものを赴くままに撮っています。個人的に一番気に入ったのは、この展覧会のポストカードにもなっている夕暮れの大通りからオベリスクとエッフェル塔が二本並んで見える写真。写真自体はボケているのですが(夕暮れだもん)、夕焼けの色と蜃気楼のようなエッフェル塔、帰り道を急ぐ人たちに、これでもかって位パリが凝縮されています。

知っている人も知らない人も、一度見ておくとよいかと思われます。エルメスの8階にこんなステキなスペースがあったのかとそれを楽しむだけでもよいでしょう。ガラスブロックでできた壁、夜になると表通りのネオンの明かりが形をぼかして店内に入り込み幻想的な空間になります。それを楽しむだけでも一見の価値があるかと思います。

「木村伊兵衛のパリ」展 〜2007年1月21日まで
開催時間11時〜19時。最終入場18時30分。



 

06/11/26 シャンプーリンス

佐内正史
という写真家の「シャンプーリンス」という写真集(エッセイ集?)を見る。
…あるお友達が言った。「どんな写真をみても彼の写真なら一目でわかる。」
懐かしいような「ざらっとした」写真を撮る人だなと、ざっぱにそう感じた。
夏、庭木に水をまく上半身裸のおじさんの後姿。でも浅い発色で、空の色も抜け落ちているので、おじさんが裸でなかったら、多分季節の想像がつかない。きっと夏らしさなんて求めてないのだろうな。にごった色使い。「今風」では無い感じ。すこし羨ましい。技術以上に感覚をくすぐられる写真家だとKanaは感じました。

 

06/11/26 ありがとう。

社交辞令でもいい。
ワタクシにとってとても、とても憧れな人に
「きれいな写真を撮りますね」と言われたのです。

その一言がただただ嬉しくて。

 

06/11/26 夜のガスパール

061125-1

ビルの屋上に積み重ねられたエアコンの室外機達、それはそのまま六本木のビル郡のミニチュアのよう。

誰も見にこないその場所でそれぞれが黙々と仕事をこなしつづける。

 

06/11/26 roppongi

061125-4

3人で飲むのは何年ぶりでしょう。結婚式以来会っていない友達が一日だけ東京に戻ってきたのです。高校の頃から変わらない仲間。新宿で飲んで、2次会は六本木の馴染みのバーにとっても久々に顔を出して。なんだか懐かしいことずくめ。

話しぷりも、性格も変わらない。同じ侭で、同じままで、15年すごしてきたのです。許しあって生きて来て、同じように生きてゆくのです。

8階のバーの上の屋上が開いていたので(初めてこのバーに来た夜以来…8年ぶりに屋上の扉が開いていたので奇跡を感じました。いつもは施錠されています)、3人で東京の六本木の夜景を眺めました。ただ、それだけのこと、でもこういうことってなんだかいいな、とKanaは思います。

 

06/11/26 バー

061125-3

お友達がバーの注文で平気でスコッチウイスキーを頼んでいる姿に時の流れを感じます(Kanaは相変わらずバーボンです)。お友達は東京ではない場所でホテルのお仕事をしています。「東京ミッドシティにリッツカールトンが入るよね」なんて言葉も出てきます。目の前には煌々と輝く建設中の東京ミッドシティが見えます。手前のビル郡が小人さんのように小さく見えます。
六本木ヒルズもそうだけど、東京には再開発と言う名目で楔のような巨大建造物がどすんどすんと建っていきます。その付近の地価は急に高騰します。昔から普通にそのあたりに住んでいる人の生活は、どうなっていくんだろうな、と思ったりします。巨大な複合商業施設と巨大な複合商業施設の間に寂れた空洞地帯ができたりしないのかしらと思ったりします。

バーの窓から眺める景色も8年前とは大きく変わりました。たくさんのマンションやビルが建っていきます。以前は眺めることのできた新宿新都心もマンションに隠されて望むことができません。このバーに来るといつも、Kanaは東京を感じます。

