2002/8/12

1
2
3
4
5

 

 

ばっちゃん家のお風呂はとても暗い。少し離れにあるので少し怖い。ちょっと前までは、薪で風呂を焚いていたんだ。丸くて深い五右衛門風呂だった。今はプラスチックの浴槽だけど、今でも熱源は薪なんだよ。
お風呂に浮いている温度計の船はKanaが記憶にあるかないかの頃からソコに浮いていたからきっと20年以上の歴史があるね。
今日は時々踏み切りの音がする以外とても静かな故郷のお風呂の話をしよう。

 

 

 

お風呂の明かりは裸電球一つなんだ。
とても暗くてとても落ち着く。

お風呂の扉は横にガラガラっと開くんだ。ふすまみたいな感じ。透明なガラスがはまっていて、暗い廊下が見えるのがまた微妙に怖い。廊下の右が古いおトイレ。お便所と言ったほうがあっているかしら。左の隣が物置部屋。左奥が母屋なんだけどこの廊下の通りだけ空気が違って怖いんだ。

目の前のカーテンの向こうは障子にガラスをはめ込んだみたいな感じでその向こうは中庭になっているの。昔は池になっていたんだけど、傍の川が氾濫するたびに鯉が逃げたので埋め立てられちゃった。

お風呂の隣の納戸。お風呂との間の壁に四角い穴が開いているの。→
昔はあの穴の傍に明かりを置いていて、2つの部屋の明かりを一つでまかなっていたみたい。 納戸の天井がまた木を編みこんでいるみたいで面白い。↓

あんなに怖かったお風呂も朝見ると、こんな感じ。ちっちゃなカワイイお風呂なのでした。奥のドアの向こうはこれまた中庭なのです。

今日はこれからお墓参りに裏の山に上って見ましょう。

その3へ

close