
おばあちゃん家は表と裏の二つの家ある。Kanaは表の2階にいつも泊まる。上の写真の左上の窓の部屋がそう。お客さんはだいたいそこに泊まる。古い瓦屋根が裏。古いけど何も高価なものはない。ふるい質素な家だ。 |
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農作業道具。使われなくなって久しい。
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裏の裸電球。ココはずっと時間が止まっている。裏と表は中庭を挟んでいるけれどもひさしでつながっている。昔、よく、ここで蚊帳をはって寝た記憶がある。田んぼから入る風はやはり涼しかった。遠い昔の話だ。 |
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この部屋は今は亡きおじさんの絵の部屋だったり涼む部屋だったりした。夏は昼下がりをココで涼んで西瓜を食べたりした。ガラスの障子を開くと田んぼが広がっている。たたみに座っていつまでも眺めていた。夏休みの記憶。
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古い裸電球の下は大きなレンガの炊事場になっている。キャンプ場にあるみたいな、もちろん焼き物には薪を使う。 |
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ココの炊事場で昔は畑の収穫なんかをためたりもしていた。左のほうになべが見えるでしょ。
お芋や大根やカキを干したり、お漬物を作ったり。そばには井戸もあるけれども、今は飲む事はできないんだ。
お正月は親戚が集まってここで、お餅つきをした。餅つきをして箱に並べたお持ちはやっぱり裏にしまわれていたっけ。おじいちゃんが年を取って、電動餅つき機を借りたけど、一回しか使わなかった。ついた方が早いということがよく分かったんだと思う。
今は餅つきもしない。ただ空っ風が寂しそうに渦を巻くだけだ。時とともに朽ちていくのを待つばかりだ。
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納屋というのかしら?冬は収穫後のにんじんや球葱をつるしていた。右にガラスの戸棚があって(見えるかしら)、苗や観葉植物なんかを冬しまっていた。奥の右のほうに2段くらいの籠があって鶏を飼っていた。田舎の農家らしい風景があったんだと思う。左の棚にサボテンたちがいる。
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左の奥に裏の部屋が見える。その先をまっすぐ歩くと炊事場にぶつかる。
裏は2階建てで間の前の倉庫?の左の隅に2階に上がる階段がある。
炊事場の奥にもある。裏はキシンデイル。いつか崩壊するのではないかと
心配している。
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表2階の部屋から見た田舎の風景
日差しは既に夕暮れを匂わせて。
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玄関脇のじゃらじゃらのれん。大昔からある。なんかすきなんだ。
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表の2階から裏を見下ろしてみる。お風呂の煙突がラブリー、お風呂の先がおトイレになっていて、そのまま裏につながっているわけです。屋根がちょっとづつ軋んできて、幾たびもの床下浸水で土台は腐っているけど、なるべく長くこの景色を眺めていたいと思うのです。
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お台所から裏を眺める。昼下がりの光が適度にけだるい。それを朝顔と簾でカーテンしている。朝顔は毎年毎年咲く。この風景もKanaは大好きだ。 |
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おまけじゃないけど
笠岡行きのバス。最終16時21分・・・少ないじゃん。とか思って待機していたら思いっきり16時19分には通り過ぎていった、うちからバス停まで10秒なのよ。しかもソレが最終なのよムキー(怒)。仕方なくハイヤーを頼むKana。思いっきり腹立たしくて(お年寄りや観光客に優しく無いわよ!!!)文句をつけようと笠岡駅の井笠バスセンター(井原と笠岡の略)の総合案内所に乗り込もうとするKanaしかし、ソコには年取ったおじいさんがひとりぽつんと座っているのみ。・・・。・・・。このヒトに何か言っても悪いような気がして、ハイヤー代1600円返せなんてとてもいえませんでした。は〜ん。
そんなわけで損な訳で、次回は岡山県倉敷市でKanaがであった。そんな奴等と、Kana昔の街を自転車で走る、をお届けします。
倉敷へ
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