JAZZBARだと思っていたのですが、今日のピアニストはバグダットカフェの「Colling you」なんかを弾いていました。東京の深夜ぴったりの曲だとKanaは思います。

 

06/11/23 わたくしという紙

お友達から「昨日いいことがあったから今日は元気!」というメールをもらったのです。きっととてもステキなことがあったのでしょうね。恋かしら、お出かけかしらと勝手に想像しながら。

きっと彼女はその「いいこと」を自分のものにできるのだろうなと思って、ではKanaはどうなのかしら?と自分を振りかえるのです。

ワタクシの周りにもステキなことはたくさんあって、それらは確かにワタクシの肌に触れていくけれども、ワタクシはそれらを受けはするけれども、受けきらず、かわしてしまう。風の中の紙のように。強い力には、いいことも、悪いことも、すぐに影響を受けるくせに、受けきることができずに、ひらり、ひらりとかわしてしまう。ステキなことはワタクシの周りをすり抜けていってしまう。

大切なこと、得たかったことを自らずっと、両の手の平から流れ落ちる砂を眺めるように捨ててきたのだと、今は思うのです。

でもKanaはいまだ手でおわんを作る方法すら知らない。

だめですね。

 

 

06/11/23 blog

ずっとCSSをおざなりにしてきたKanaにはブログってやつは難しいです。こそこそ作っています。コンテンツが増えたらアップいたします。Kanaが持っている雑貨や小物をただただ紹介する至極個人的なブログ。完全に個人の好みの紹介です。なんて自己満足。

 

06/11/23 手で絵を描くということ

手で絵を描かなくなってどれくらいになるでしょう。ものすごい大ラフは鉛筆で描くけれどもあとは全てパソコン上で描く昨今。花でも、小物でも、大概のものは描けるけれども、久々に手にペンを持って紙に線を走らせて見たら、何一つ満足の行く形を得られなかったことに驚いた。。あわてて、ペンを変えたり、鉛筆ににぎりかえたりしても、ちっとも思いの線が引けない。もともと、へたっぴだけど、ここまで手が凝り固まっているとは…。

イラストレータを使って線をひくのならパソコンに取り込んだ大概の画像を写し取ることができるのに。自分自身で何かを生み出す力がなくなっているのだ。

なんだか怖かった。
少し反省をして、しばらく手でモノを描くことにしてみるよ。

 

06/11/22 神咲まゆみさん:LIVE

断言します。
例え今日突然世界が虚像だと判明し、全ての真実が瓦解しポリゴン化していったとしても、やがてその擬似理念すら崩壊し、景色も色も匂いも1と0の間で平面化し、世界がただ一面の白い無と化していったとしても。

Kanaは神咲まゆみさんの歌声が心にある限り立ち向かっていける。

今日Kanaは初めて神咲まゆみさんのライブに行きました。ずっと会いたかった人のライブ。でも一度も顔を見たことのない人のライブ。
過度な期待をせずに冷静に見てみよう、と思ってしまう臆病なKanaのココロとは裏腹に、会場は彼女のライブの時間に向かうにしたがって、お客さんの数を増やしていきます。
4人の女性シンガーの単独ライブ、そのトリを務める神咲まゆみさんのライブはさらりとはじまりました。思いのほか小さなそのお方は嵐の王のように、強大な暴風を伴ってKanaのココロの中をこれでもかってくらいかき乱していきました。
かわいい歌。やさしいメロディ。そして圧倒的な歌唱力。そしてメガネ属性(!)

神咲まゆみさんはシンガーソングライターです。
歌の内容はとってもかわゆく、世の男性のそうであってほしいと願うような、女の子の恋のイメージをそのままに、上手に歌詞にしています。メロディーはちょっぴり懐かしいpopな感じ。でも、一度聞くと、ああ、これは彼女の曲だとわかる独自性を持っています。
そしてそれを神咲まゆみさんが歌うと―――
本人の声と歌詞とメロディーが、完璧に調和して他に絶対真似できない神咲まゆみワールドを展開しています。
ギターの方を含めたおしゃべりもとっても上手で、歌に絡めた小物やダンスの使い方も粋で。ぐうの音も出ません。

甘かった…Kanaはこの人のライブを甘く見すぎていました。

自分に似合った服を選べ、まとえるように、神咲まゆみさんは彼女に一番似合う歌を身にまとっているとKanaは思います。彼女が作った歌は彼女の声とダンスがあって初めて完成するんだなと。他の誰であってもだめなんだろうなと。その完璧な世界のウツクシサ。そしてその歌のまっすぐさ―――

そして、そこまでになるために並々ならぬ努力をしてきたんだろうな、と。

小さな彼女の笑顔と元気な歌にKanaは鳥肌が立ちました。血の気が引きました(ああ、大仕事を不意にしたとき以来だなと思いつつ)。涙が出そうになりました。ライブが終わって全力で外の空気を吸いに行きました。
茫然自失に夜の街を写真をとりながら帰りました。
ワタクシはあの方の1%でも人生をがんばっている?
帰り道はずっと彼女の歌が頭の中でやさしく響いていました。

どんなに世界が壊れていっても、彼女が歌う完璧な世界は砕けることはないと知ってしまったから。

Kanaは神咲まゆみさんの歌声が心にある限り立ち向かっていける。

そんな気分。

神咲まゆみ Official Web Site
http://www.kanzakimayumi.com/


 

06/11/22 神咲まゆみさん:歌のこと

40になっても、50になっても。60になっても、70になってもワタクシはこの歌に癒されるだろうと、ライブを聞きながらKanaは確かにそう思ったのです。

きっとその歌の中の言葉は、みんなが若い頃持っていて捨ててきてしまったココロの声。Kanaが若い頃得ることもできず、必要ともせず、今ごろになって、必死で追い求めているもの。誠実であること。まっすぐであること。やさしくて、穏やかで、せつないもの。無垢で純粋で強い言葉達。

 

06/11/22 神咲まゆみさん:おまけ

神咲まゆみさんはちっちゃくて、かわいくて、ショートカットで、メガネさんで。シャア(大佐)とブライスが好きで。今回のライブではひざ上スカートにワイシャツ、セーター、ネクタイ、白のハイソックス、黒い靴とステューデントなスタイルで登場してらっしゃいました。

そして

CutiePaiのまゆちゃんにそっくりさんです。

あくまでそっくりさんです(強調)

CutiePai Official Site
http://www.cutiepai.com/index.html


 

06/11/22 night waker

061122-1

夜の雑貨屋さんの外を通ったとき、懐かしい中目黒の匂いがした。あの人からの音沙汰が途絶えてから1年を過ぎてしまった。そういう忘れられ方は、Kanaは嫌いではない。Kanaはあの人を忘れない。

061122-2

同じ場所の写真だけれども、ホワイトバランスやシャッタースピードを変えると別の場所のような色になる。奇抜なものは置いていないのだけれども美しいお店だな。

061122-3

渋谷でのお約束(?)バス基地とその上の巨大団地を近くで見てみた。やっぱり圧巻。

 

06/11/22 渋谷駅

061122-4

GRDIGITAL 22:11:03 渋谷駅 フォーカス:オート F9 8秒 ISO64
撮影サイズではあらゆる看板の文字が読めます。

 

06/11/21 下世話な話

東京タワーを見た晩にね、ええその日ボショレーヌーボー何ぞ飲んだのがいかんかったんでしょうかね。広末の足がきれいだということを語ったのがいかんかったですかねぇ。(東京タワー風に一応九州弁風)

絶望的な吐き気と下痢(それが半端でなくワインでありんして)に襲われましてな。それはひどいもので、幼少からの記憶にあるものの中でもTOP3にはいるひどさでありましてな。もう苦しくて起きて…

…悩むのですよ。トイレに駆け込んでから

上から出すべきか、下から出すべきか。(きゃ〜)

ビール一杯にワイン3杯なのに、飲んでからもう3時間もたってるでしょうに、ちっとも吸収された気配無く、全てを体の外に出さん勢いで。てゆうか、出てくる量はビールとワイン足した量をはるかに凌ぐわけで…ワタクシの体の中から必要以上の水分がジョビージョビジョバー(あのCMはどこに行った…やはりメーテルがまずいかったのかと現実逃避。)

翌日からは高熱。今日の午後何とか回復。以上。Kanaさんの東京タワーの感想でした。(ええ〜?!)

 

06/11/21 中華

今日は決して犯人を逃がさない、4大中華料理店を考えてみたよ。

「中華料理 名耽亭 湖南」

…ちなみに4大は 広東・北京・四川・上海だからね。湖南はちがうよ。

今日は決して戻ってこない萌え系ヒロインを考えてみたよ。

「の〜りタ〜ン」

ふふ、みんなにはちょっとむづかしかったかな。英語だからね。大人になってから考えてね。
(ええ、病人のうわごとですって。もう、ほっといておくれよ。(涙))



 

06/11/15 苦節3ヶ月…

今週の土曜日(11/18)はみんなでこれを見るだすよ!!

http://wwwz.fujitv.co.jp/tokyotower/index.html

フジテレビ「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」

2006年11月18日(土)21:00〜23:29
★大泉洋出演

出演:田中裕子、大泉洋、蟹江敬三、広末涼子 ほか
原作:リリー・フランキー
公式HP:http://www.fujitv.co.jp/tokyotower/

※代役には、お笑いコンビ、ドランクドラゴンの塚地武雅さんが起用されました。 (←微妙につっこみづらい…)



06/11/15 いたずらなkiss

BSでいたずらなkissという名の台湾ドラマの予告編をやっていたのですがね…

吹き替えではなくて字幕なのですよ。字幕なのは良いのですがね、役名が日本人なのですよ「琴子」とか「入江」とか…微妙…

…まぁ、それだけならいいのですがね

なぜか会話の一部が大阪弁なのですよ。…字幕でですよ。

字幕で「まじっすか」「なんでやねん」とか表示されてるんですよ。地震で家が主人公(琴子)の家が崩れ落ちて入江の家に居候することになっちゃうんですよ。主人公の家だけひびが入って倒壊するんですよ。

……ええ?!もともと日本の漫画が原作ですって?!
…なんだか全てが納得いってしまい、面白いような面白くないような。
そんなわけで「悪作劇的吻」は字幕の日本語が大阪弁と言うすばらしい台湾ドラマです。以上。主人公の男の子がかっこいいです。



 

06/11/14 ええ、酔っ払いですが、なにか?(開き直り)

なんだかかっちょいいお友達のお誕生日会に呼ばれましたよ。Kanaは牛の貯金箱と亜烈士ー←まちがい(アレッシー)のソムリエナイフを持っていってみたのでございますが。みんなの持ってくるお誕生日プレゼントの品々の圧倒的なセンスに感動したのであります。かわいくてかっこよくて…そして深い。

ベクトルの方向はどこでもいい。ただ、みんな、それぞれが自らの感性を確立していることが美しい。Webのお友達以来の素敵な方々にKanaは圧倒されっぱなしでした。

通常の会話にビレッジバンガードとか出てくるともううれしくて。

風邪気味にお酒で絶望的に酔っ払ってまた反省なのですが(このヒトはお酒を飲むと反省以外ない人ですな(涙))はじめてあったのに、また会ってみたいな、と思える人たちに出会えたことが幸せ。ジープやフォルクスワーゲンの話が出てきたので、昨日会った鎌倉夫婦のフォルクスワーゲンバスの写真を載せておきましょうね。

061111-4

やさしい人たちに会いました。それが幸せ。

おやすみなさい。

 

06/11/12 おやすみなさいnikki

結婚して鎌倉に引っ越したお友達に会いに行ってきました。海を見ました。

061111-1

お友達に出会ってもう5年にもなるのですね。淡々と、時は過ぎてゆきます。

061111-2

Kanaはお友達は本当に少ないけれども、本当に好きな人で固めているなぁ。と自分でもあきれてしまうのです。お友達にとってのKanaは欠片でしかないけれども、Kanaにとってのお友達は限りなく全てなのです。鎌倉の空は高く、どこまでも高く、空気が澄んでいて、泣きそうになります。(いや、仕事の所為で目が痛いってのが大きな理由…なんてことは間違っても書いてはいけません)

お友達の住んでいるお家は、迷いそうな深い路地の奥、小川を渡った中庭から入る不思議な造りの集合住宅。例えるなら今はやりのコーポラティブハウスのよう。違う例えをするならばパリのアパルトマンのような構造。
無機質な外観。でも一歩内の中に入るとそこは昭和40年代の匂いのするちょうどよい大きさのフローリングのお部屋で、そこに60〜70’Sなアンティーク家具や無印の電化製品、裸電球など、完璧なセンスで生活空間を構成していて、さすがデザイナー夫婦とため息をつかずに入られません。

美しいものの中にいられることの幸せ。

061111-3

とっぷりと日の暮れた路地を駅に向かいます。秋の澄んだ空気が、恐ろしくきれいな青の色を出します。空気はとても冷たく、秋の深さを思ったのでありました。

おやすみなさい。

 

06/11/6 同潤会マップ(試作型)

同潤会マップ。試作型アップしています。Javaxcriptが170KBくらいあるので立ち上がりが遅いです。javascript+xml+html。制作にはKsmapというサイトのスクリプトを使用しています。

http://www.dmqb.com/map/d_map04.html

最初に右上の使い方を見てやってください。拡大縮小がマウスホイールになっているのでMacのヒトは使いにくいですよね…。

今回は「同潤会アパート」と「同潤会普通住宅」をいれていますが、年内に分譲住宅と職人向け住宅をいれて、もう少し見やすくできればと思っています。ズームに関しても何とかしたいと思いますのでお待ちください。

街づくりという点で同潤会普通住宅の地図は面白くて、特に
●砂町普通住宅
●荻窪普通住宅
●荏原普通住宅
を拡大すると、街の特殊性がよくわかります。

解体中の江戸川アパート・青山アパートの航空写真、上野下アパートと三ノ輪アパートはまだその姿を見ることができるので楽しんでやってください。
あと、同潤会跡地が軒並み巨大マンションに変わっている様も実感できますよ。
でも、一番がんばったのはヘッダ部分の波紋スクリプトなんだけどね…

http://www.dmqb.com/map/d_map04.html

 

06/11/6 同潤会マップ(試作型)2

団地迷宮ファンにはおなじみの(いないから)波紋スクリプトをなんとマスクをしてみよう、という無謀なことに1ヶ月ほどかけました。一つのマスクにひとつの背景が必要なら波紋のように増殖するマスクには、そのひとつひとつに背景が増殖しなくちゃだめなんじゃん?ということで、波紋が発生するたびに背景も自動生成させてみたら、思ったとおりスクリプトが複雑すぎて重くて重くてうごきません。きっとものすごい処理をしているのでしょう。
一パターンの波紋(3つで構成)には1つの背景で間に合うことを発見し、自動生成で並べるのが重かったので、手作業でならべてみました。一度並べてしまえば、あとは、背景画像の親画像をかえれば、それに伴いインスタンスが一括して変わってくれるので楽であります。リンクをつけるのも簡単であります。

もう少し素敵な波紋マスクの画像にしたいよねと思いつつ。

 

←2006.10